今回ご紹介させて頂くのは、「ナンシー大聖堂」。
中心地にある大聖堂は、ナンシーを代表する観光スポットの一つであり、またシンボルでもあります。
それほど大きくはないので時間をかけずに鑑賞することが出来ますので、ぜひ観光ルートに加えてお立ち寄りください。
それでは早速ご紹介させて頂きます。
Notre Dame de l’Annonciation ナンシー大聖堂
基本情報
Notre Dame de l’Annonciation ナンシー大聖堂
住所:56 Place Mgr Ruch, 54000 Nancy, フランス
営業時間:
月曜日~土曜日 08:40~19:00
日曜日 10:30~20:00
所要時間
大聖堂内部は、それほど大きくないので30分もあれば十分に見て回れると思います。
歴史
1700年 建築家”Giovanni Betto“、”Jules Hardouin-Mansart“と”Germain Boffrand“により設計、計画される。
1703年に建設が始まり、le duc Léopold(デューク公)、Stanislas(スタニスラス王)の統治下に行われました。
1760年頃までには、内観、外観共にほぼ完成しています。
外観
写真は、モーリス・バール通りから撮影した大聖堂。
大聖堂の目の前すぐに建物が建ち並んでいるので、全体像をうまく撮影するのが難しかったです。
大聖堂入り口も非常にシンプルな作りになっています。
大聖堂は、誰でも立ち寄りやすい雰囲気です。
内観
中央から祭壇を望みます。
両サイドに通路があります。
大聖堂内部の見取り図です。
長さはおよそ60メートルになります。
Chapelle Saint Gauzelin (図3)
922年から962年まで、Toul の司教を務めた”Gauzelin of Toul”。
Chapelle Saint Joseph (図4)
Chapelle Saint Fiacre (図5)
“Saint Fiacre“はアイルランドの聖人です。
Chapelle du Sacré-Cour (図6)
Chapelle du Sacré-Cour (図6)
Chapelle du Saint-Sacrement (図8)
祭壇 (図C-D)
Chapelle de la Sacristie (図10)
Chapelle Bonne Nouvelle (図11)
Chapelle Bonne Nouvelle (図11)
Chapelle Saint-Roch (図12)
“Saint-Roch“はペストに対する守護聖人。
Chapelle Sainte-Concorde (図13)
Chapelle Saint-Sigisbert (図14)
受胎告知
Coupole
“Claude Jacquart“によるフレスコ画。
通常の撮影だとあまり綺麗に映らないので、少し加工を加えてみました。
オルガン Le grand orgue
“Nicolas Dupont“(ニコラス・デュポン)により、1756年~1763年にかけて制作されたのがこちらのオルガンです。
その後、度々改造されています。
フランス国内でも随一の音色と言われています。
まとめ
ゴシック建築の大聖堂を中心に今まで見てきましたが、今回訪れたナンシー大聖堂は、バロック式と言われるだけあって、外観、内観ともに、とてもシンプルな作りとなっています。
しかしそのシンプルさがまた大聖堂を引き立たせているようで、他の大聖堂には見られない独特の雰囲気がありました。
豪華絢爛の大聖堂も魅力がありますが、静かにお祈りを捧げられる大聖堂もナンシーの街にはとてもふさわしいものでした。
見学にそれほど時間も要さないので、ぜひ観光ルートに加えて頂きたいスポットです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
パリから日帰りナンシー観光についてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
合わせてご覧になってみてください。
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