パリで今、最も勢いのあるパティシエは誰か? その問いに、多くの美食家が真っ先に名を挙げるのが「Yann Couvreur(ヤン・クブルー)」です。
名門「プリンス・ド・ガル」などの高級ホテルでヘッドパティシエを歴任し、2015年には「最優秀パティシエ(Omnivore)」にも選出された実力派。彼のトレードマークである「キツネ(Renard)」が描かれたショップは、オープン以来パリジャンの心を掴んで離しません。
特に、マレ地区の人気スポット・ロジエ通りにある店舗は、歴史ある建物の魅力を活かした唯一無二の空間。今回は、パリで1、2を争うと噂の「究極のクロワッサン」から、彼ならではのエレガントなケーキまで、その魅力を余すことなくレポートします!
Yann Couvreur Rosiers
店舗名
Yann Couvreur Rosiers ヤン・クブルー ロジエ
住所
23bis Rue des Rosiers, 75004 Paris, フランス
営業時間
8:00 ~ 20:00
最寄り駅
Saint-Paul:1号線
シェフ:Yann Couvreur(ヤン・クブルー)氏の哲学
- 「自然体」の追求: 彼のパティスリーの最大の特徴は、人工着色料や香料を一切使用しないこと。旬のフルーツや厳選された天然素材の「色」と「味」を最大限に引き出すのが彼のスタイルです。
- キツネの秘密: ロゴのキツネは、彼が幼少期に森で出会った自由な動物としての象徴。自由で型にはまらない、エレガントな菓子作りを体現しています。
主な受賞歴
- 2013年: 『Lebey Guide』にて「ベスト・ミルフィーユ」受賞
- 2015年: 『Omnivore』にて「パティシエ・オブ・ザ・イヤー」受賞
- 2023年: 『La Liste(ラ・リスト)』にて「イノベーション・プライズ」受賞
- 2025年: 米国フロミダ進出に伴い、French Morningによる「Best Baguette & Croissant」で入賞するなど、世界規模で評価され続けています。
外観

ロジエ通りにある「Yann Couvreur Rosiers」は、木目調の外観が特徴的です。残念ながら店舗前が工事中だったのですが、おしゃれな印象はイメージどおりです。

向かって右側にあるこちらの扉からお店に入ります。

コロナ禍では、ここでピックアップを行っていました。
店内

店内は古い建物をそのまま生かした作りになっています。この写真は出口側から撮影したものになりますので、奥の方が入り口になっています。

店内に入るとすぐに、美味しそうなケーキが陳列されています。

「Paris Brest」もYann Couvreur ならではのおしゃれなケーキになっています。

売り場の奥には、ヴィエノワズリーが並んでいます。クロワッサンは、1.6€。やや高いですね。

その他にもとても美味しそうなパンが並んでいます。

会計は売り場の一番奥にあります。

ジャムやハチミツも販売されています。
実食

いつ購入しても期待を裏切らないクロワッサン。今回も間違いのない美味しさを味わうことが出来ました。

断面も綺麗に焼き上がっています。ボリュームもあり本当に満足出来るクロワッサンです。

クグロフも購入してみました。

中には、オレンジの砂糖漬けが入っています。ラム酒が効いているので、好みが分かれると思います。私はあまり得意ではありませんでした。
評価
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Yann Couvreur Rosiers ヤン・クブルー ロジエ
味:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆☆☆
内観:☆☆☆☆☆
価格:☆☆☆★★
スタッフ:☆☆☆☆★
購入しやすさ:☆☆☆★★
場所:☆☆☆☆☆
という感じです。
味は☆5つです。クロワッサンは間違いなくパリでトップ3に入る美味しさです。文句のつけようがありません。
クグロフは好みがわかれますが、個人的には好みの味ではありませんでした。
外観はとても良いと思います。木目調の外観が、高級店でありながら、入りやすさを演出しています。
内観もとても良いと思います。もともとの建物の内観を活かしつつ、「Yann Couvreur」のイメージを演出しています。清潔感もあり、気持ちの良い空間です。
価格は高めです。コンセプト的にも致し方ないかと思います。
スタッフの対応も良かったです。
購入のしやすさは普通です。商品の種類はそれほど多くないので、あまり迷うことはないと思います。ただし、通路が狭いので、混雑時は購入しづらいかもしれません。
場所は非常に良いです。メトロの駅からも近く、マレ地区にあるため、散策ついでに気軽に立ち寄ることが出来るでしょう。
まとめ
初めて「Yann Couvreur」のお店を訪れてからずいぶんと月日が経ちましたが、変わらぬ美味しさを提供し続けてくれています。
クグロフのように好みが分かれる商品もありますが、それもまた「素材の味をストレートに伝える」というヤン・クブルー氏の強いこだわりの表れ。
行列ができることも多い人気店ですが、ギャラリー・ラファイエットなど他店舗も含め、パリを訪れるなら必ずリストに入れておくべき名店です。キツネのロゴが目印の扉を、ぜひ勇気を出して開けてみてください。
なおパリ10区にある1号店、「Yann Couvreur Pâtisserie」については以下の記事で詳しくご紹介させて頂いております。合わせてご参照ください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。パリパン屋ランキングをこちらでご紹介させて頂いております。合わせてご覧になってみてください。





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