今回はレンヌ美術館コレクションの第2弾。
ロココから抽象主義までをご紹介させて頂きます。
この時期になると徐々にキリスト教芸術から離れて、風景画へと移行して行きます。
日本でも最も馴染み深い画家が多いのも特徴です。
見たままで楽しめる作品が多いので、ぜひお気に入りの1枚を見つけてみてくださいね。
- Jean Siméon Chardin (1699-1779)
- Charles-Joseph Natoire (1700-1777)
- Francesco Casanova (1727-1803)
- François-André Vincent (1746-1816)
- Jean-Baptiste Camille Corot (1796-1875)
- Octave Penguilly L’Haridon (1811-1870)
- Louis Devedeux (1820-1874)
- Felix Jobbé-Duval (1821-1889)
- André Charles Voillemot (1823-1893)
- Eugène Boudin (1824-1898)
- Louis-Marie Baader (1828-1920)
- Ferdinand Chaigneau (1830-1906)
- Alfred Sisley (1839-1899)
- Odilon Redon (1840-1916)
- Luc-Olivier Merson (1846-1920)
- Louis Henri Saintin (1846-1899)
- Gustave Caillebotte (1848-1894)
- Paul Gauguin (1848-1903)
- Édouard Toudouze (1848-1907)
- Jean-François Raffaëlli (1850-1924)
- Thomas Alexander Harrison (1853-1930)
- Władysław Ślewiński (1856-1918)
- Emmanuel de La Villéon (1858-1944)
- Édouard Charles Hulton (1858-1935)
- Charles Cottet (1863-1925)
- Paul Sérusier (1864-1927)
- Paul Ranson (1864-1909)
- Émile Bernard (1868-1941)
- Georges Lacombe (1868-1916)
- Maurice Denis (1870-1943)
- František Kupka (1871-1957)
- Edgard Maxence (1871-1954)
- Georges Rouault (1871-1958)
- Jean-Bertrand Pégot-Ogier (1877-1915)
- Raoul Dufy (1877-1953)
- まとめ
Jean Siméon Chardin (1699-1779)
Pêches et raisins (1759)
フランス、ロココ前期を代表する重要な画家です。
Le panier de prunes (1759)
Charles-Joseph Natoire (1700-1777)
La prédication de Saint Etienne (1745)
フランス、ロココ期を代表する画家です。
Francesco Casanova (1727-1803)
Rupture d’un Pont de Bois (1775)
イタリアの画家、作家で有名な、ジャコモ・カサノヴァの弟でもあります。
Attaque de voleurs
盗賊に襲われるシーンです。
Scène d’ouragan
嵐が来た時の様子です。
Voyageurs Surpris par un Orage (1775)
雷雨に驚いた人々を描いています。
François-André Vincent (1746-1816)
L’Enlèvement d’Orythie (1783)
フランス、新古典主義の画家で、ジャック・ルイ・ダヴィットのライバルと言われていた。
2人は同じ師についていました。
Jean-Baptiste Camille Corot (1796-1875)
Le Passage du gué, le soir (1868)
フランス、バルビゾン派を代表する画家です。
Octave Penguilly L’Haridon (1811-1870)
Les Petites mouettes, rivage de Belle-Isle-en-Mer, Port-Donan (1858)
軍人でもあった画家です。
Louis Devedeux (1820-1874)
Le marchand d’esclaves (Asie Mineure) (1867)
フランスの画家ですが、それほど有名ではないようです。
Felix Jobbé-Duval (1821-1889)
こちらの作品はGoogleのポリシー違反に該当する可能性があるため掲載を控えさせて頂いております。
La Fiancée de Corinthe (1852)
フランスの画家、政治家としても名を馳せました。
André Charles Voillemot (1823-1893)
こちらの作品はGoogleのポリシー違反に該当する可能性があるため掲載を控えさせて頂いております。
Velléda (1869)
フランスの画家です。
Eugène Boudin (1824-1898)
Trouville, les jetées marée haute (1885) 上段
Cour de ferme (18891890) 下段
海洋画家として名高い画家です。
Louis-Marie Baader (1828-1920)
L’Heure du goûter dit aussi Bretonne racontant une histoire à son enfant
Ferdinand Chaigneau (1830-1906)
Décembre
バルビゾン派の画家です。
Alfred Sisley (1839-1899)
Paysage de la vallée de la Seine (1875)
印象派を代表する画家です。
Odilon Redon (1840-1916)
Le Regard (1900)
フランス、象徴主義の画家です。
Luc-Olivier Merson (1846-1920)
L’ange gardien (1881)
サクレクール寺院のフレスコ画を描いたことでも有名です。
Louis Henri Saintin (1846-1899)
L’Anse d’Erquy (1876)
風景、静物画を中心に描いた画家です。
あまり有名ではありません。
Gustave Caillebotte (1848-1894)
Le Pont de l’Europe (1876)
印象派にも属する、カイユボット。
この作品は、同じ構図で数点描かれていて、完成品はスイスジュネーブのプティパレ美術館が所有しています。
但し、スイスのプティパレ美術館は現在一般開放していないようです。
Paul Gauguin (1848-1903)
Nature morte aux oranges (1880) 上段
Vase de fleurs (1880) 下段
ポスト印象派、ゴーギャンの作品です。
Édouard Toudouze (1848-1907)
La mort de Du Guesclin (1903)
フランスの画家、イラストレーターです。
Le Mariage d’Anne de Bretagne (1900)
Jean-François Raffaëlli (1850-1924)
La Bretagne (1909)
フランスの画家です。
風景を多く描いています。
一応、印象派に分類されるようです。
Thomas Alexander Harrison (1853-1930)
November1881
アメリカ人でありながら、フランスで活動した画家。
海洋画家でもあります。
Władysław Ślewiński (1856-1918)
Marine au rocher rouge
ポーランドの画家で、ゴーギャンの影響を強く受けています。
ポン=タヴァン派に属していました。
Emmanuel de La Villéon (1858-1944)
Le père Thureau (1892)
ポスト印象派に分類されているようです。
Édouard Charles Hulton (1858-1935)
Le Musée de Rennes (1900)
Saint-Servan-sur-Merで生まれた画家です。
Charles Cottet (1863-1925)
Femmes de Plougastel au pardon de Sainte-Anne-la-Palud (1903)
1900年の万国博覧会で金メダルを受賞しています。
Orage en mer,Bretagne
Paul Sérusier (1864-1927)
Solitude (1890-92)
ナビ派を代表する画家です。
Le Cylindre d’Or (1910)
Paul Ranson (1864-1909)
La cueillette des pommes (1895)
ナビ派に属するランソン。
ゴーギャンとも関係が深い画家です。
Émile Bernard (1868-1941)
L’arbre jaune (1888)
ポスト印象派の画家で、ポン=タヴァン派に属していました。
クロワゾニスムの代表的な画家です。
Georges Lacombe (1868-1916)
Marine bleue, Effet de vague (1893)
フランス、ナビ派の画家です。
Maurice Denis (1870-1943)
Maternité aux manchettes de dentelle (1895) 上段
Brûleuses de goémon (1890) 下段
ナビ派の画家であり、ゴーギャンと関係の深い画家です。
Le Yacht échoué à Trégastel (1938)
Les Premiers Pas (1911)
František Kupka (1871-1957)
Verticales et diagonales en vert (1926)
チェコを代表する画家であり、印象派から抽象主義まで、様々な作品を製作しました。
本人は主義に囚われることを好んでいませんでした。
Bleus mouvants (1923-24)
Edgard Maxence (1871-1954)
La légende bretonne (1906)
フランス、象徴主義の画家です。
作品は、オルセー美術館が所有しているようです。
Georges Rouault (1871-1958)
Homo homini lupus (1940-45)
フランドルの画家で、モローの弟子であり、マティスの友人でもあります。
Jean-Bertrand Pégot-Ogier (1877-1915)
Matin de Pardon (1913)
フランスの画家であり、自転車競技にも参加するサイクリストでした。
Femmes dans un paysage de Bretagne
Raoul Dufy (1877-1953)
Voiliers dans le port du Havre (1925)
フォーヴィスムを代表する画家です。
Vase aux bananes (1909)
まとめ
いかがでしたか。
作品も分かりやすいものが多く、見たままに楽しめるのが何よりの魅力だと思います。
西洋絵画史的には、印象派の前後の時期は、光をどう捉えていくのかと言うのが一つのテーマになっているので、そう言った視点から眺めてみるとより楽しむことが出来るのではないでしょうか。
また最後の方にご紹介させて頂いた画家の作品は、少しずつ抽象化していっています。
だんだん分かりにくくなって行きますが、ぜひ次回もお付き合い頂けますようお願いいたします。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
なお、レンヌ美術館の詳細、他のコレクションについてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
合わせてご覧になってみてください。
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