パリ9区、美食家を唸らせるパン屋の激戦区にひっそりと佇む、セバスチャン・ゴダール。
その洗練された外観と、一口食べれば虜になるパンの数々は、地元パリジャンはもちろん、世界中の観光客を魅了し続けています。
このマルティール通り(Rue des Martyrs)は、パン屋を筆頭に、選び抜かれた食材店や個性豊かなブティックが軒を連ねる、まさに食の宝庫。
石畳の道や歴史を感じさせる建物が織りなす街並みは、古き良きパリの面影を色濃く残し、散策するだけでも心ときめく体験となるでしょう。
パリの食文化を深く知りたい方、特別なパンとの出会いを求めている方は、ぜひセバスチャン・ゴダールを訪れてみてください。
今回の記事では、セバスチャン・ゴダールの魅力と、周辺のマルティール通りの見どころをたっぷりご紹介します。
Sébastien Gaudard セバスチャン・ゴダール
店舗名
LA PÂTISSERIE DES MARTYRS (Sébastien Gaudard)
住所
22 Rue des Martyrs, 75009 Paris, フランス
営業時間
月曜日~金曜日:10:00~20:00
土曜日:9:00~20:00
日曜日:09:00~19:00
休業日
なし
最寄り駅
Notre-Dame-de-Lorette:12号線
Saint-Georges:12号線
Sébastien Gaudardの歴史と特徴
歴史
PâtisserieVergneで働き始めます。
22歳でMatignonでPierre Bérégovoy首相のペストリーシェフ、そしてEdouard Balladur氏のシェフとして働きます。
この経験を買われて、Fauchonでピエールエルメの下で、シェフとして働いたあと、チーフシェフとして5年間を過ごします。
ボンマルシェでDélicabarを監修。
2011年11月 自身の名を冠した、Sébastien GaudardをMartyrsにオープンします。
特徴
セバスチャン・ゴダールの特徴は、基本的にシンプルであるということです。
伝統的な商品を、奇をてらうことなく、現代の味に再現しています。
そのため、どの商品も、見た目はシンプルながら、とても美味しいです。
まず、お店の外観からして、期待させられます。
レトロな感じもしますし、現代的なポップな感じもします。
グリーンを基調とした外観も雰囲気がありますね。
店内も白を基調として、高級感があり、清潔感があります。
商品もとても見やすくレイアウトされています。
焼き菓子の棚も、とても綺麗に陳列されています。
一つ一つの商品がとても見やすく感じます。
実食
エクレアに、キウイのタルト、そして、マカロン。
実は、パリでパン屋めぐり、スイーツ巡りにハマるきっかけとなったのが、このエクレア。
食べた瞬間に、本当に驚きました。
一体、日本で食べていたエクレアとは何だったのか!!
と衝撃を覚えたことを今でも覚えています。
マカロンも、それまで食べていたものとは全くの別物で、こちらも驚きました。
ずいぶん、昔のことですが、それまで、何度もパリに来ていたのに、スイーツには全く興味がありませんでした。
ところが、美味しいパン屋があると聞いて、何となく立ち寄ったのが、ここ、セバスチャン・ゴダールでした。
それ以来、毎年、美味しいパン屋、ケーキ屋さんがあると聞けば、パリ市内、どこでも行くようにしています。
セバスチャン・ゴダールは、スイーツ以外も、Figaro(フィガロ)誌でパリナンバー1クロワッサンに選ばれたことがあるほど、パン類もとても美味しいです。
当時は、雑誌等で話題になっていたので、初めてお店に行ったときは、クロワッサンが売り切れていたほどの人気でした。
こちらが数年後の2019年に行ったときに購入したクロワッサン。
残念ながら現在は、昔に比べると少し味が落ちている気がします。(舌が肥えてしまったせいかもしれません。)
マカロンは変わらね美味しさを保っています。
エクレアやデザート類も変わらぬ美味しさです。
商品のタグもレトロ感があっていい感じです。
デザート類は訪れる時間によっては、かなり品薄になっていることも多々ありますので、初めて訪れる際は、早めの時間に訪れてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Sébastien Gaudard セバスチャン・ゴダール
味:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆☆
内観:☆☆☆☆☆
価格:☆☆☆☆☆
スタッフ:☆☆☆★★
購入しやすさ:☆☆☆☆★
場所:☆☆☆★★
という感じです。
味に関しては、当時の記憶では文句なしの味でした。
ただ、最近、味が落ちたとの情報も、散見していますので、次回、再訪したいと思います。
外観、内観ともに、文句なしの☆5つ。
周りのお店からは、少し浮いていますが、とにかく個人的に大好きな雰囲気です。
また、内観の商品の見やすさや、清潔感はとても好印象でした。
価格も、以前はお手頃価格でした。
現在はチュイルリーにも新店舗がオープンしたりしているので、変わっているかもしれませんが、こちらも次回、再チェックしてきます。
スタッフは特に印象に残っていないので、普通の☆3つです。
購入のしやすさは、商品は見やすいのですが、とても混んでいたので、☆4つにしました。
次回、少し空いているといいのですが、、、。
場所は、中心部から遠くはなく、悪くはないのですが、特に観光地があるわけでもないので、Sébastien Gaudard セバスチャン・ゴダールを目指してこないと、通常の観光で来る場所ではありません。
また、少し治安の悪い地域に入ってきますので、訪れる際は、身の回りのものに注意して歩いてください。
とにかく、パン好き、スイーツ好きには、1度は訪れて欲しいお店です。
2019年に再訪
Sébastien Gaudard セバスチャン・ゴダール
味:☆☆☆★★
外観:☆☆☆☆☆
内観:☆☆☆☆☆
価格:☆☆☆☆☆
スタッフ:☆☆☆★★
購入しやすさ:☆☆☆☆★
場所:☆☆☆★★
全体的な評価はあまり変わらないのですが、味は少し落ちているのか、他のお店のレベルが上がっているのか良く分かりませんが、昔のようなスペシャル感はなくなってしまった感じです。
スイーツ類は変わらぬクオリティを保っているのですが、パン類が普通のお店になってしまった気がします。
美味しいと言われたクロワッサンも味の秘密がわかってしまうと、少し残念でした。
但し、私自身が、いろんなクロワッサンを食べ過ぎて味覚が変わってしまっている部分もあるので、ぜひ皆様一度来店してご自身で確かめてみてくださいね。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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