重要なお知らせ
2019年4月20日よりパリのバスはほとんどの路線でルート変更が行われています。
このページでご紹介させて頂いている30番台の路線はすべて新ルートに変更させて頂きました。
パリでバスをご利用の際は、最新の情報をご確認頂けますようお願いいたします。
パリの市バスは、20番線から96番線まで、それぞれの番号が割り振られています。
すべての数字のバスがあるわけではないのですが、全部で60の路線があります。
そのすべてを把握するのは難しいのですが、一つ一つ実際のルートと照らし合わせて、利用しやすい路線をチェックしてくださいね。
今回は30番線から39番線までのルートをご紹介します。
30番台の路線は、活躍する路線が限られますが、行動範囲が広い方にはお勧めの路線です。
美術館巡りには適しているかもしれません。
パリ バス 完全ガイド 30番線から39番線まで
30番線


2019年4月 改正版
Hôpital Européen Georges Pompidou と Pigalle を結ぶ路線です。
2019年4月の改正で、ルートが変更になりました。
出発がPigalleになり、トロカデロまでだった終点が、延長されエッフェル塔も通るようになりました。
途中凱旋門も通りますので、今まで以上に使い勝手の良い路線になっています。
Pigalleからはサクレクール寺院も徒歩圏内ですので、主要な観光名所を巡るバスになります。
30番線はパリ中央を通らずに、外側のポイントを周るルートになります。
利用するイメージとしては、エッフェル塔から乗車し、トロカデロ、凱旋門、モンソー公園、サクレクール寺院になります。(もちろん逆でもOKです)
ここでのポイントは、エッフェル塔とトロカデロを結ぶ、イエナ橋をバスで渡ることが出来る事です。
バスから眺める景色も一段と良いのでぜひお勧めしたいポイントです。
パリ観光の際はぜひ積極的に利用したい路線です。
31番線

2019年4月 改正版
2019年4月の改正では変更のない路線です。
Charles de Gaulle–Étoile と Gare de l’Est を結ぶ路線です。
イメージとしては、凱旋門から30番線よりさらに、外側に大回りして、東駅に向かう路線になります。
サクレクール寺院の裏側を通る感じになりますので、観光スポット自体はほとんど通らないと思います。
宿泊するホテルがこの路線上にない場合は、一般の旅行者が利用することはまずないと思います。
32番線


2019年4月 改正版
Porte d’Auteuil と Gare de l’Est を結ぶ路線です。
2019年4月の改正で、若干ルートが変更になっています。
2区と9区のルートが変更になっていますのでご注意ください。
治安の良い16区からスタートする32番線。
マルモッタン・モネ美術館を通り、トロカデロに向かいます。
トロカデロの後は、ピエール1erド・セルビ通りを走り、シャンゼリゼ通りに向かいます。
シャンゼリゼ通りから先は、行きと帰りで道が違う場合の典型ですので、注意してください。
その後、サンラザール駅に向かい、オペラ周辺の道を走り、東駅に到着します。

32番線は悪くはない路線ですが、とても使い勝手が良いというほどでもありません。
マルモッタン・モネ美術館へ行く予定のある方や、エッフェル塔からラファイエット等のデパートに向かう方に利用価値のある路線になると思います。
ご自身の観光プランに合わせてチョイスしてみてください。
35番線

2019年4月 改正版
Mairie d’Aubervilliersと Gare de l’Estを結ぶ路線です。
2019年4月の改正では、変更のなかった路線になります。
東駅を出発して、北駅との間の道を上に向かいます。
その後はパリを囲む環状道路を超えて、Mairie d’Aubervilliersへ向かいます。
35番線は、特に観光地もないのと、あまり治安の良くない地域を走りますので、一般の旅行者にはお勧めしない路線です。
東駅や北駅からバスを利用する際、間違えて乗り込まないようにしてください。
38番線


2019年4月 改正版
Porte d’Orléans と Porte de la Chapelle を結ぶ路線です。
2019年4月の改正で若干のルート変更がありました。
以前は、北駅発でしたが、終点がPorte de la Chapelleまで延長されています。
Porte de la Chapelle出発後、北駅を経て、パリ工芸博物館を目指します。
その後は、セーヌ川方面へ直進していきます。
シテ島を渡り、リュクサンブール公園を通り、14区に入って、Porte d’Orléansに到着します。

この路線は、中央を走るため、悪くはない路線ですが、それほどメインの観光地を走るわけではありません。
但し、ツアーなどでホテルを予約すると、北駅周辺のホテルを用意される場合があります。
その際は、シャトレ方面やリュクサンブール周辺に出かける際には活躍する路線かも知れません。
宿泊されるホテルの場所を確認して、ご利用ください。
39番線


2019年4月 改正版
Frères Voisinと Gare du Nordを結ぶ路線です。
2019年4月の改正により、若干ルートが変更になっています。
北駅を出発し、グレヴァン美術館方面へ向かい、パリ中心部に向かって行きます。
オペラ通りに出た後、ルーブル美術館とチュイルリー公園の間の道を通って、セーヌ川を超えます。
セーヌ川を越えた後は、サンジェルマンデプレを通り、モンパルナス駅へ向かいます。
観光で活躍するのは北駅からモンパルナス駅までの間になります。
ルーブル美術館も通りますので観光には役に立つ路線だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
30番台の路線は、2019年の改正前は、北駅、もしくは東駅のどちらかが出発駅となっておりました。
どの路線もその名残を残していますが、30番線のみ全く通らなくなってしまいました。
但し使い勝手は一番良くなっています。
ツアー等で北駅周辺に宿泊される方は、30番台の路線はとても活躍しますので、上手に組み合わせて移動してください。
30番台の路線で活躍するのは、30番線と32番線と39番線。
やや活躍しそうなのは、38番線。
31番線と35番線はよほどの事情がない限り、無視しても大丈夫な路線です。
もちろん宿泊先によって事情はかなり変わりますので、皆様の旅行プランに上手に組み合わせてみてくださいね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
なお、バスの乗り方や、チケットの購入方法などは以下でご紹介しています。
パリのバス利用が初めての方は、こちらをお読みになる前にチェックして頂くとスムーズに理解出来ると思います。









コメント