リール宮殿美術館コレクション、今回は日本でも非常に人気が高い、印象派から近現代までの作品をご紹介させて頂きます。
風景画や肖像画などが多くなるので、事前の知識がなくても楽しみやすいのが、魅力の時代です。
それでは早速ご紹介させて頂きます。
- Édouard Manet (1832-1883)
- Léon Bonnat (1833-1922)
- Carolus-Duran (1837-1917)
- Ludovic-Napoléon Lepic (1839-1889)
- Alfred Sisley (1839-1899)
- Claude Monet (1840-1926)
- Odilon Redon (1840-1916)
- Pierre-Auguste Renoir (1841-1919)
- Alfred Roll (1846-1919)
- Albert Lebourg (1849-1928)
- Émile Claus (1849-1924)
- Eugène Carrière (1849-1906)
- Vincent van Gogh (1853-1890)
- Léon Frédéric (1856-1940)
- Georges Seura (1859-1891)
- Ernest Laurent (1859-1929)
- Henri Le Sidaner (1862-1939)
- Henri de Toulouse-Lautrec (1864-1901)
- Pierre Bonnard (1867-1947)
- Édouard Vuillard (1868-1940)
- František Kupka (1871-1957)
- Fernand Léger (1881-1955)
- Pablo Picasso (1881-1973)
- Sonia Delaunay (1885-1979)
- Marc Chagall (1887-1985)
- Serge Poliakoff (1900-1969)
- Eugène Leroy (1910-2000)
- Jean-Paul Riopelle (1923-2002)
- Geneviève Asse (1923- )
- まとめ
Édouard Manet (1832-1883)
BERTHE MORISOT À L’ÉVENTAIL (1874)
印象派に多大なる影響を与えたドガ。
作品は、色々とあったモリゾーの肖像画です。
1874年は、モリゾーがドガの弟を結婚した年であり、最初の印象派展が開かれた年でもあります。
Léon Bonnat (1833-1922)
Adam et Eve trouvant le corps d’Abel lille (1861)
フランス、アカデミズムの画家であり、カイユボットの師でもあります。
Carolus-Duran (1837-1917)
Bord de mer à Audresselles (1869)
数多くの弟子を持つデュラン。
印象派、アカデミズムの両方の画家と親交があった。
肖像画家として有名であり、風景画はあまり目にすることがないかもしれません。
Marée basse à Audresselles (1869)
こちらの作品はGoogleのポリシー違反に該当する可能性があるため掲載を控えさせて頂いております。
Hébé (1874) 上
Ludovic-Napoléon Lepic (1839-1889)
La Plage de Berck (1876)
ドガの友人であり、印象派の初期メンバーの一人です。
シャルル・グレール、アレクサンドル・カバネルの弟子であり、多くの師を持っている。
Alfred Sisley (1839-1899)
Après la débâcle, la Seine au pont de Suresnes (1880)
印象派を代表する画家、シスレー。
作品のほとんどは風景画であり、空の描き方が特徴的です。
PORT-MARLY, GELÉE BLANCHE (1872)
Claude Monet (1840-1926)
LA DÉBÂCLE (1880)
印象派を代表する画家、クロード・モネ。
Vetheuil, le matin (1901)
Le parlement de londres (1904)
ロンドンで描いた作品です。
Odilon Redon (1840-1916)
Le silence (1895-1900) 上
Le Regard (1910) 下
フランス、象徴主義の画家です。
Pierre-Auguste Renoir (1841-1919)
Route de Versailles à Louveciennes (1895)
印象派を代表する画家です。
Alfred Roll (1846-1919)
Louise Cattel, nourrice (1894)
フランスの画家で、クールベの影響を受けています。
Albert Lebourg (1849-1928)
La Seine et l’île Lacroix à Rouen en hiver (1893)
ルーアンの印象派からポスト印象派の画家です。
Émile Claus (1849-1924)
Le Verger au printemps (1902)
ベルギーの画家で、印象派から新印象派のスタイルです。
Eugène Carrière (1849-1906)
Maternité
フランス、象徴主義の画家です。
マティスの師でもあります。
Madame Carrière
Lise au piano
Vincent van Gogh (1853-1890)
Les Vaches
ポスト印象派を代表する画家。
この作品は、以下にある、Jacob Jordaensの作品を模倣したものです。
Etude de cinq vaches (1620) Jacob Jordaens
Léon Frédéric (1856-1940)
Le triptyque de la Légende Saint-François (1882)
ベルギー象徴主義の画家です。
Georges Seura (1859-1891)
PAYSAGE À GRANDCAMP (1865)
新印象派を代表する画家、ジョルジュ・スーラ。
点描画の創設者としても知られています。
Ernest Laurent (1859-1929)
Sicile (1897)
ジョルジュ・スーラーの友人で、新印象派の影響を受けています。
Le goûter au jardin (1904)
Henri Le Sidaner (1862-1939)
Le presbytère et l’église de Gerberoy (1903)
ポスト印象派の画家です。
Henri de Toulouse-Lautrec (1864-1901)
DANS L’ATELIER, LA POSE DU MODÈLE (1885)
ポスター画で有名なロートレック。
多様な才能は一つの枠では収まりきりませんでした。
この作品はAlfred Stevens のL’Atelier du peintreの簡素な模写であると言われています。
ロートレックの作品かどうか議論されたこともあったようです。
Pierre Bonnard (1867-1947)
Paysage, Le Cannet (1924)
ポスト印象派であり、ナビ派の画家でした。
日本画の影響を強く受けています。
Édouard Vuillard (1868-1940)
Portrait de Louis Loucheur (1905)
ヴュイヤールはポスト印象派であり、ナビ派の画家でした。
Fleurs (1904)
Henri-Xavier Fontaine (1920)
BOUQUET DE ROSES (1905)
Fleurs dans un vase (1905)
František Kupka (1871-1957)
Traits animés (1957)
新印象派からの影響を受け、1912年頃から抽象化していきます。
Fernand Léger (1881-1955)
La papillon sur la roue (1948)
フランスの画家であるレジェ。
キュピズムから抽象化していきます。
FEMMES AU VASE BLEU (1935)
Pablo Picasso (1881-1973)
OLGA AU COL DE FOURRURE (1923)
20世紀を代表する画家、ピカソ。
年代により、作風が変わることでも知られています。
この作品は、新古典主義時代の作品になります。
Sonia Delaunay (1885-1979)
Rythme couleur (1939)
ウクライナで生まれ、パリで活動しました。
Marc Chagall (1887-1985)
L’APPARITION DE LA FAMILLE DE L’ARTISTE (1935-47)
近現代画家の中で、最も有名な一人であるシャガール。
ベラルーシ生まれ、後にフランスに帰化します。
Serge Poliakoff (1900-1969)
COMPOSITION (1954)
ロシア生まれの画家、主にパリで活動していました。
Eugène Leroy (1910-2000)
LA CRÉATION, LES FILLES DE LEUCIPPE (1960-81)
ギリシャ神話のシーンを描いているようです。
Jean-Paul Riopelle (1923-2002)
Composition (1953)
カナダを代表する画家、シュールレアリスムから抽象表現主義へ。
Geneviève Asse (1923- )
Voie de l’espace (2003)
フランスの女性画家です。
まとめ
いかがでしたか。
前半から中盤辺りまでは、作品もわかりやすく、とても楽しめるものが多いと思います。
ただし、クプカやピカソ辺りから様子が変わって、最後のGeneviève Asseに至ってはブルー系に色が描かれているだけで何だかよく分からないと言うのが正直なところではないでしょうか。
近現代絵画は、抽象主義以降は、パッと見た感じよく分からない作品が多く、苦手な方が多いと思いますが、とりあえずは何となく自分が良いと思う作品を楽しめれば良いと思います。
お時間があったり、興味の湧いてきた方は、印象派以降の絵画の流れや、様々な国の表現スタイル、手法、時代などと照らし合わせて作品を見ると、画家の意図することが少し見えてきたりもするかもしれません。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
リール宮殿美術館についての詳しい情報はこちらでご紹介させて頂いております。
その他のコレクションについてはこちらでご紹介させて頂いております。
合わせてご覧になってみてください。
コメント