海外旅行に行くときに、いつも悩むのが持っていく下着の数。
滞在日数が短い時は良いのですが、長くなると日数通りに持っていくと荷物が多くなり邪魔になるし、少ないと途中で困るしいつも悩みの種でした。
皆様もそんな悩みを持ったことはないでしょうか?
そんな悩みを解消してくれるのが、コインランドリー。
日本で暮らしているとコインランドリーを利用する機会がなかったので、少し不安でしたが、実際に利用してみたら、何で今まで利用しなかったのかと後悔するほど便利でした。
今回はそんな便利なコインランドリーについてご紹介させて頂きます。
Laverie Libre Service コインランドリー

パリにはとにかく沢山のコインランドリーがあります。
一応フランス語でコインランドリーは、”Laverie Libre Service“と言いますが、それぞれのお店によって書かれている単語に若干の差異がありますが、”Laverie“と書かれていれば間違いなくコインランドリーです。
(フランス語が分からなくても、ほとんどのコインランドリーはガラス張りになっているので、外から見れば分かりますが、、、。)
治安について
コインランドリーを利用する際に気になるのが治安です。
コインランドリー自体の治安はそれほど悪くはありません。
治安に関しては、利用する場所自体の治安を考えた方が良いと思います。
通常観光客が訪れないような場所は別ですが、大抵の方が宿泊されるホテル等のそばにあるコインランドリーは特に問題なく利用出来ると思います。
もちろん、窓ガラスが割れていたり、清潔でない場所、ホームレス等が中にいたりしているお店は利用するのを止めておきましょう。
場所の探し方

コインランドリーの探し方は難しくありません。
滞在しているホテル等の近所を歩けばすぐに見つかると思います。
またグーグルマップを利用しても見つけることが可能です。
ご自身の滞在場所を開いて、検索で、”Laverie Libre Service“または “Laverie“と入れれば沢山候補が出てきます。
候補のお店を実際に覗いてみて、問題がなさそうなら利用してみてください。
なお、料金はお店によって若干の違いがありますが、大きな違いはないと思うので、あまり気にしない方が良いかと思います。
洗濯機の利用方法
それでは早速コインランドリーの利用方法を見て行きましょう。

洗濯機を選ぶ
まずお店に入ると、沢山の洗濯機が並んでいます。
洗濯機は容量によって色が分かれています。
基本的には6kgと8kgがメインで、その他に12kg、23kgの大型が1台~2台位設置されています。
(店舗により構成に差はありますが、大体このイメージです)
また、それぞれの洗濯機には番号が付いていますので、ご自身の利用する洗濯機の番号を覚えておきましょう。
まずは、ご自身の洗濯物の容量に合わせて、洗濯機を選びます。

お店によって色は違いますが、今回のお店はこちらが6kgのタイプ。

シンプルですが、扉を開けて、洗濯物を中に入れます。

もう一つが、こちらのシルバー調のタイプ。
容量は8kg、今回はこちらを利用しました。

洗濯物を入れたら、確実にドアが閉まっていることを確認してください。
壊れたりしているとドアがキチンと閉まらないものもあります。
必ず確認してから次の手順に移ってください。
洗濯コースを選ぶ
洗濯コースを選びます。
内容はどこのコインランドリーでもほぼ同じです。

- 高温:90度:60分
- 中温:60度:55分
- 低温:40度:50分
- 冷温:20度:45分
通常は2番か3番になると思います。
洗濯するものによって変わると思いますが、1番だけは洗濯物が縮む恐れがありますので、注意してください。
ニットのようなものを洗う場合は3番以下を選択してください。

こちらはデジタル調のタイプ。
ボタンタイプのものもあります。
洗剤を入れる

先ほどの画像の4番目の所を見て頂くと分かりますが、洗剤を入れる所は4つのボックスに仕切られています。
- PRE-LAVAGE:予備洗い
- LAVAGE:本洗い
- JAVEL:漂白剤
- ADOUCISSANT:柔軟剤
お好みによって使い分けてください。
店舗や機械のサイズによっては、3種類のものもあります。

この場合は漂白剤を入れるボックスはありません。
また蓋がゴム式のものもあります。

ちょっと古いタイプだとこのような作りになっています。
なお、どこのコインランドリーでも大抵、洗剤と柔軟剤を購入することが可能です。
(店舗によっては洗剤のみの場合もあります)

場所によっては複数の種類の洗剤や柔軟剤が販売されています。
今回利用した場所は、それぞれ1種類のみでした。

見た感じで分かると思いますが、左が柔軟剤で、右が洗剤になります。
店舗によっては洗剤しか販売していない場合もあります。
その場合は近所のスーパー等で柔軟剤を購入しましょう。

色んな種類がありますが、棚の中を良く探してみると、使い切りタイプの柔軟剤を見つけることが出来ます。

こんな感じの柔軟剤が3つセットで販売されています。
手で切ることは難しいので、はさみがあった方が良いと思います。
コストを抑えたい方は、日本から洗剤を持ってこようと思うかもしれません。
しかし、日本の水とフランスの水は水質が違うので、出来れば現地で購入することをお勧めします。
滞在中に複数回利用予定の方は、現地のスーパー等で購入した方が割安です。
但し余る可能性の方が高いと思いますが、、、。
支払いをする
ここまで準備出来たら、いよいよ洗濯開始です。
もちろん、その前に料金を払わなくてはなりません。
フランスのコインランドリーは精算機が一つで、すべての洗濯機と乾燥機を管理しています。

フランス語で書かれていると何だか難しそうですが、操作はとても簡単です。
まずは自分の洗濯機の番号を入力して最後に#(シャープ)を押します。
料金が表示されますので、コイン、または紙幣を投入します。
お釣りがある場合は忘れずに取ってください。
以上で会計は終了です。
お金を入れて清算されると、洗濯機がすぐに動き出します。
清算前に、必ずドアが閉まっていること、洗濯物の入れ忘れ、温度設定の3つを必ず確認してください。
もちろん、洗剤の入れ忘れにも注意してくださいね。
今回利用したお店は、支払いが現金のみでした。
店舗によってはクレジットカードが利用できる場合がありますが、念のため現金を持って行った方が無難です。

この精算機では、クレジットカードが利用できます。
洗濯が終わるまで待つ
選ぶコースにもよりますが、洗濯が終わるまで、40~50分位かかると思います。
終わるまで待っていても良いのですが、さすがに退屈すると思うので、近隣にスーパー等があれば買い物をしてきても良いかもしれません。
洗濯中の衣類が盗まれることはまずないと思います。
但し、長時間そのままにしておくと、洗濯機から洗濯物を出されてしまう場合があるので注意が必要です。
乾燥機の利用方法

無事洗濯が終わったら、次は乾燥機を利用します。

こういったボックスが置いてありますので、これに入れて、乾燥機まで洗濯物を移動させましょう。
衛生的に気になる方は、ご自身の袋等に入れて移してもOKです。

動いていない乾燥機の扉を開けます。
この時、必ず中に何も残っていないか確認してください。
料金を支払う
料金の支払い方法は、先ほどの洗濯機の時と同じです。
乾燥機の番号の後にシャープを押せば料金が表示されます。
温度設定をする
洗濯物をすべて入れたら、温度を選択します。

画像を見て頂ければわかると思いますが、温度は4段階に分かれています。
洗濯した物に合わせて温度を選んでください。
スタートする

温度設定を終えたらグリーンのボタンを押します。
これで乾燥スタートです。
乾燥機は1回10分ですが、まず1回では乾かないと思います。
洗濯物が少ない場合は2回、多い場合は3回は必要です。
ただ、その度に料金を支払うのは手間なので、乾燥機が動き出したら、再度自分の番号を押して支払いをすると2回分がチャージされます。
繰り返せば何回でもチャージすることが可能です。

洗濯機が終わるまで待っている人は少ないですが、乾燥が終わるのを待っている人は割と多いです。
乾いた洋服は盗まれる恐れがあるので、止まる少し前にはコインランドリーにいた方が良いと思います。
まとめ
いかがでしたか?
一度、手順を覚えてしまえば、とても簡単に利用することが出来ます。
今まで、ホテルで簡易的に洗ったりもしていましたが、乾くのに時間がかかるし、手間もかかるし、いつも面倒だと思っていたのですが、コインランドリーを利用したら、そんな問題とは無縁の滞在を送ることが出来るようになりました。
また、滞在中の持ってくる衣類も大幅に減らすことが出来るようになったのも、荷物の多い私にとってはありがたいことでした。
ぜひ皆様の中で、パリに滞在する期間が長い方は、一度利用してみてはいかがでしょうか?
荷物も減らすことが出来ますし、良い思い出にもなると思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント