パリで最も古いと言われているパティスリーがあります。
それが、Stohrer(ストレー)。
1730年の創業以来、その名声を保ち続けているのは伊達ではありません。
またパンやケーキの味の魅力だけでなく、フランスの史跡にも指定されている内装は一見の価値があります。
パリの歴史を感じるにはまさにうってつけのお店です。
そんな魅力溢れるお店を、早速ご紹介させて頂きます。
Stohrer ストレー
基本情報
Stohrer ストレー
住所:51 Rue Montorgueil, 75002 Paris, フランス
営業時間:月曜日~日曜日 07:30~20:30
定休日:なし
最寄り駅:Étienne Marcel 4号線 Sentier 3号線
特徴
1730年、Nicolas Stohrerによって設立されたお店は、現在も変わらず、Montorgueilで営業しています。
ストレーは、ルイ15世と結婚した、Marie Leszczynskaの父である、 Stanislas Leszczynskiのパティシエでした。
rum baba(ババ)を発明したことでも知られており、その他にも沢山の伝統的なケーキを世に送り出しています。
2017年に、The Dolfi familyに引き継がれ、さらなる発展を遂げています。
出典:ストレー公式サイト、about us より 引用
外観 & 店内

ブルーのテントが目を引くお店は古き良き感じの雰囲気があり、購入する前からわくわくします。
お店の前には、偶然、ストレーの配達用のバンが停まっていました。

時間帯によってはかなり混雑しています。
入り口の雰囲気もかなり良い感じです。

店内のシャンデリアも素晴らしいですし、全体的に照明の感じがとても良いです。
天井にある豪華な装飾は、オペラ座を装飾した、Paul Baudryの学生たちによって手掛けられています。

ショーウィンドウから眺める景色も食欲をそそられます。
お店に入らずにはいられないと思います。

美味しそうなケーキが沢山ならんでいます。
タルト系の生地もしっかりとしていて満足度が高いです。

Barrette Nougatine は見るからに美味しそうです。

定番のマカロンも様々な種類が販売されています。

クッキーもあります。

ミニ・ヴィエノワズリーと絶品のカヌレ。
食べだすと止まらない美味しさです。

お土産にも最適なチョコレートも揃っています。

バターたっぷりのクロワッサン。
こちらも間違いのない商品です。

パンオショコラはパリの定番。
欠かすことの出来ない商品です。

あまり広くない店内ですが、とにかく色んな商品が並んでいます。

総菜類も豊富です。
但し混雑時は、列から離れているので、なかなか注文しずらいです。
実食

ボックス、手提げ袋はとてもおしゃれです。
この雰囲気のエコバックが欲しいくらいです。

クロワッサンはしっかりとバターの風味がありとても美味しかったです。

ストレーに行ったら絶対食べて欲しいのがリンゴのタルト。
個人的には今まで食べたリンゴのタルトの中で一番美味しかった。
生地がしっかりしているので食べ応えもあります。
リンゴのタルトはその後食べたくて何度も足を運んでいるのですが、時間が悪いせいか一度も出会っていません。
見つけた時は絶対に購入してみてくださいね。

チョコレートケーキ。
とても美味しいのですが、私には少し甘すぎました。

断面です。
しっかりと詰まっていますので、かなり食べ応えがあります。

フルーツ系のケーキ。

こちらはとても美味しかったです。
まとめ
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Stohrer ストレー
味:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆★
内観:☆☆☆☆☆
価格:☆☆☆☆★
スタッフ:☆☆☆★★
購入しやすさ:☆☆☆★★
場所:☆☆☆☆★★
という感じです。
味は文句なしの☆5つです。
今回食べたカヌレとリンゴのタルトは、これぞパリの味と言う美味しさです。
その後も色んなパンやケーキを食べていますが、全体的にレベルが高いです。
ただ、個人的な感想としては、ケーキ類は昔ながらの作りでやや甘め。
パン類やタルトの方がお勧めです。
外観は、古き良き感じを残した雰囲気で良いのですが、間口自体は狭いため、強い印象を受けることはないと思います。
内観に関しては、文句なしの☆5つ。
古き良き感じのパン屋さんが好きな方には満足して頂けると思います。
価格に関しては普通ですが、特別安い訳ではありません。
商品とのバランスを考えれば妥当な感じです。
スタッフはごく普通。
最近のパリのパン屋さんはとても感じが良い所が多いので、通常の接客だと何となく悪く感じてしまう場合があります。
購入のしやすさは、時間帯によると思います。
空いている時は問題ありませんが、混雑時はとにかく混むので、遠くの商品を頼むのは至難の技です。
ケーキ類とヴィエノワズリーと総菜の3点を買おうとすると、それを説明するのはなかなか難しいです。
場所はパリの中心地で良いのですが、、、、。
意外とメトロの駅から離れているので、少し歩かなくてはなりません。
バスでの移動はどこから乗車してくるかによってかわりますが、降りてすぐという感じではありませんでした。
観光の途中に寄るというよりは、ストレーを目指して来なくてはならないと思います。
正直、最初はあまり期待していなかったのですが、良い意味で期待を裏切る美味しさでした。
パリで最初のパティスリーという言葉は、伊達ではないようです。
動画でもストレーの様子をご紹介させて頂いております。
合わせてご覧になって見てください。
なお、ストレーは、パリ市内に系列店舗が幾つかあります。
(ただし、店名、取り扱い商品には違いがあります)
観光の途中で最も立ち寄りやすいのが、ギャラリーラファイエットのシャンゼリゼ通り店の中のお店です。
お時間の取れない方は、ぜひこちらで購入してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
パリの最新パン屋ランキングを公開しています。
今回ご紹介させて頂いたお店は何位なのか?
ぜひ合わせてチェックしてくださいね。

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