ベルギーブリュッセルにある王立美術館は、オールドマスターズとマルグリット美術館、そして世紀末美術館の3つの美術館からなっています。
特に、オールドマスターズは、ルーベンスの作品が世界一揃っていると言われています。
圧巻の見ごたえですので、ブリュッセル観光では絶対に外せないスポットだと思います。
すべての美術館をみるとかなりの時間を要しますので、観光ルートを計画される際は、十分に注意して考えてください。
ベルギー王立美術館
基本情報 Information
Musées Royaux des Beaux-Arts de Belgique ベルギー王立美術館
住所:Rue de la Régence 3, 1000 Bruxelles, ベルギー
開館時間:火曜日~金曜日 10:00~17:00 土曜日~日曜日 11:00~18:00
休業日:月曜日、その他休館日あり(1月1日、1月第2木曜日 5月1日、11月1日、11月11日、12月25日)
営業時間変更日:12月24日~12月31日(閉館14時)
入場料 ADMISSION
Collections + マルグリット美術館 | Collections (オールドマスターズと世紀末美術館) | マルグリット美術館 | |
大人(19歳から64歳) | 15 | 10 | 10 |
シニア(65歳以上)グループ(15名以上)タリス利用者 | 10 | 8 | 8 |
学生(26歳以下)障害のある方 | 5 | 3 | 3 |
子供、若者(19歳以下) | 無料 | 無料 | 無料 |
オーディオガイド | 4 | 4 | 4 |
ちょっと変わっている点は、タリスの利用者は割引価格で入場することが出来ます。
チケット購入の際に、タリスのチケットを提示するだけでOKです。
また、今回はオールドマスターズのみ鑑賞しましたが、マルグリット美術館も合わせてご覧頂く場合は、セットのチケットを購入したほうが、お得です。
2023年10月のタリスとユーロスターの統合に伴い、「タリス割引」が廃止されています。
現地で継続販売されているようでしたら、お知らせ頂けると助かります。
所要時間
今回はオールドマスターズだけですが、広さとしては丁度良い大きさです。
また意外と空いているので、ゆっくり鑑賞するのにはとても適しています。
一通り見るだけなら、1時間位あれば十分ですが、とにかく見ごたえのある作品が多いので、最低でも2時間位見ておくと間違いないと思います。
もしすべての美術館を巡る場合は、2時間~3時間ほどあれば良いと思います。
3つの美術館
ベルギー王立美術館は、複数の美術館から構成されています。
チケットの欄でも記載しましたが、主に、オールドマスターズとマルグリット美術館、そして世紀末美術館です。
お時間の許すかたは、すべての美術館を見て回るのがベストですが、時間が限られている場合は、どれかに絞らなくてはならないと思います。
Musée Oldmasters Museum オールドマスターズ 古典美術館
1801年に、ナポレオンボナパルトによって設立。
美術館の構成は、旧オランダ南部の画家たちによる作品で構成されています。
基本的には、15世紀から18世紀の作品が展示されています。
ルーベンスの大作が展示されていることでも有名です。
The Musée Magritte Museum マルグリット美術館
名前の通り、ルネ・マルグリットの作品が集められた、世界最大のコレクションが展示されています。
展示されている作品は、世界中の美術館や個人のコレクターの協力を得て、常に新しい作品と入れ替えられています。
何度訪れても飽きない美術館としても人気が高いです。
シュールレアリスムの代表的な作品ですので、シュールレアリスムに興味のある方には、見逃せない美術館となっています。
Musée Fin-de-Siècle Museum 世紀末美術館
2013年に出来た新しい美術館です。
こちらも名前の通り、19世紀末の作品が展示されています。
いわゆる、アールヌーボーの作品が多数展示されています。
フェルナン・クノップフ、ピエール・ボナール、ジェームズ・アンソールさらにはゴッホやゴーギャンといった有名な画家たちの作品も展示されています。
オールドマスターズのお勧め作品
Pieter Paul Rubens ルーベンス
バロック様式に最も影響を与えたと言われているルーベンス。
キリスト教や古典文学に深い造詣があったことが作品からもみて取れると思います。
アントワープにあった彼の工房ではヨーロッパ全土の貴族たちからの注文を大量に受けていました。
世界中の美術館に彼の作品は展示されていますが、その中でもブリュッセルのオールドマスターズはルーベンスの傑作が一堂に会している美術館であると言われています。
Le martyre de saint Liévin 聖リエヴァンの殉教
この絵は、キリスト教の聖人リエヴァンが殉教する場面が描かれています。
場面としては、結構残酷なのですが、槍を持っている聖リエヴァンが盗賊に捕らえられて、舌を抜かれています。
そして、その舌を犬に食べさせるという状況です。
L’assomption de la Vierge 聖母被昇天
聖母マリア様が、肉体と魂を伴って天に挙げられる場面です。
十二使徒が棺を開けてマリア様が天に向かっています。
Le couronnement de la Vierge 聖母マリアの戴冠
聖母マリア様が、月の上に座り、左にいるイエスと、地球の上にいる主、そして精霊を表す鳩が、月桂樹を授ける様子が描かれています。
館内はこのようにゆったりと鑑賞することが出来ます。
他の美術館ではなかなか味わえない雰囲気ですので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
Joos II de Momper ヨース・デ・モンペル2世
La tour de Babel バベルの塔
バベルの塔と言えば、ブリューゲルのバベルの塔が有名ですが、この作品もなかなか見ごたえがありました。
ヨース・デ・モンペル2世は、ブリューゲルの影響を強く受けた画家になります。
まとめ
いかがでしたか?
お勧め作品は他にも沢山ありますので、さらに興味のある方は、色々調べて、事前に情報を学んでいくとさらに楽しめると思います。
ブリュッセル中央駅からも近く、周りにも観光名所が揃っていますので、ぜひブリュッセルに来たときは立ち寄ってみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
パリから日帰り、ブリュッセルの旅は、こちらで詳しくご紹介させて頂いております。
ブリュッセル観光の参考になると思います。
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