世界最古のパティスリーショップの一つと言われているのが、今回ご紹介させて頂く、「Méert Paris(メール)」。
何と言ってもこちらのお店の人気商品は、「ゴーフル」。
日本風で言えば、ワッフルですが、そのワッフルとも違い、有名なベルギーのワッフルとも違う、独特のゴーフルです。
本店はフランス北部の街、Lille(リール)にあります。
1839年に創業したお店は、200年経った今でもその場所で営業を続けています。
(リール本店については、別記事を参照してください)
それでは早速ご紹介させて頂きます。
Méert Paris Marais メール・パリ・マレ
Méert Paris メール・パリ・マレ
住所:16 Rue Elzevir, 75003 Paris, フランス
営業時間:
火曜日~金曜日 10:30~13:30・14:00~19:00
土曜日 10:30~19:00
日曜日 10:30~13:00・14:00~18:00
定休日:月曜日
特徴
1839年創業。
本店のある場所は、1761年からお菓子屋さんで、その後アイスクリームショップとして話題になった場所であり、1839年からMéertが引き継いでいます。
1909年に店内にカフェがオープン。
1930年代に新たなカフェスペースがオープン。
2008年にはレストランがオープン。
その後、Roubaix(フランス北部)、パリ、ブリュッセルと出店しています。
外観
パリ3区、マレ地区にあるお店は、エルズヴィール通りとパルク・ロワイヤル通りの角に建っています。
とても小さなお店ですが、メールらしい外観で、高級感とレトロ感が同居した、とても素敵なお店になっています。
色合いや店舗ロゴのデザイン、色合いも完璧ですね。
店内
店内もクラッシックな雰囲気の中に、どこか可愛らしい感じもあって、入店した瞬間からワクワクしてしまいます。
狭い店内ながらディスプレイなども上手ですね。
店内から眺める外の景色も素敵です。
曲線を使った窓に、ガラス棚、天井からつるされた看板と、照明が素敵な空間を作っています。
ガラス棚には、キャラメルが陳列されています。
ディスプレイの雰囲気も良いですね。
こちらは、エルズヴィール通り側。
ジャムやクッキー、チョコレートなどが置かれています。
壁際の引き出しの感じも素敵です。
入り口を入って正面には、ショーケース付きのおしゃれな什器にチョコレートが陳列されています。
奥の棚の空間もおしゃれな雰囲気です。
色々なタイプのチョコレートが並びます。
お店は小さく、色んな商品が並べられているのに、圧迫感を感じないのは不思議ですね。
奥の棚には、メールの人気商品の一つでもある、紅茶が並んでいます。
パッケージがレトロ感があっておしゃれですね。
こちらが今回のメインとなるゴーフルのコーナー。
素敵なムッシュが出迎えてくれます。
代表的なゴーフルは以下になります。
Gaufres à la vanille:バニラゴーフル、マダカスタル産のバニラを使用。
Gaufres Ephemeert :エフェメールゴーフル、バニラとキャラメルピーカンナッツ。
Gaufres Ephéméert Speculoos:スペキュロスゴーフル、ブラウンシュガーとシナモン。
Gaufres Ephéméert Pistache:ピスタチオゴーフル、焙煎したピスタチオを使用。
Gaufres Ephéméert Praliné riz soufflé:プラリネゴーフル、プラリネを使用。
Gaufres Ephéméert Rhum raisin:ラムレーズンゴーフル、ラムレーズンを使用。
Gaufres Ephéméert Marron:マロンゴーフル、栗を使用。
季節によって若干メニューが変わるようです。
味の好みはあると思いますが、基本的にどれも美味しかったです。
まとめて購入するとボックスに入れてもらうことも出来ます。
賞味期限は10日間あるようなので、滞在中にいろんな味を楽しむことが出来るのも魅力です。
何と、iPadの中には、日本語のメニューもありました。
これはとても親切ですね。
言葉が苦手な方でもこれなら安心して購入することが出来ます。
12枚購入すると割安になるようです。
賞味期限は10日間ありますが、日本に持って帰るのは、お勧めいたしません。
ゴーフルだけでなく、マカロンにも言えることなのですが、フランスと日本の湿度等の違いなのかはっきり分かりませんが、日本に持って帰ると味、食感共に変わってしまいます。
せっかく美味しいゴーフルなので、もったいない気もしますが現地で食べてしまいましょう。
またお土産は密封されているものの方が味の変化もなくお勧めです。
実食
独特の形をしたゴーフルです。
今までに見たことのない形です。
食感、味、どちらもベルギーのワッフルとも全く違います。
しっとりとした感じで、甘いのですが、嫌な甘さではなく、つい一人で全部食べてしまいます。
好みが分かれると思いますが、好きな人は完全にハマってしまう感じです。
袋には親切に味を書いてくれています。
見た目はどの味もほぼ一緒なので、とても助かります。
フランスらしくない、サービスですね。
まとめ
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Méert Paris メール・パリ
味:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆☆
内観:☆☆☆☆☆
価格:☆☆☆☆☆
スタッフ:☆☆☆☆☆
購入しやすさ:☆☆☆☆★
場所:☆☆☆☆☆
という感じです。
味は☆5つです。
但し好みが分かれると思います。
この食感があまり好きではない方は、低評価になってしまう恐れがあります。
外観に関しては小さいお店ながらとても雰囲気があり、文句のつけようがありません。
個人的な好みですが、レトロ感がありつつ古くなっていない感じがたまりません。
内観にも完璧です。
商品はかなり沢山陳列されていて、一歩間違えると、お土産屋さんになりそうですが、なっていないところが素晴らしいです。
価格は安くはありませんが、妥当な値段だと思います。
ゴーフル以外の商品も全体的には高級な部類に入ると思います。
それでもお店の雰囲気や味を考えると文句はありません。
スタッフもとても親切で感じよく、商品説明も分かりやすくして頂きました。
意思の疎通も、ipadで日本語の説明もあるので、全く問題ありません。
購入のしやすさは、予備知識なしで行くと迷うと思います。
何となくどんな味があるか、事前にリサーチしておくとかなりスムーズに購入出来ると思います。
また、ゴーフル以外の商品も魅力的なものが沢山あるので、色々購入したい方は、その他の商品も事前にリサーチしておきましょう。
混雑時は購入するのに、時間がかかる場合があります。
場所もマレ地区、ピカソ美術館のすぐそばにあるので、どなたでも訪れやすいと思います。
観光や散策の途中でも立ち寄りやすいと思います。
全体的にかなり高評価になりました。
正直あまり期待していなかったのですが、予想を覆す美味しいゴーフルでした。
ただし繰り返しになりますが、ゴーフルに関してはかなり好みが分かれると思います。
ご心配な方は、その場で1枚購入して、口に合えば、その後に色々と購入してみるのも良いかもしれません。
個人的には、Gaufres Ephéméert Speculoosが最高でした。
記事を書いている今も食べたくて仕方がありません。
ぜひ皆様も一度訪れてみて、お気に入りの1枚を探してみてくださいね。
なお、Méertはパリ市内にもう1件、サンジェルマンデプレにお店があります。
マレ地区に来る予定のない方や、こちらの方が近い方は、サンジェルマンデプレ店を訪れてみてくださいね。
残念ながらサンジェルマンデプレ店は閉店しています。
Méert Paris Saint-Germain-des-Prés
住所:3 Rue Jacques Callot, 75006 Paris, フランス
営業時間:火曜日~金曜日 12:00~18:30(14:00~14:30休憩)土曜日 11:00~19:00(14:00~14:45休憩)
定休日:日曜日、月曜日
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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