パリ14区の静かな通りで、知る人ぞ知る名店として愛されてきた「Le Petit Mitron(ル・プティ・ミトロン)」。「パン屋の小僧」という謙虚な店名を掲げながら、2016年のクロワッサンコンクールでパリ第2位に輝いたその実力は、本物を知るパリジャンの折り紙付きです。
実は2022年のオーナーチェンジを経て、現在は11区オベルカンフ地区(8 Rue Oberkampf)へと拠点を移し、「Boulangerie Pâtisserie Le Petit Mitron à Oberkampf Bastille」として再始動しています。新店舗では伝統の味を守るだけでなく、旅行者向けのパン作りワークショップを開催するなど、さらに魅力的なスポットへと進化。
今回は、移転前の14区時代の貴重な実食レポートとともに、なぜこのお店が「コンクール常連」としてGoogleで高評価を受け続けているのか、その人気の秘密と最新の動向を徹底解説します!
Le Petit Mitron ル・プティ・ミトロン
住所
8 Rue Oberkampf, 75011 Paris, フランス
営業時間
月曜日~金曜日 06:30~20:00 土曜日 07:00~18:00
定休日
日曜日
最寄り駅
Oberkampf:9号線 Filles du Calvaire:8号線
2026年現在の最新状況:11区への移転と進化
- 新住所: 8 Rue Oberkampf, 75011 Paris
- 体験型ベーカリーへ: 移転後の新店舗では、観光客や地元の子ども向けに「Baking Class(パン作り教室)」を積極的に開催しています。地下にある歴史的なオーブンを見学し、実際にバゲットやクロワッサンを形作る体験は、ViatorやMusementなどの予約サイトでも非常に高い評価を得ています。
主な受賞歴
- 2016年 パリ最高のバタークロワッサンコンクール:第2位
- その他、バゲットコンクールや地域のパティスリー部門でも、長年にわたりトップ10入りの常連でした。この実績が、移転後も変わらぬ信頼のベースとなっています。
オーナーとこだわり
- 伝統の継承: かつてのオーナーであるディディエ・ラッパ(Didier Rappe)氏の技術は、現在のスタッフにも受け継がれています。
- 「小僧(Mitron)」の精神: 店名の通り、初心を忘れず、毎日同じ時間に最高品質のパンを焼き上げることを最優先しています。特にクロワッサンの「層の均一さ」と「焼き色の美しさ」には並々ならぬこだわりがあり、それが断面の美しさに繋がっています。
訪問のアドバイス
- オベルカンフ店へのアクセス: メトロ9号線の「Oberkampf」駅から徒歩すぐ。14区の旧店舗に比べ、マレ地区やバスティーユ広場からも近く、観光の合間に立ち寄りやすくなっています。月〜金は夜20:30まで営業しているため、夕食のバゲットを買いに行くのにも便利です。
外観


お店の脇にはコンクール常連のお店だと伺わせる看板とステッカーが貼ってあります。

看板には営業時間も表記されています。あまり好感度の上がらない看板ですね。
店内

店内はとても狭いです。地元でも人気のお店らしく、お客様が並んでいます。

一通りのパンは揃っています。カウンター奥にはバゲット類も取り揃えてあります。訪れた日は土曜日のお昼過ぎ、土曜日は閉店が早いので、商品もかなりなくなっていました。

ケーキ類はほぼ完売。ただスペース的にそれほど沢山の種類はなさそうです。

エクレアは何とか残っていました。お値段は手ごろです。人気の秘密は価格にあるのかもしれません。
実食

この日購入したのはクロワッサン。やはりお店の看板商品は購入しないといけませんね。

断面もとても綺麗なクロワッサンでした。食感も良く美味しいクロワッサンです。
評価

全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Le Petit Mitron ル・プティ・ミトロン
味:☆☆☆★★
外観:☆★★★★
内観:☆☆★★★
価格:☆☆☆☆★
スタッフ:☆☆☆★★
購入しやすさ:☆☆☆★★
場所:☆☆★★★
という感じです。
味は☆3つです。美味しいクロワッサンでしたが、スペシャル感はありません。
外観はあまり良くありません。このグレー系の色がパリのパン屋さんで流行っているのかどうかわかりませんが、割と見かけることが多いのですが、もう少し大きな店舗で、全体的に上手にまとめないと高級感が出ないと思います。メゾンランドゥメンヌの店舗も似たような色を使いますが、とても上手にまとめていると思います。
内観に関しても、店内が狭いので仕方ないのですが、まとまりがなく、ごちゃごちゃ感が強いです。
価格に関しては良心的です。
スタッフに関しても普通だと思います。
購入のしやすさは、店内が狭いので、問題ないと思います。
場所に関しては、近隣に観光地もないので、近くに宿泊される方、パン好きの方のお店になると思います。
グーグルでも非常に高評価のお店だったので、とても期待していたのですが、残念な結果となりました。人により好みもあると思いますが、パンの味よりもお店の雰囲気がもう一つのように感じました。
昔ながらのパン屋さんの雰囲気で、味もそこそこと言う位置づけになるのかと思いますが、パリでは美味しいパン屋さんが次々に誕生しているので、わざわざ訪れる価値があるかと言うと微妙な所です。
まとめ
14区の旧店舗は地味な印象もありましたが、現在の新店舗は活気あふれるバスティーユ界隈にあり、よりアクセスしやすく開放的な雰囲気に生まれ変わっています。
「パリで本当に美味しいクロワッサンを、気取らない雰囲気の中で味わいたい」。そんな方は、新しくなったオベルカンフの店舗をぜひ訪ねてみてください。伝統的な「パン屋の小僧」の精神が詰まった、最高の一口に出会えるはずです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。パリパン屋ランキングをこちらでご紹介させて頂いております。合わせてご覧になってみてください。



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