「イヴ サンローラン美術館」は2017年にパリにオープンした新しい美術館です。
美術館という文字が付いていると有名な絵画が並んでいるような印象を受けますが、実際は20世紀を代表するデザイナー、イヴ サンローラン氏の様々な作品や軌跡が展示されています。
モードの帝王と呼ばれた氏の魅力が詰まった美術館ですので、ファッションに興味のある方には、ぜひ訪れて見てください。
また、ブティックでは、美術館限定のトートバッグなどが販売されていますので、お土産にもとても喜ばれると思います。
Musée Yves Saint Laurent Paris
基本情報
Musée Yves Saint Laurent Paris イヴ サンローラン美術館
住所:5 Avenue Marceau, 75116 Paris, フランス
営業時間:
火曜日~日曜日 11:00~18:00
木曜日 11:00~21:00
定休日:月曜日
最寄り駅:Alma-Marceau 9号線
入場料
大人:10ユーロ
10歳~18歳 または学生、教師:7ユーロ
10歳未満、ファッション学校、美術学校の生徒など、その他規定有り:無料
割引を受ける際は、証明書等が必要になる場合があります。
該当される方は、事前に準備しておきましょう。
所要時間
館内は想像していたより小さめです。
作品の細かいデティール等に興味があるようなファッション関連の方は別として、一般の方であれば1時間もあれば見終わってしまうと思います。
見どころ
2017年にオープンしたイヴ サンローラン美術館 。
彼が残した様々な作品と、その作品たちを生み出したアトリエを見学することが出来ます。
外観
マルソー通りに面した建物は、外観よりすぐに、イヴ サンローラン美術館 だと分かります。
サンローラン氏の代表的な作品がポスターとなって飾られています。
(滞在中、何とこの服を着てらっしゃる方にお会いしました)
実際の入り口は、建物に書かれていますが、レオンス・レイノー通りにあります。
入り口は割と小さめです。
基本的にスタッフが立っていますので、すぐにわかると思います。
(写真撮影時は、中に隠れてくれました)
全体的な印象は、特に特徴のない建物です。
(日本人から見ると素敵なのですが、パリの中ではごく普通にある建物です)
美術館らしさは特にないので、外観の見どころはあまりないと思います。
館内
館内へのアクセスは、階段を上がって2階に向かいます。
(フランス式1階)
受付がありますので、チケットがない方はここで購入します。
インターネットで予約した方はチケットを見せればOKです。
受付左に部屋があり、ここもサンローラン氏の作品を見ることが出来ます。
スケッチ画がメインになっています。
奥に広々とした部屋があります。
部屋はここで行き止まりです。
外のウィンドウに飾られていた作品のスケッチがありました。
若かりし頃のサンローラン氏を見ることが出来ます。
シンプソンズとのコラボもありました。
次は、受付右手からメインの部屋に入って行きます。
今度はネオンに彩られた作品が並んでいます。
オートクチュールで作られた作品が並びます。
色の組み合わせでまた違った表情を見せる作品たちです。
ここを過ぎると階段でさらに上へ進みます。
結構順路が分かりにくいです。
華やかなドレスやゴージャスなコートなどが並びます。
壁にはうっとりするようなアクセサリーが飾られています。
これもかなり迫力のある作品です。
さらに奥に進むとサンローラン氏のアトリエを見ることが出来ます。
実際に使用していたアトリエだけあって臨場感があります。
つい先ほどまでここで作品を作っていたかのような感じです。
館内はここで行き止まりになります。
後は来た道を戻り、まだ見ていない作品を見学することになります。
階段を降りると、イヴ サンローラン氏の実際のコレクションの映像が流されています。
最後の部屋は両サイドにジュエリーが展示された圧巻の部屋です。
なお、分かりにくいのですが、この先右側が出口になります。
一つ一つが個性があり、どれも魅力的です。
アクセサリーやジュエリーに興味のある方は、これらの作品を近くで見ることが出来るだけで、来館する価値はあるのではないでしょうか。
ギフトショップ
出口の手前にギフトショップがあります。
メインは服飾系の本や、ポストカードなどになっています。
また、何と言ってもお勧めなのが、ここでしか入手出来ない、サンローラン美術館限定のトートバッグです。
お土産に買って帰ったら、みんなに喜ばれました。
お菓子はありがちだと思わる方は、こういった限定グッズも場所も取らないのでお勧めです。
なお、ギフトショップのみの利用は出来ないので注意してください。
まとめ
いかがでしたか?
パリで話題の新スポット、「イヴ サンローラン美術館」。
全体的な印象は、正直ちょっと物足りない感じがしました。
これは表現が難しいのですが、視覚的に楽しむというよりは、ある程度の服飾の知識がある方が楽しめる美術館という印象です。
一般の方向けというよりは、服飾系で働いている方や、勉強されている方に適しているのではないでしょうか。
私もファッションは大好きなのですが、それでもちょっと専門的な美術館という印象です。
滞在中にお時間に余裕のある方や、パリに来るのが何度目かの方にお勧めです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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