今回ご紹介させて頂く、「パリ植物園」は、パリ5区にある誰もが気軽に立ち寄ることが出来る庭園です。
敷地は約25haあり、園内には、自然史博物館や動物園、温室なども併設されています。
植物園自体は無料で利用することが出来ますが、他の施設は有料になっています。
自然史博物館や動物園、温室などにご興味のある方は、それらの施設に立ち寄る価値はありますが、あまりご興味のない方でも、それぞれの建物は大変に見ごたえのあるものですので、外観だけでも十分に楽しむことが出来ると思います。
それでは早速、ご紹介させて頂きます。
Jardin des Plantes パリ植物園
住所
57 Rue Cuvier, 75005 Paris, フランス
営業時間
07:30~20:00
最寄り駅
Jussieu:メトロ7号線、10号線 他
特徴
パリ植物園は、1626年に創設された薬用植物の王立庭園がその歴史の始まりと言われています。
1789年のフランス革命を期に、1793年6月に「Jardin des Plantes de Paris」と呼ばれるようになりました。
庭園マップ
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出典:Map of the jardin des paris
パリ植物園のマップは、上記のサイトで確認することが出来ます。
実際に、現地の入り口などにも、複数のマップが置かれています。

こちらは、「Place Valhubert」側の入り口に置かれている園内マップになります。
マップを見ながら歩けば、迷うことはないでしょう。
現地レポート
庭園内
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「Place Valhubert」側の入り口になります。
正門はこちら側になりますので、可能であれば、こちら側から入園したほうが良いと思います。

庭園に入るとすぐに、「Jean-Baptiste Lamarck」のモニュメントが迎えてくれます。
「Jean-Baptiste Lamarck」は、生物学という言葉を最初に使った博物学者の一人であり、進化論の先駆者の一人であり、近代気象学の発案者の一人でもあります。
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庭園は、「LES CARRÉS DE LA PERSPECTIVE」と呼ばれるフランス式庭園になります。
歩いているとなかなか気が付きませんが、四角形が対称的に配置されています。
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訪れた季節は冬だったので、庭園を満喫とまではいきませんでしたが、十分に楽しむことが出来ました。
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花の名前は忘れてしまいましたが、こちらの花は咲いていました。
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冬の庭園は空いているのでゆっくりと散策することが出来ます。
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パリの公園では定番の、メリーゴーランドも設置されています。
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庭園から「Place Valhubert」側の様子です。

庭園の手入れ作業を行っていました。
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この日は少し暖かかったためか、「かも」も散策していました。
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中央にある彫像は、「Monument à Buffon(ブッフォンのモニュメント)」になります。
とても見晴らしの良い庭園です。
国立自然史博物館
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庭園の一番奥には、「自然史博物館」があります。
今回は時間の都合で入館出来ませんでしたが、評価の高い博物館ですので、ご興味のある方は、ぜひ立ち寄ってみてください。

もともとは「王立薬草園」だった建物ですが、1718年ルイ15世の勅令により自然史に特化するようになりました。
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外観だけでも十分に楽しむことが出来ます。
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館内を見学される方は、向かって右側に入口があります。
温室
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温室は、1635年から存在していました。
時代ととも多くの改修が行われて、現在は金属フレームの5つの温室が設置されています。
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「Le jardin d’hiver」(ウインターガーデン)と呼ばれている熱帯雨林の温室です。
冬にも関わらず、多くの人が並んでいました。

「La serre de Nouvelle-Calédonie」(ニューカレドニアの温室)とその奥に「La serre de l’histoire des plantes」(植物の歴史の温室)が並んでいます。
Fontaine aux Lions

庭園の一番奥の出口、「Allée Chevreul」(シュブルル通路)にあるのが、Henri-Alfred Jacquemart(アルフレッド・ジャックマール)によって作られた「Fontaine aux Lions」(ライオンの噴水)です。
今回ご紹介できたのは、庭園の魅力のほんの一部にしか過ぎません。
園内には、多くの彫像や、噴水、建物などがありますので、いろいろな楽しみ方が出来ると思います。
まとめ
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いかがでしたか。
パリ観光で訪れる庭園と言えば、チュイルリー庭園やリュクサンブール公園になりますが、今回ご紹介させて頂いた「パリ植物園」は、それらとはまた少し違った雰囲気のある庭園になります。
温室もあり、自然史博物館もあるので、冬場でも十分に楽しむことが出来ますが、4月以降であれば、多くの花が咲いた花壇を楽しむことが出来ますので、暖かい季節にパリを訪れる予定の方は、ぜひ訪れてみてください。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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