パリで最も美食家が集まる通り「マルティール通り(Rue des Martyrs)」。そんな激戦区に、かつての名店「メゾン・ランドゥメンヌ」の跡地を引き継ぐ形で誕生したのが、いま話題の「Le Pain Retrouvé(ル・パン・ルトゥルベ)」です。
店名の「ルトゥルベ(再発見された)」という言葉通り、ここではフランスの伝統的な製法に立ち返り、長時間発酵とオーガニックな素材にこだわったパン作りが行われています。オーナーは、パンの専門家として名高いユーグ・メストロー氏。
開放的な店内に並ぶのは、量り売りのキッシュや、いまパリで大流行中のニューヨーク発祥スイーツ「バブカ(BABKA)」など、個性が光る逸品ばかり。今回は、実際に訪れて感じたお店の雰囲気や、一口で虜になったバブカの味を詳しくレポートします!
Le Pain Retrouvé
店舗名
Le Pain Retrouvé ル パン ルトゥルベ
住所
18 R. des Martyrs, 75009 Paris, フランス
営業時間
06:45 ~ 20:45
定休日
なし
最寄り駅
Notre-Dame-de-Lorette、Saint-Georges:12号線
オーナー
Hugues Mestreau(ユーグ・メストロー)氏 フランスの厳格な職人団体「コンパニョン・デュ・ドヴォワール」で修行。その後、フランス最大手の製粉会社「Grands Moulins de Paris」で技術顧問を務めた、パン作りの「先生」とも呼べる人物です。
独自のこだわり
- 「白いパン」を売らない: 栄養価や風味を重視し、あえて精製された白いバゲットを置かず、石臼挽きの粉や古代小麦、天然ルヴァン(酵母)を使ったパンのみを販売しています。
- 名物「ヌアージュ・トレセ(Nuage Tressé)」: 記事で紹介するバブカ以外にも、生クリームをたっぷり使った「編み込み雲(ヌアージュ)」という名前の超濃厚ブリオッシュが、この店の隠れた看板メニューとして人気です。
最新状況(2026年現在)
現在、18区(Rue Duhesme)と合わせて2店舗を展開。マルティール通りの店舗は、近隣のグルメショップ(クアトルオムのチーズやベルナシオンのチョコなど)と並んで、週末には長い行列ができる「新・定番スポット」として完全に定着しています。
外観

Rue des Martyrsとショロン通りの角にあるのが、「Le Pain Retrouvé」になります。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、ここは「Maison Landemaine Martyrs」があった場所になります。
個人的には、「Maison Landemaine Martyrs」の外観の方が好きだったのですが、、。

賑わいのある通りなので、常に客足は絶えません。

ショーウィンドウからもパンが見えるようになっているので、購入意欲をそそられます。
店内

天井も高く、とても開放的な雰囲気です。

注文すると、出来立てのパンをその場で切り分けてくれます。

木枠に入ったキッシュなど、個性的な商品が並んでいます。
注文するのが少し面倒な感じです。

ヴィエノワズリー系のパンも並んでいます。

商品のセレクトや陳列方法はかなり個性的だと思います。

好みの分かれる店内です。
実食

購入したのは、「BABKA(バブカ)」。
ニューヨーク発祥のパンで、デニッシュやマーブルチョコのようなパンになります。
現在は色々なアレンジが施されています。
評価
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Le Pain Retrouvé ル パン ルトゥルベ
味:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆★★
内観:☆☆☆★★
価格:☆☆☆☆★
スタッフ:☆☆☆★★
購入しやすさ:☆★★★★
場所:☆☆☆★★
という感じです。
味は☆5つです。BABKAはあまり食べたことがなかったのですが、とても美味しかったです。次回は他のパンも食べてみたくなりました。
外観、内観は好みが分かれると思います。嫌いな外観ではありませんが、「Maison Landemaine Martyrs」の外観が良かっただけに少し残念な気がしました。
内観もオープンな感じのディスプレイが、あまり好みではありませんでした。
価格は手頃です。
スタッフの対応は普通です。
購入のしやすさは難しいと思います。独特のディスプレイに加えて、手書きのメニューが読みにくいので、商品選びに苦労するかもしれません。また基本的に混雑しているので、レジから遠くの商品を注文するにはなかなか伝えにくいかもしれません。
場所は普通です。アクセス自体は悪くありませんが、近くに観光地はありません。強いて言うなら「ギュスターブ・モロー美術館」になるかと思います。近隣に宿泊される方向けのパン屋さんになるかと思います。
全体的には高評価のお店です。パンの美味しさは間違いありません。パン好きの方であれば、わざわざ訪れる価値があるお店です。定休日もありませんので、ぜひ興味のある方はお時間を作って訪れてみてください。
まとめ
注文方法やメニューの読み取りに少しコツが必要な「上級者向け」の面もありますが、その手間を補って余りある美味しさが待っています。定休日なしで朝早くから夜遅くまで営業しているのも、旅行者には嬉しいポイント。
パリ9区を散策する際は、ぜひマルティール通りの新しい顔であるこのお店に立ち寄って、こだわりの一切れを味わってみてください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。パリパン屋ランキングをこちらでご紹介させて頂いております。合わせてご覧になってみてください。




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