2014年にオープンした、パリの外れにある話題の美術館、それが”フォンダシオン・ルイヴィトン“です。
ルイヴィトンの名を冠していますが、ルイヴィトンの商品が多数展示されているわけではなく、様々なアート作品が展示されています。
また期間限定で開催される企画展は、クオリティが高く、非常に高い評価を受けています。
そして”フォンダシオン・ルイヴィトン“のもう一つの魅力が、限定のオリジナルグッズを購入出来ることです。
人気のトートバックはもちろん、多数の雑貨が販売されていますので、ぜひ忘れずに購入することをお勧めします。
お土産としても非常に喜ばれる商品です。
Fondation Louis Vuitton フォンダシオン ルイ・ヴィトン
基本情報
Fondation Louis Vuitton フォンダシオン ルイ・ヴィトン
住所:8 Avenue du Mahatma Gandhi, 75116 Paris, フランス
営業時間:月曜日~日曜日 10:00 or 11:00 ~20:00 or 21:00(金曜日のみ)
休業日:火曜日 (臨時営業あり)
最寄り駅:Les Sablons 1号線
入場料
一般 | €16 |
26歳以下、学生 | €10 |
18歳以下、ツアーガイド、アーティスト | €5 |
家族料金 | €32 |
障害のある方 | €0 |
家族料金は、大人2人、子供4人(18歳以下)まで、入場することが出来ます。
障害のある方は、付添1人まで入場可能、入り口で証明書の提示が必要になります。
展示内容等によって料金が変わる場合があります。
歴史と特徴
歴史
2014年 パリ16区、ブローニュの森に、”Frank Gehry(フランクゲーリー)“の設計による、壮大な船のような建物に、”Fondation Louis Vuitton(ルイヴィトン財団美術館)“がオープンしました。
フォンダシオンルイヴィトンは、21世紀のパリの象徴として、芸術と文化のための建物であるという役割も担っています。
フランクゲーリーは、この建物をデザインするにあたって、以下のようにコメントしています。
To reflect our constantly changing world, we wanted to create a building that would evolve according to the time and the light in order to give the impression of something ephemeral and continually changing.
Frank Gehry
メトロ1号線で行く方法
フォンダシオン ルイ・ヴィトンへ行くにはメトロか専用のバスを利用するのが一般的な移動方法です。
それぞれメリットとデメリットがありますが、個人的にはメトロを利用して訪れるのが良いと思います。
メトロ1号線でパリ中心部から”フォンダシオン ルイ・ヴィトン“に行くには、”Les Sablons“で下車します。
地上に出たら、シャルルドゴール通りを凱旋門方面へ歩き、最初の角を右に曲がります。
写真の赤いひさしのあるお店の所です。
この道がサブロン通りになりますので、後はこの道を道なりに歩けば、”フォンダシオン ルイ・ヴィトン”に到着します。
サブロン通りを少し歩くと、”Fondation Louis Vuitton“への看板がすぐに見つかります。
高級アパートが立ち並ぶ住宅街を抜けて行きます。
アクリマタシオン庭園に入ると、PETIT TRAIN が走っています。
運よく出くわすとこんな感じ。
子供がメインですが、思わず乗りたくなりますね。
右手に見えてくるのが、アクリマタシオン庭園入り口です。
ここではありませんので、間違えないようにしてください。
アクアマリン庭園を過ぎると、もうすぐです。
通常の時間帯であれば、”フォンダシオン ルイ・ヴィトン“に向かう人々がいますので、間違うことはないと思います。
しばらく歩くと、少しずつ、建物が見えてきます。
ここからもう少し歩きますが、右手に”フォンダシオン ルイ・ヴィトン“の壮大な建物の全容が見えてきます。
“フォンダシオンルイヴィトン入り口”の文字が見えてきます。
無事到着です。
Les Sablonsの駅から、およそ15分前後で到着すると思います。
歩いてみた感じはそれほど遠くは感じませんでした。
雨さえ降っていなければ、まったく問題ない距離です。
FONDATION’S SHUTTLES 専用シャトルで行く方法
パリ市内から、フォンダシオン ルイ・ヴィトンへ行くもう一つの方法が、美術館の専用シャトル、FONDATION’S SHUTTLESで行く方法です。
エコなミニバスですので、時間帯によっては座って移動することが出来ない場合があります。
フォンダシオン ルイ・ヴィトン利用者のみが利用可能となっています。
基本情報
運行時間:フォンダシオン ルイ・ヴィトン営業時間中、20分間隔
運行休業日:火曜日(フォンダシオン ルイ・ヴィトン営業日は運行)
料金:2ユーロ(事前の予約が必要です)
出発場所:Paris-8E-Arrondissement, 44 Avenue de Friedland, 75008 Paris, フランス
所要時間:15分
チケット予約方法
FONDATION’S SHUTTLESの予約は、事前にインターネットで済ませておく必要があります。
今までは、入場チケットと別に購入する必要があったのですが、2023年の時点では入場チケットと一緒に購入することが出来るようになっています。
チケットの購入方法の説明部分をご覧になってください。
チケット購入方法
“Fondation Louis Vuitton“のチケット購入方法は以下の通りです。
- インターネットで事前に購入
- 当日、現地で購入
基本的にこの2通りになると思います。
滞在中の予定が立つ方は、事前にインターネットを利用してチケットを購入することをお勧めします。
私は、滞在中の予定が全く立てられないので、当日券を購入しました。
展示会の内容や、日程、時間帯によっては1時間ほど並ばなくてはなりません。
どうしてもスケジュールが立てられない方以外は、やはり事前に予約しておくとスムーズに館内に入ることが出来ます。
インターネット チケット予約方法
予約画面は訪れる時期によって、若干違う場合がありますが、基本的な予約の流れは一緒になります。
「BUY A TICKET」をクリックします。
次に、曜日と時間を選ぶ画面が表示されますので、予定日を選択してください。
時間は30分おきに表示されています。
最後に「SET」をクリックします。
該当する人数をクリックすると、右上に合計金額が表示されます。
お子様づれの方は、Family rate を購入すると、お得に入場出来ます。
一番下にある、”Shuttle return trip“という場所が、シャトルバスの予約部分になります。
シャトルバスをご利用になられる予定の方は、必要枚数を追加してください。
- Full rate:一般
- – 26, students and french teachers :26歳以下、学生(入り口で証明書の提示が必要)
- – 18 ans, guides-conférenciers, artistes et demandeurs d’emplois:ツアーガイド、アーティスト
- Family rate :(大人2人、18歳以下の子供4人まで)
- Disabled persons :障害のある方
最後に「 GO TO PAYMENT」 をクリックします。
クレジットカード情報を入力する画面が表示されますので、必要事項を入力して、「VALIDATE AND PAY」をクリックすれば、手続は完了です。
実際のチケットはこんな感じです。
パソコンで予約された方は、プリントアウトして持って行っても大丈夫ですし、スマートフォンであれば画像のようなチケットが出てきますので、これを入り口で見せれば大丈夫です。
なお、今回は13時の予約でしたが、12時半過ぎに到着してもすぐに入れてくれました。
やはりネットで予約した方が列に並ばずに済みますので断然楽です。
フォンダシオン・ルイヴィトンのチケットをスマートフォンで予約する際は、チケットの枚数に注意してください。
購入ボタンを続けて押したり、手続きの途中で再度戻って購入し直したりすると2枚注文するつもりがカートに4枚入っていたりする場合があります。
クレジットカードで決済する時は、必ずカートの枚数を確認するようにしてください。
館内
それでは、”Fondation Louis Vuitton”の館内を簡単に見てみましょう。
こちらは、出口から撮影した写真です。
奥に見えるのが、当日のチケット売り場。
この奥に行列が出来ています。
入り口は建物の奥。
建物に沿って、並びます。
列の並び方が少し分かりにくいので、注意が必要です。
間違った場所に並んでしまうと、再度並びなおさなくてはならないので、注意してくださいね。
- 左の列が、当日券を購入する方。
- 真ん中の列が、毎時30分の予約の方。
- 右側の列が、毎時00分の方。
こう書いても少し分かりにくいのですが、毎時30分というのは、10時30分、11時30分のように、30分が付く時間に予約された方になります。
同様に、毎時00分は、10時、11時など丁度の時間に予約された方の列になります。
無事、ここを過ぎると、テントの中でセキュリティチェックがあり、そこを抜けるとようやく館内に入ることが出来ます。
館内入り口付近の様子。
写真は2階から撮影しています。
カウンターがインフォメーションになりますので、オーディオガイド等をご希望の方は、こちらのカウンターで借りてください。
こちらの写真は入ってすぐの様子。
右手が受付カウンター、奥にレストランがあります。
壁際にはヴィトンのトランクが飾られています。
使うことはまずないのですが、何故か欲しくなりますね。
館内の所々にヴィトンらしさが出ています。
館内に入ってすぐの所に、ギフトショップがあります。
展示されている作品や、今まで展示された作品にまつわる書籍などが販売されています。
そして何と言っても、ギフトショップで絶対お勧めしたい商品がこちらのトートバック。
ここでしか購入できない、限定のトートバッグです。
ルイヴィトンファンならずとも手に入れたい商品です。
2023年の時点では、別のタイプのバックが販売されています。
2019年時点では、カラーは2色。
この日は、運よく2色とも在庫がありましたが、完売していることが多いです。
訪れた際に見かけたら、迷わず購入しましょう。
その他にもポーチや傘、iPhone カバーなど、色んな限定アイテムが販売されていますので気になる商品はぜひ購入してくださいね。
なお、こちらのアイテムを購入するには、入場料を払って美術館に入らなくてはならないので、忘れずに購入しておくことをお勧めします。
館内は、地下から上に順番に上がって行くようになっています。
その時期の展示会から、常設展まで、まんべんなく鑑賞出来るようになっていますので、順路通りに見て周ることをお勧めします。
一通り見て周ると屋上階に出ることが出来ます。
公園や、街並みを見渡すことが出来ます。
様々な角度からパリの街並みを見ることが出来るので、ぜひ屋上まで訪れてください。
まとめ
いかがでしたか?
オープン以来、とても話題になっていた”Fondation Louis Vuitton“。
正直、最初は、行くべきかどうか迷っていました。
何も最新の美術館に行かなくても、パリには沢山の美術館があります。
そちらに行けば良いだろうと考えていました。
場所も中心地から少し距離がありますし。
しかし実際に訪れて見ると、いい意味で予想を裏切る素晴らしさでした。
建物の外観、内観もさることながら、展示されている作品も素晴らしかった。
それに、ルイヴィトン美術館オリジナルグッズを購入出来たのも嬉しかったです。
展示されている作品はその時々で、様々なテーマで開催されているので、次回もぜひ訪れようと思っています。
なお、私は時間の都合上、レストランで食事をすることは出来ないのですが、お時間のある方は、Le Frank(ル・フランク)でランチを楽しむのを良いかも知れません。
星付きシェフの美味しい料理がお手頃価格で楽しめます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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