アメリカン航空 で JALマイル をお得に貯める方法　裏技公開

前回までの最終結果のおさらいを

価格重視派　　デルタ航空(DL)　アメリカン航空(AA)

サービス重視派　日本航空（JAL）、全日空（ANA）

ということになりました。

しかしこの結果をマイレージプログラムで考えると不思議なことが起こります。

価格重視派のデルタ航空はスカイチームですので、ロサンゼルスの他に、エールフランス航空やアリタリア航空に乗る機会の多い方にお勧め。

またデルタスカイマイルクレジットカードをお持ちの方はこちらの選択になります。

サービス重視派の全日空（ANA)はスターアライアンスです。

ANAカードをお持ちの場合や、ルフトハンザ航空、スイス航空をよくご利用になる方はこちらの選択になります。

さて問題は価格重視派のアメリカン航空とサービス重視派の日本航空（JAL）が同じワンワールドであるということです。

今回はここに焦点をあてて調べてみましょう。

アメリカン航空かJALか どちらを選ぶべきか？

それでは、日本航空(JAL)とアメリカン航空の特徴を詳しく比較してみましょう。

	日本航空(JAL)	アメリカン航空(AA)
価格	高い	安い
予約の取りやすさ	取りにくい	取りやすい
座席の広さ	広い	やや狭い
機内エンターテインメント	充実	やや充実（日本語対応が限定的)
食事	美味しい	普通
マイレージの貯めやすさ	貯まりやすい	やや貯まりにくい

価格以外はややJALの方が優れている感じがします。

しかし航空券の価格差が大きすぎるためにアメリカン航空も捨てがたい所です。

ここで初心に戻って、

「マイレージプログラムに加入する意味は何だろう？」

と考えてください。

マイレージプログラムに加入すると、特典航空券がもらえたり、ある一定のポイントを獲得すると、エコノミークラスでも優先搭乗や預け入れ荷物の数や重量の増量、空港ラウンジの利用特典など、様々なメリットを享受することが出来ます。

そして最終的には年間のフライト回数、搭乗ポイントが一定数を超えると、特別会員への招待が受けられるというものです。

JALで言えば JGC　というものです。（AAですとMillion Miler。）

なお、JGCに入会するには、クレジットカードを作る必要性があります。

多くのサイトでも紹介されていますが、マイレージプログラムの最終到達点はここになります。

それを考えるとやはりJALで予約したほうがよさそうですが、、、、、。

JALの航空券がアメリカン航空で買える？　マイルはどうなる？　～裏技編～

マイレージプログラムを考えるとやはり　JAL で予約した方が良さそうだ。

と言うのが今までの話の中での結論です。

しかし、運賃の差がありすぎる、、、。というのが悩みどころでしたよね。

実はこの悩みを解消する手段があるのです。

この話、googleで検索してもほぼ出てこないので、意外と知られていない裏技かもしれません。

前回、説明したロサンゼルス行きの各航空会社の運賃ですが、JALとアメリカン航空が運航するすべてのフライトの料金を以下に記載させて頂きました。

実はどの航空会社でもそうなのですが、結果の表示欄には自社運航のフライトだけではなく、共同運航（コードシェア便）、乗継便等様々なフライトのパターンが表示されます。

（ここでは乗り継ぎ便は省略させて頂いております。）

※アメリカン航空の乗り継ぎ便は多数になるため、割愛しております。

ここでポイントになるのは赤い色のフライトと緑色のフライト!!

実はこれ、それぞれ同じ便のことなのです。

いわゆる共同運航便（コードシェア便）のことです。

JL7018便というのはAA26便、運航会社がアメリカン航空。

AA8408便というのはJL62便、運航会社が日本航空(JAL)。

すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、なんと全く同じ便に乗るのに値段が￥32.050.-も違うのです。

アメリカン航空で予約したからといってサービスが悪くなることはありませんし、食事の内容が変わることもありません。

そして、もっと凄いことは、どっちの航空会社で予約しても獲得できるマイルに違いはないということです。

ロサンゼルスまでの通常マイル数	運賃クラス	加算マイル数
5458	Q (30%)	1637

両社ともにワンワールドグループですので、どちらで予約しても1637マイル（片道）加算されるということです。

最も使い勝手が良く、貯めやすいJALのマイルがアメリカン航空で予約すると、同じマイル数が3万円も安く獲得出来てしまうということなのです。

注意事項

良いこと尽くめの予約方法ですが、幾つか問題点もありますので、実際にご予約される場合は、以下の点に注意してご予約ください。

早期予約

アメリカン航空でJAL便のチケットを安く予約するには早めの予約、臨機応変のスケジュール調整が必要です。

（すくなくとも２～３か月前くらいからの予約をお勧めしています）

出発の日が近づくとJAL便の運賃は値段が上がり、JALのホームページで予約するのとほぼ同じ運賃になります。

ただ、万が一、JALの運賃が上がっても、アメリカン航空のフライトを予約すれば、（AA26便、AA170便）同じマイル数をJALのマイレージに加算することが可能です。

初回搭乗マイルは付与されない

すでに、JALの上級会員、またはJGCメンバーの方は、アメリカン航空のフライトを予約、搭乗すれば、JALのホームページで予約、搭乗するのと全く同じマイル、ボーナスマイルを加算することが可能です。

ただし、その年の最初の初搭乗ボーナスマイルはJALのホームページで予約したフライトのみが対象となりますので、ご注意ください。

AAdvantage　に入会しない

アメリカン航空のマイレージ会員、AAdvantageには絶対に加入しないでください。

（特別な理由がある方は除きます）

現在、アメリカの航空会社はマイルの積算を距離ではなく、支払った料金をベースに計算する方式に変更になっています。

つまり、多くの距離を乗った人ではなく、多くのお金を払った人を優遇する方針になっています。

（もうマイレージプログラムですらないのですが）

ただし、ワンワールドグループの他社に対しては、従来通りのマイレージの計算方法でマイルを付与しています。

そのため、アメリカン航空のマイレージ会員、AAクレジットカードまで作って支払いをしてしまうと、すべてのフライトが金額ベースになってしまいますので、ご注意ください。

なお、アメリカン航空は予約の際、利用するマイレージプログラムを選択することが出来る仕組みになっています。

すでにアメリカン航空の会員であっても、予約の際にJALを選択すれば、JALのマイルを貯めることが出来ますので、AAにマイレージが残っている場合は無理に解約せず、そのまま保持しておくことをお勧めします。

座席指定に注意

この予約方法で一つだけ難点があります。

それは座席の指定が正確に出来ないということです。

これは、航空券を予約する際に大きなポイントとなります。

AAのサイトで予約確認しても、座席の指定画面は出てきません。

AAで発券された航空券番号は、JALのホームページで入力しても出てきません。

また、JALに直接電話をかけても、あくまでもチケットはAAで発券されたもであるのでAAに連絡してくれと言われます。

AAへの電話は担当者にもよりますが、あまり対応は期待できない場合が多いです。

（窓側、通路側のリクエストは可能です。保証はなしです。）

ケースバイケースによるのですが、最悪の場合当日空港での座席指定となる可能性があります。

この点を十分に考慮してください。

なお、この対応は日々変わっている場合があります。

最新の状況や、事前指定出来た方がいらっしゃいましたら、ぜひお知らせください。

座席指定に関する最新情報

a.ry 様より、座席指定に関する最新の情報を頂きました。

大変貴重な情報を頂き誠にありがとうございました。

2019年7月現在、KIX（関西国際空港）からLAX（ロサンゼルス）へのフライトでAAへ電話連絡をすれば、ピンポイントでの座席指定が可能になっています。

おそらく、NRT（成田空港）からLAX（ロサンゼルス）へのフライトでも電話連絡すれば、ピンポイントの座席指定が可能になっていると思います。

但し、コードシェア便であるために、アメリカン航空に割り振られている座席自体が少ないと思いますので、出発日が近い場合は、希望の座席を確保することが出来ない可能性がありますので、十分にご注意ください。

なお、アメリカン航空に電話する際は、事前に以下のシートマップで座席の配置を確認しておくと、希望の座席を選びやすくなると思います。

AA8439便 JAL789便　KIX（関西国際空港）からLAX （ロサンゼルス国際空港）

JAL 789 便シートマップより

AA8408便 JAL773便　NRT（成田国際空港）からLAX （ロサンゼルス国際空港）

JAL 773 便シートマップより

まとめ

いかがでしたか？

やはりJALのマイレージプログラムを中心にマイレージを貯めていくのが最も得だということです。

ただし、そのためにはJALのホームページだけで予約するのではなく、同じワンワールドグループのアメリカン航空のサイトを大いに活用するべきだということです。

また、当然のことですが、JALカードをお持ちになることをお忘れなく。

航空券の支払いから、日々の生活に至るまで、クレジットカードで支払いをしていれば、特典航空券でビジネスクラスにのるのも、そう遠い日ではありません。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。