重要なお知らせ
2019年4月20日よりパリのバスはほとんどの路線でルート変更が行われています。
こちらのページでご紹介させて頂いている70番台の路線は、すべて最新のルートに更新しております。パリ散策の際、ぜひご利用になられてみてください。
70番台の路線は、全体的に活躍する路線が集まっています。
但し、70番台以外の路線と被る場所が多いので、利用頻度の高い路線の補助的に利用するのが良いかも知れません。
なお、72番線は、路線バスの中でも一二を争うお勧めの路線です。
パリの市バスは、20番線から96番線まで、それぞれの番号が割り振られています。
すべての数字のバスがあるわけではないのですが、全部で60の路線があります。
そのすべてを把握するのは難しいのですが、一つ一つ実際のルートと照らし合わせて、利用しやすい路線をチェックしてくださいね。
今回は70番線から76番線までのルートをご紹介します。
パリ バス 完全ガイド 70番線から77番線まで
70番線
2019年 4月 改正版
Radio France と Hôtel de Ville を結ぶ路線です。
2019年の改正でほんの少しルートに変更がありましたが、基本的には旧ルートとほとんど変わっていません。
Hôtel de Villeを出発した後、ポンヌフ橋を使って、セーヌ川を渡ります。
その後、サン=シュルピス通り、セーブル通りを走ります。
セーブルどおりはそのまま、ルクルブ通りになり、15区を横断しながらセーヌ川を再度渡ります。
セーヌ川を渡った先が、終点、Radio Franceになります。
70番線は、観光で利用するにも便利な路線です。
シャトレ周辺から、ポンヌフを渡りますので、この辺りの景色もとても良いと思います。
その後、サンジェルマンデプレ界隈を走り、ダンブラウンの本で話題となった、サン=シュルピス教会も通ります。
また、ボンマルシェ百貨店も通ります。
ここまでの間が、一般の観光利用としては便利だと思います。
さらに、15区の終点手前にある、Centre Commercial Beaugrenelleは、大きいショッピングモールですので、ブランドショッピングに飽きた方は、覗いてみるのも悪くないかも知れません。
71番線 ~新設~
2019年 4月 改正版
2019年4月に新設された71番線。
残念ながら使い勝手はあまり良くありません。
ナシオン周辺に宿泊施設がある方は利用する可能性があるかもしれませんが、それ以外の方は利用することはないと思います。
72番線
2019年 4月 改正版
2019年の改正でルートが延長されました。
Parc de Saint-Cloud と Hôtel de Ville を結ぶ路線だったのが、Gare de Lyonまで延長されました。
パリのバスの路線の中で1、2を争うお勧めの路線がさらにアップグレードした感じがします。
リヨン駅を出発後、セーヌ川沿いを走り、その後リヴォリ通りを通り、ルーブル美術館、チュイルリー公園を通って、コンコルド広場に向かいます。
その後は、再びセーヌ川沿いに走り続けます。
トロカデロも過ぎて、16区のサント= ペリーヌ公園まで、セーヌ川のそばを走ります。
その後は、環状道路を越えて、終点、Parc de Saint-Cloud に向かいます。
行きもかなりの距離をセーヌ川沿いを走りますが、帰りの路線は3分の2位がセーヌ川沿いを走るルートです。
アレクサンドル3世橋を渡ります。
セーヌ川にかかる橋の中で最も美しい橋と言われています。
トロカデロより先に特に観光スポットがないのが残念な所なのですが、セーヌ川沿いをすべてバスに乗ってみたい方は、Radio Franceに行ってみるのも良いかもしれません。
パリ観光ではぜひ、積極的に活用したい路線です。
73番線
2019年 4月 改正版
La Garenne-Colombes Charlebourg と Musée d’Orsay を結ぶ路線です。
2019年の改正ではルート変更のなかった路線です。
オルセー美術館を出発した後、コンコルド広場へ向かいます。
その後、シャンゼリゼ通りを進み、凱旋門へ向かいます。
凱旋門を過ぎたらそのまま、Grande Armée通りを直進して、環状道路を越えて行きます。
環状道路を越えたら、さらにシャルルドゴール通りを直進します。
新凱旋門、La Défense を過ぎたら、終点、La Garenne-Colombes Charlebourgに向かいます。
距離的にかなりある路線ですが、シャンゼリゼ通りをひたすら直進しますので、観光ルートとしては良いと思います。
ただ、凱旋門を過ぎた先は、La Défense位しかないと思いますので、この間を往復することになるか思います。
La Défense自体は、オフィスビルとショッピングセンターからなっているので、特別見どころがあるわけではありません。
滞在中に時間のある方にお勧めするスポットです。
73番線は、オルセー美術館から、凱旋門までの移動に優れた路線です。
なお、この路線は、日曜、祝日は運行しない区間がありますので、注意してください。
74番線
2019年4月 改正版
Clichy – Berges de Seine と Châtelet を結ぶ路線です。
2019年の改正では停留所の変更がありました。
発着所が、Hôtel de Ville から Châtelet に変更になっています。
Châteletを出発後、リヴォリ通りから、ルーブル通りへ入ります。
その後は、道なりに、モンマルトル通り、フォーブルモンマルトル通り、ロレット通り、クリシー通りと走ります。
その後は、環状道路を越えて、終点、Clichy – Berges de Seineに向かいます。
74番線は、中心地から出発するものの、意外と観光スポットは通りません。
但し、宿泊施設の集まる地域を走りますので、この辺りに宿泊施設のある方は、活躍する路線かもしれません。
75番線
2019年4月 改正版
Panthéon と Porte de Pantin を結ぶ路線です。
2019年の改正で、発着場所が、Pont Neuf から Panthéon に変更になっています。
以前のルートより、距離が伸びたルートになります。
75番線も、パリ中心部から出発するものの、あまり活躍する路線ではありません。
パンテオン周辺から、レピュブリック広場までの移動に利用するのがメインの路線になります。
宿泊施設に左右されると思います。
76番線
2019年4月 改正版
Châtelet と Louise Michel を結ぶ路線です。
2019年の改正で、発着所が Louvre – Rivoli から Châtelet に変更になっています。
若干ルートが短くなりました。
Châteletを出発した後、セーヌ川沿いを走り、バスティーユ広場へ向かいます。
その後、11区、20区を横断し、環状道路を越えて、終点 Louise Michel に向かいます。
76番線もパリ中心部から出発するものの、活躍する区間は、Châtelet からバスティーユ広場までの間となります。
この間を移動するときに利用することがある場合は、積極的に活用したい路線です。
77番線 ~新設~
2019年4月 改正版
2019年の改正で、新設された77番線。
残念ながら、観光ではあまり活躍しない路線です。
リヨン駅からヴァンセンヌの森へ移動する際に利用することになると思います。
まとめ
いかがでしたか?
70番台の路線は、全体的にパリ中心部を通るのですが、路線によって使い勝手にかなり差があります。
新たに2つの路線が追加されたのですが、思ったよりも活躍しない路線で残念でした。
重要な路線は、72番線。
セーヌ川沿いを走るこの路線は景色もとても良いので、積極的に活用したい路線です。
状況により活躍するのが70番線、73番線
これらは、目的地によって利用頻度が変わると思います。
その他の路線は宿泊施設に左右される路線です。
全体的に70番台の路線はどれも、全く利用することがないという訳ではないので、状況によって上手に使い分けてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、バスの乗り方や、チケットの購入方法などは以下でご紹介しています。
パリのバス利用が初めての方は、こちらをお読みになる前にチェックして頂くとスムーズに理解出来ると思います。
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