ナンシー美術館コレクション第2弾。
今回は、17世紀から現代までの47人の画家をご紹介させて頂きます。
あまり西洋絵画にご興味のない方も、聞いたことのある名前が沢山出てきますので、ぜひ楽しんでご覧になってみてください。
それではご紹介させて頂きます。
- Charles de La Fosse (1636-1716)
- Jean-Baptiste Monnoyer (1636-1699)
- Cavalier Pietro Tempesta (1637-1701)
- Alexandre-François Desportes (1661-1743)
- Henri Antoine de Favanne (1668-1752)
- Gherardo Poli (1675-1749)
- François Lemoyne (1688-1737)
- Charles Antoine Coypel (1694-1752)
- Carle van Loo (1705-1765)
- Francesco Giuseppe Casanova (1727-1803)
- Nicolas Henri Jeaurat de Bertry (1728-1796)
- Charles-Laurent Maréchal (1801-1887)
- Gustave Doré (1832-1883)
- Henri-Léopold Lévy (1840-1904)
- Jean Henri Zuber (1844-1909)
- Luigi Loir (1845-1916)
- Jules Bastien-Lepage (1848-1884)
- Henri Gervex (1852-1929)
- Hippolyte Petitjean (1854-1929)
- Henri-Edmond Cross (1856-1910)
- Victor Prouvé (1858-1943)
- Théophile Alexandre Steinlen (1859-1923)
- Aristide Maillol (1861-1944)
- Camille Martin (1861-1898)
- Émile Friant (1863-1932)
- Paul Sérusier (1864-1927)
- Suzanne Valadon (1865-1938)
- Ker-Xavier Roussel (1867-1944)
- Henri Matisse (1869-1954)
- Georges Dufrénoy (1870-1943)
- Georges Rouault (1871-1958)
- Albert Marquet (1875-1947)
- Pierre Laprade (1875-1931)
- Raoul Dufy (1877-1953)
- Jean Frélaut (1879-1954)
- André Derain (1880-1954)
- Max Pechstein (1881-1995)
- Maurice Utrillo (1883-1955)
- Amedeo Modigliani (1884-1920)
- Pierre Dumont (1884-1936)
- Léonard Tsugouharu Foujita (1886-1968)
- Jacques Majorelle (1886-1962)
- André Fraye (1889-1963)
- Moïse Kisling (1891-1953)
- François Desnoyer (1894-1972)
- Édouard Pignon (1905-1993)
- Georges Dayez (1907-1991)
- まとめ
Charles de La Fosse (1636-1716)
L’Assomption (1682-86)
1700年頃のフランスで最も重要な画家の一人。
チュイルリー宮殿、ヴェルサイユ宮殿、アンヴァリッド、パリノートルダム寺院などの装飾を手掛けたことで有名です。
Jean-Baptiste Monnoyer (1636-1699)
Fleurs et tapis (1665)
花を中心に描いていました。
Cavalier Pietro Tempesta (1637-1701)
Marine (1660)
イタリアで活躍したオランダ生まれの画家です。
Alexandre-François Desportes (1661-1743)
L’Automne (1771/1772)
動物画や静物画を主に描いた、フランドルの画家です。
Henri Antoine de Favanne (1668-1752)
Eliezer et Rebecca (1693)
イギリス生まれではあるが、主にフランス、イタリア、スペインで活躍しました。
Gherardo Poli (1675-1749)
Architecture en ruine avec la commedia dell’arte
Architecture en ruine avec Jupiter tonnant (1730)
Fantaisie d’architecture en ruine avec Bellérophon frappant la chimère
Gherardo Poli, Fantaisie d’architecture en ruine avec la naissance de Vénus (1730/1735)
イタリア古典主義の画家です。
古代の遺跡を描くことが多かったようです。
François Lemoyne (1688-1737)
La Continence de Scipion (1727)
フランス ロココの画家です。
Charles Antoine Coypel (1694-1752)
La destruction du palais d’Armide (1737)
王室の筆頭画家であり、劇作家でありました。
ヴェルサイユ宮殿の装飾を手掛けたとして有名です。
Carle van Loo (1705-1765)
L’Ivresse de Silène (1747)
当時のヨーロッパで非常に人気のあった画家。
宮廷画家としても成功を収めた。
Francesco Giuseppe Casanova (1727-1803)
Promenade en barque (1788)
戦いのシーンを主に描いたイタリアの画家です。
Nicolas Henri Jeaurat de Bertry (1728-1796)
Memento Mori (1756)
静物画を描いたフランスの画家です。
Charles-Laurent Maréchal (1801-1887)
Épisode du siège de Metz (1835)
ステンドグラス画家として有名です。
Gustave Doré (1832-1883)
Paysage de montagne (1870)
画家としてよりイラストレーターとして有名です。
当時の様々な書籍の挿絵を描いていました。
Henri-Léopold Lévy (1840-1904)
Jeune fille et la Mort (1900)
ナンシー生まれの画家。
聖書や歴史を題材にした作品を多く残しています。
Jean Henri Zuber (1844-1909)
Soir d’automne en Forêt (1878)
フランスの風景画家です。
Luigi Loir (1845-1916)
Travaux de nuit sur la voie publique (1902)
オーストリアで生まれ、フランスで活躍した画家です。
Jules Bastien-Lepage (1848-1884)
Ophelia (1881)
Job (1876/77)
フランス、自然主義の画家です。
Henri Gervex (1852-1929)
Portrait de Colette Gervex (1910)
ロダンと親交のあった画家です。
Hippolyte Petitjean (1854-1929)
Jeune femme assise (1892)
新印象派であり、点描画家でした。
Henri-Edmond Cross (1856-1910)
Après-midi à Pardigon (1907)
新印象派の巨匠として次代の画家にも多大な影響を与えています。
La Ferme, matin (1893)
Victor Prouvé (1858-1943)
L’île heureuse (1902)
La Joie de vivre (1904)
Les Voluptueux (1889)
フランス、アールヌーヴォーの画家です。
ガレに、ガラス作品、家具等のデザインもしていました。
Théophile Alexandre Steinlen (1859-1923)
Les Éléments. Formes et couleurs (1900)
L’Application à la décoration des brodeuses au métier et à l’aiguille (1900) 上段
Fête de nuit (1900) 下段
スイス、ローザンヌ生まれ、アールヌーヴォーの画家。
彫刻やイラストなど様々な分野で活躍しました。
Aristide Maillol (1861-1944)
Le pauvre pêcheur (1881)
近代彫刻家として有名なマイヨール。
彫刻家として活動するのは40歳を過ぎてからであり、こちらの作品は画家として活動していた時の作品です。
Camille Martin (1861-1898)
Après l’enterrement (1889)
ナンシー生まれの画家であり、イラストレーターなど多岐に渡って活躍しました。
日本の影響も強く受けています。
Émile Friant (1863-1932)
Madame Petitjeon (1883) 左側
La cuisinière (1887) 右側 カブの皮をむいている自身の母親です。
自然主義、肖像画家として有名なエミール・フリアン。
ナンシー美術館には沢山の作品が展示されています。
Les amoureux (1888)
La Douleur (1898)
Jeune Nancéienne dans un paysage de neige (1887)
Le sculpteur Bussière dans son atelier (1884)
Les Jours heureux (1895)
Paul Sérusier (1864-1927)
Paysage d’automne (1914) 左側
Paysage breton (1906) 右側
フランス、ポスト印象派の画家です。
ゴーギャンから強い影響を受けています。
Suzanne Valadon (1865-1938)
Femme aux bas blancs (1924)
Le Lancement du filet (1914)
モデルでもあり、画家でもあったヴァラドン。
ユトリロの母でもあります。
ソシエテナショナルデボザールに初めて出展した女性でもあり、様々な分野で活躍した先駆者的な女性であった。
Ker-Xavier Roussel (1867-1944)
L’Enfance de Jupiter
フランス、ナビ派のメンバーです。
Henri Matisse (1869-1954)
Jeune fille à la blouse jaune, Marguerite Matisse (1921)
フォーヴィズムの中心的人物でピカソの友人でもありました。
「色彩の魔術師」と言われているだけあって、他の芸術家にはない独自の色使いが魅力です。
Georges Dufrénoy (1870-1943)
Port de Gènes (1914)
ポスト印象派の画家です。
Georges Rouault (1871-1958)
Pierrotins (1932)
フォーヴィスムに分類される画家です。
宗教的な絵が多いが、作品に対してストイックなため、未完の作品を300点ほど燃やしてしまった話は有名です。
日本で人気の高い画家です。
Albert Marquet (1875-1947)
La Seine au Pont-Neuf, effet de brouillard (1906)
フォーヴィスムの画家であるアルベール・マルケ。
マティスと親しく、ヨーロッパや中東などを旅した画家としても知られています。
各地の街や港を描いた作品が多数あります。
この作品は、セーヌ川のポンヌフ橋を描いたものです。
Pierre Laprade (1875-1931)
Le Voilier (1906/07)
ブールデルの下で修業した画家です。
Raoul Dufy (1877-1953)
Paysage d’Avila (1949)
Sainte-Adresse Nuit (1924/25) 上段
Sainte-Adresse Jour (1924/25) 下段
フランス、フォーヴィズムの画家であるデュフィ。
枠にとらわれず、独自の色使いは、「色彩の魔術師」と呼ばれ、20世紀フランスを代表する画家です。
Jean Frélaut (1879-1954)
Vannes vue de Longles (1922) 上段
Victor Guillaume (1880-1942) Moselle à Liverdun (1922) 下段
画家、彫刻家、イラストレーターでもあったJean Frélaut。
下段のVictor Guillaumeも同時期に活躍した画家です。
André Derain (1880-1954)
Paysage de Provence (1921/1924)
フォーヴィスムの画家であるアンドレ・ドラン。
マティスやピカソなど様々な画家との交流があった。
画家としてだけではく、彫刻家やイラストレーター、作家など様々な分野で活躍した芸術家です。
Max Pechstein (1881-1995)
Paysage (1912)
ドイツ表現主義の画家です。
Maurice Utrillo (1883-1955)
Rue Lepic, le Moulin de la Galette (1921-25) 下段
Marie-Louise Siméon Quai des Orfèvres à Paris (1937) 上段
下段がユトリロです。
モンマルトルで生まれた生粋のモンマルトル画家であるユトリロ。
主に風景画、特に都市の画、モンマルトルの画を描きました。
Amedeo Modigliani (1884-1920)
Germaine Survage (1918)
イタリアの画家であるが、モンマルトル、モンパルナスで活躍したパリ派の画家であるモディリアーニ。
多くの肖像画を描いたことで有名ですが、35歳という若さで亡くなっています。
Pierre Dumont (1884-1936)
Cathédrale de Rouen (1925)
フランスの画家。
キュビスムの影響を受けています。
Léonard Tsugouharu Foujita (1886-1968)
Mon intérieur Nature morte à l’accordéon (1922)
藤田嗣治氏の作品です。
Jacques Majorelle (1886-1962)
Le Souk des Tapis, Marrakech (1924)
Ighil N’oro le Mellah (1922)
ナンシー生まれの画家。
マラケシュのマジョレール庭園を建設したことで知られています。
André Fraye (1889-1963)
Port de Cassis (1920) 上段
Edmond sigris(1882-1947) , Menton le port (1937) 下段
アンドレフレイは、ナントで生まれ、印象派の影響を強く受けた画家です。
Moïse Kisling (1891-1953)
Paysage du midi (1937)
エコールドパリの画家です。
François Desnoyer (1894-1972)
L’escale (1940)
Édouard Pignon (1905-1993)
La Veillée (1937)
ピカソと親密だった画家です。
Georges Dayez (1907-1991)
Les dentellières de Burano (1951)
画家であり、彫刻家であり、リトグラフにも力を入れました。
まとめ
皆様よくご存知の画家の名前が多数あったと思います。
特に印象派以降は日本でも人気のある時代になってきますので、実際に現地で見ていても分かりやすく楽しめると思います。
今回の記事がナンシー美術館を鑑賞される際のすこしでもお役に立てれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、以下の記事も合わせてご覧頂くとより一層、ナンシー美術館、展示作品について理解が深まると思います。
ナンシー美術館の概要についてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
ルネサンスからバロックまではこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
地下にあるドームコレクションはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
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