パリ、マレ地区にある憩いの場所が、「Place des Vosges ヴォージュ広場」。
歴史と伝統を伝える小さな広場は、周囲を歴史的な建造物に囲まれて、訪れた人々の心を一瞬でつかんでしまいます。
そして、広場を取り囲む建物には、おしゃれなカフェやアートギャラリーなどが営業しています。
他の場所にはない独特の雰囲気が漂うヴォージュ広場。
それでは早速ご紹介させて頂きます。
ヴォージュ広場 Place des Vosges
基本情報
ヴォージュ広場 Place des Vosges
住所:Place des Vosges, 75004 Paris, フランス
開館時間:24時間
休館日:なし
最寄り駅:Chemin-Vert 8番線 Saint-Paul 1番線
ヴォージュ広場の歴史と特徴
歴史
1612年に「アンリ4世」によって作られたパリでも古く歴史のある広場です。
正方形に作られている最古の広場でもあります。
赤いレンガで作られた建物に囲まれている景色は、派手ではなく歴史を感じることの出来る雰囲気になっています。
もともとはロワイヤル広場として1800年頃まで知られていましたが、革命によって改称して現在のヴォージュ広場として知られるようになりました。
革命以前は多くの貴族が暮らしていましたが、革命以降、貴族はFaubourg Saint-Germainに居を移しました。
その後、多くの政治家や貴族、芸術家が住むようになります。
中でも最も有名なのが、ヴィクトル・ユーゴ ではないでしょうか。
ヴィクトル・ユーゴが暮らしていた館は、現在一般開放されています。
特徴
建物を取り囲むアーチも、とても雰囲気があり、現在では様々なショップやアートギャラリーが営業をしています。
アーチの中から望むヴォージュ広場も何とも言えない雰囲気があります。
広場中央にはルイ13世の銅像が立っています。
現在立っているものは、1818年に再建されたものです。
ヴォージュ広場 お勧めスポット
ヴォージュ広場のアーケードには沢山のお店が出店しています。
カフェやレストランはもちろん、ギャラリーや物販店まで揃っています。
今回はその中でも特にお勧めのお店をご紹介させて頂きます。
CARETTE カレット
基本情報
CARETTE カレット
住所:25 Place des Vosges 75003 Paris
営業時間:7:30~23:30
最寄り駅:Chemin-Vert 8番線 Saint-Paul 1番線
カレットの歴史と特徴
1927年に創業したカレット。
パリ市内に3店舗を構える老舗のカフェです。
本店はトロカデロにあり、こちらのヴォージュ店は2号店になります。
トロカデロ店は、エッフェル塔を眺めながら優雅にランチやカフェを楽しむことが出来ますが、ヴォージュ店は歴史に身をゆだねることが出来ますので、ぜひどちらのお店にも足を運んで頂きたいです。
食事ももちろん出来るカフェですが、とにかくお勧めなのがスイーツ。
数々の賞を受賞しているエクレアやマカロンは、シンプルながら何度でも食べたくなる味です。
個人的にお勧めなのがマカロン。
高級スイーツ店で買う必要がないくらい美味しいです。
見た目はどこのお店で購入してもあまり違いのないマカロンですが、味はそれぞれのお店でかなり違いがあります。
季節によって様々な味のマカロンを購入することが可能です。
あまり詳しい説明を聞いても分からないことが多いので、見た目で選んでもOKです。
フランボワーズはいつ食べても美味しいです。
様々なお店のマカロン食べ比べもしましたが、間違いなくベスト10に入る美味しさです。
エクレアもお勧めです。
カレットに限らず、パリのエクレアはとても美味しいです。
最近は日本に出店するお店が増えたこともあり、パリのエクレアに近い商品も販売されていますが、やはり本場はとても美味しいです。
それぞれのお店に個性があるので、食べ比べるのもパリの楽しみです。
その他のケーキも魅力的です。
小さいケーキを色々食べてみるのもオシャレで楽しいですよ。
アーチの下でカフェ&ランチもお勧めです。
ギャルソンに注文を頼めば、気分はパリジャン、パリジェンヌです。
アーチがあるので、少々天気が悪い日でも問題ありません。
冬の間はストーブもありますので、寒い日でも安心です。
外観も絵になりますね。
まさにパリならではの風景です。
DAMMAN Frères ダマンフレール
基本情報
DAMMAN Frères ダマンフレール
住所:15 Place des Vosges, 75004 Paris, フランス
営業時間:
月曜日~金曜日 11:00~19:30
土曜日・日曜日 10:00~19:30
定休日:水曜日
最寄り駅:
Chemin-Vert 8番線
Saint-Paul 1番線
ダマンフレールの歴史と特徴
1692年にルイ14世からフランスにおける紅茶の独占販売権を与えられてから、今日まで世界中で愛されるブランドとして営業を続けている。
パリ市内には6店の直営店を構えるほか、ギャラリーラファイエット、ボンマルシェなどでも販売されています。
どの店舗も洗練されていてオシャレなのですが、やはりヴォージュ店が最も歴史があり風格を感じます。
お店の外観も周りとうまく溶け込んでいて、注意して見ていないと思わず通り過ぎてしまいそうになります。
お茶、それぞれの香りを嗅ぐことも出来ます。
数百種類のお茶があると言われていますので、選び出すとなかなか決められなくなってしまいます。
ヴォージュ店の醍醐味は、なんと言っても後ろにある無数のお茶の缶の中から、好みのお茶を購入出来ることです。
自分好みの味を伝えることはなかなか難しいので、最初はベーシックなものをオーダーすると良いでしょう。
また、以下のサイトで、自分好みの味を探すことも出来ます。
基本は英語かフランス語ですが、Googleでページごと翻訳すると、なんとなくの味を選ぶことが可能です。
あとは実際に飲んで見ないとわからない部分もありますので、パリを訪れるたびに様々なお茶を選んで楽しんでくださいね。
フランスでも様々なブランドが紅茶を販売していますが、一番美味しいのはこのダマンフレールだと思います。
ぜひ、皆様もヴォージュ広場にいらっしゃった時はお立ち寄りくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
ヴォージュ広場自体はとても小さなスペースですが、歴史を感じさせる建物や、沢山のお店、ヴィクトル・ユーゴ記念館など、見どころは満載です。
また、公園から眺める建物の美しさは歴史的な建造物が並ぶパリの中でも他にはない魅力を感じることが出来るはずです。
天気の良い日は公園でランチを楽しむのもお勧めです。
ぜひ、皆様もパリ観光のコースに組み込んでみてくださいね。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
ヴォージュ広場から歩いて行けるピカソ美術館はこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
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