フランス革命、ナポレオンの台頭。
18世紀後半から19世紀初頭にかけて、フランスは激動の時代を迎えました。
その中で、古代ギリシャ・ローマの理想を追求した「フランス新古典主義」が花開きました。
この記事では、フランス新古典主義の特徴、時代背景、そして代表的な画家たちについて解説します。
新古典主義とは?:ロココからの脱却、古代への回帰
新古典主義
ロココは非常に装飾的で、貴族主義、退廃的と考えられるようになった。
ギリシャ時代、ローマ時代の古典様式を模範としたスタイルが洗練されたものとして受け入れられるようになった。
新古典主義の始まりは、イタリアからと言われていて、1750年代から予兆が表れています。
最初の新古典主義を代表する画家は、以下の4人と言われています。
- Gavin Hamilton
- Benjamin West
- RaphaëlMengs
- Angelica Kauffmann
フランスでは、「Joseph Marie Vien」が最初の新古典主義を代表する画家の一人であり、後にフランスアカデミーの主流のスタイルとなります。
ルイ16世の時代の建築様式は、すでに新古典主義になっていました。
ナポレオンの統治時代の芸術を、「Style Empire(アンピール様式、エンパイアスタイル)」と呼ぶこともあります。
活動期間
1760年頃~1830年頃までの期間。
ナポレオンの治世下が中心となります。
影響を与えたもの
紀元前79年、ヴェスヴィオ山の噴火により消滅した古代都市、ヘルクラネウム(Herculaneum)とポンペイ(Pompei)の発見。
ナポレオンの台頭
フランス革命後の混乱を収め、軍事独裁政権を樹立。
ナポレオン1世として、皇帝となり、ヨーロッパ各地を傘下に収めるが、最終的にイングランドを中心とする対仏大同盟軍に敗れ、イギリス領セントヘレナに流され死去します。
Style Empire(アンピール様式)と呼ばれる作品は、プロパガンダ的な役割を担っていました。

Bonaparte franchissant le Grand-Saint-Bernard (1800)
Napoleon Crossing the Alps
Jacques-Louis David (1748-1825)による作品はあまりにも有名です。
新古典主義の特徴:理性、秩序、そして英雄主義
古代ギリシャ・ローマの模倣:
- 古代の彫刻や建築、歴史画などを模範とし、その様式や主題を積極的に取り入れました。
- 肖像画は古代の舞台がモデルになっていたり、女性の肖像画はアンティークドレスを着ていることが多い。
- 古代の大理石や彫刻に影響されている。
理性と秩序の重視:
- 感情よりも理性を重んじ、均衡のとれた構図や明確な輪郭線を追求しました。
道徳と英雄主義:
- 古代の英雄や歴史上の人物を題材に、道徳的な教訓や英雄的な行為を描きました。
明確な輪郭線と均整の取れた構図:
- ロココの曖昧な輪郭線や非対称な構図に対し、明確な輪郭線と均整の取れた構図を重視しました。
- 歴史絵画は正面から見た構図が特徴的です。
冷たい色彩と滑らかな質感:
- ロココの温かみのある色彩や筆致に対し、冷たい色彩と滑らかな質感を追求しました。
静物画の低い評価:
- 静物画は劣ったジャンルとして捉えられていたため作品が少ない。(静物画のランクが低いのは新古典主義だけではありません。)
新古典主義の時代背景:フランス革命とナポレオン
- フランス革命:
- 1789年のフランス革命は、王侯貴族の権威を否定し、市民社会の到来を告げました。新古典主義は、革命の理念と結びつき、市民道徳や共和主義を表現する手段となりました。
- ナポレオンの台頭:
- ナポレオンは、革命後の混乱を収め、皇帝として君臨しました。新古典主義は、ナポレオンの権威を称え、帝国の威信を示す手段となりました。
- ポンペイとヘルクラネウムの発掘:
- 古代都市ポンペイとヘルクラネウムの発掘は、古代ローマへの関心を高め、新古典主義の隆盛を後押ししました。
年表
1738年、ヘルクラネウム(Herculaneum)の発見
1748年、ポンペイ(Pompei)の発見
1751年、「ギリシャの古代遺跡」イギリスの建築家ジェイムズ・ステュワートとニコラス・レヴェットにより出版
1755年、「ギリシャ美術模倣論」ドイツの美術史家ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンが出版
1764年、「古代美術史」ヨハン・ヨアヒム・ヴィンケルマンが出版
1775年~1781年、ジャック・ルイ・ダヴィットが新古典主義になる、1781年のサロンで熱狂を得る
1781年、l’école de David(ダヴィットの学校)を設立。1821年まで活動。
1785年、「ホラティウス兄弟の誓い」(ダヴィット)がパリのサロンで発表される。
1789年、フランス革命
1793年~1797年、第一次対仏大同盟(イタリア遠征)
1798年~1801年、エジプト・シリア戦役
1798年~1801年、第二次対仏大同盟
1804年、ナポレオンが皇帝に即位
1805年~1806年、第三次対仏大同盟
1806年~1807年、第四次対仏大同盟
1808年~1814年、スペイン独立戦争
1809年、第五次対仏大同盟
1812年、1812年ロシア戦役
1812年~1814年、第六次対仏大同盟
1815年、第七次対仏大同盟(百日天下)、ワーテルローの戦い
1821年、ナポレオン死去。
代表画家
ジャック・ルイ・ダヴィット(Jacques-Louis David, 1748-1825)
- 新古典主義のフランスの画家。
- フランス革命の時代に活躍し、歴史画や肖像画で知られています。
- 代表作:「ホラティウス兄弟の誓い」「マラーの死」
ジョゼフ=ブノワ・シュヴァ(Joseph-Benoit Suvee, 1743-1807)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 歴史画や神話画を制作し、ダヴィットのライバルとしても知られています。
ジャン=ジェルマン・ドルーエ(Jean-Germain Drouais, 1763-1788)
- 新古典主義のフランスの画家。
- ダヴィットの弟子であり、古代の英雄を題材とした作品を制作しました。
フランソワ・ジェラール(Francois Gerard, 1770-1837)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 肖像画家として人気を博し、ナポレオンや王侯貴族の肖像画を多く手がけました。
アン・ルイ・ジロデ(Anne-Louis Girodet, 1767-1824)
- 新古典主義からロマン主義への移行期のフランスの画家。
- ダヴィットの弟子であり、官能的で幻想的な作品を制作しました。
ジャン=オーギュスト・ドミニク・アングル(Jean-Auguste Dominique Ingres, 1780-1867)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 歴史画や肖像画を多く手がけ、正確なデッサンと理想化された人物描写で知られています。
- 代表作:「グランド・オダリスク」「泉」
フランソワ・デヴォスゲ(FrançoisDevosge, 1732-1811)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 歴史画や宗教画を制作し、地方のアカデミーで教鞭をとりました。
ミシェル・マーティン・ドロリング(Michel Martin Drolling, 1786-1851)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 歴史画や風俗画を制作し、アカデミックな作風で知られています。
コンスタンスメイヤー(Constance Mayer, 1775-1821)
- 新古典主義のフランスの女流画家。
- グレ-ズの弟子であり、風俗画や肖像画を制作しました。
シャルル・マリー・ブトン(Charles-Marie Bouton, 1781-1853)
- 新古典主義のフランスの画家。
- ダゲールと共同でジオラマを発明し、視覚的な効果を追求した作品を制作しました。
フランソワ・スション(François Souchon, 1787-1857)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 歴史画家として知られています。
ジャン・アントワーヌ・グロ(Antoine-Jean Gros, 1771-1835)
- 新古典主義からロマン主義への移行期のフランスの画家。
- ナポレオンの戦いを描いた作品で知られています。
- 代表作:「エジラウの戦いのナポレオン」
アルフォンス・コーラ (Alphonse-Victor Colas, 1818-1887)
- 19世紀フランスの画家。
- 歴史画や宗教画を制作しました。
アンドレ・シャルル・ヴォイエモット(André Charles Voillemot, 1823-1893)
- 19世紀フランスの画家。
- 風俗画や肖像画を制作しました。
ジョセフ・デジレ・コート(Joseph-Désiré Court, 1797-1865)
- 19世紀フランスの画家。
- 歴史画や肖像画を制作しました。
ニコラ・トゥサン・シャーレット(Nicolas-Toussaint Charlet, 1792-1845)
- 19世紀フランスの画家、版画家。
- ナポレオン戦争の兵士や庶民の生活を描いた風俗画で知られています。
ピエール・ジュール・ジョリベット(Pierre-Jules Jollivet, 1794-1871)
- 19世紀フランスの画家。
- 歴史画や宗教画を制作しました。
オクターブ・ペンギリー・ラリドン(Octave Penguilly L’Haridon, 1811-1870)
- 19世紀フランスの画家、版画家。
- ブルターニュ地方の風景や風俗を描いた作品で知られています。
ピエール・ポール・プリュードン(Pierre-Paul Prud’on, 1758-1823)
- 新古典主義からロマン主義への移行期のフランスの画家。
- 官能的で感傷的な作風で知られています。
- 代表作:「皇后ジョゼフィーヌの肖像」
テオドール・シャセリオー(Theodore Chasseriau,1819-1856)
- ロマン主義のフランスの画家。
- アングルとドラクロワの影響を受け、オリエンタルな題材や宗教画を制作しました。
- 代表作:「テベの娘たち」
イポリット・フランドリン(Hippolyte Flandrin, 1809-1864)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 宗教画や肖像画を多く手がけ、特に壁画装飾で知られています。
ポール・シェナバード(Paul Chenavard, 1807-1895)
- 19世紀フランスの画家。
- 哲学的なテーマや歴史画を制作しました。
アモリー・デュバル (Amaury Duval, 1808-1885)
- 19世紀フランスの画家。
- 宗教画や肖像画を制作し、アングルの弟子としても知られています。
ジョセフ=マリー・ヴィアン(Joseph Marie Vien, 1716-1809)
- 新古典主義のフランスの画家。
- ダヴィットの師であり、古代ローマの様式を取り入れた作品を制作しました。
ピエール・ラクール(Pierre Lacour, 1745-1814)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 風景画家として知られ、ボルドーで活躍しました。
フランソワ・アンドレ・ヴァンサン(Francois-Andre Vincent, 1746-1816)
- 新古典主義のフランスの画家。
- ダヴィットのライバルとして知られ、歴史画や肖像画を制作しました。
ジャン・バティスト・デュブルデュー(Jean-Baptiste Dubourdieu, 1785-1864)
- 19世紀フランスの画家。
- 風景画家として知られています。
ホレス・ヴェルネ(Horace Vernet, 1789-1863)
- ロマン主義のフランスの画家。
- 戦争画やオリエンタルな題材の作品で人気を博しました。
- 代表作:「アルジェの占領」
ジャック・レイモンド・ブラスカサット(Jacques Raymond Brascassat, 1804-1867)
- ロマン主義のフランスの画家。
- 動物画家として知られ、特に牛の絵を得意としました。
ルイ・ダゲール(Louis Daguerre, 1787-1851)
- 19世紀フランスの発明家、画家。
- 写真術の先駆者として知られ、ダゲレオタイプと呼ばれる写真技法を発明しました。
- 代表作:ダゲレオタイプによる写真作品
ヤン・フラン・ファンデル(Jan Frans van Dael, 1764-1840)
- 18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍したフランドル(現在のベルギー)出身の画家。
- 静物画家として知られ、特に花や果物を描いた作品で人気を博しました。
- 代表作:「花瓶」
ルネ・ミシェル・スローツ(René-Michel Slodtz, 1705-1764)
- 18世紀フランスの彫刻家。
- ロココ様式の彫刻家として知られ、ヴェルサイユ宮殿の装飾などを手がけました。
ユベール・ロベール(Hubert Robert, 1733-1808)
- ロココ期のフランスの画家。
- 古代ローマの遺跡などを描いた風景画で知られています。
- 代表作:「ルーブル美術館グランド・ギャラリーの構想」
ガブリエル=フランソワ・ドワイアン(Gabriel-François Doyen、1726-1806)
- ロココ期のフランスの画家。
- 歴史画や宗教画を多く手がけ、アカデミックな作風で知られています。
ピエール=アンリ・ド・ヴェラシエンヌ(Pierre-Henri de Valenciennes, 1750-1819)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 風景画家として知られ、風景画の理論家としても活動しました。
ジャン・ビクター・ベルタン(Jean-Victor Bertin, 1767-1842)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 風景画家として知られ、ヴェラシエンヌの弟子でした。
ピエール・プレヴォスト(Pierre Prévost, 1764-1823)
- 19世紀フランスの画家。
- パノラマ画家として知られ、壮大な風景画を制作しました。
ニコラ・アントワーヌ・タネ(Nicolas-Antoine Taunay, 1755-1830)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 歴史画や風俗画を制作し、ブラジルでも活動しました。
ジョルジュ・ミッシェル(Georges Michel, 1763-1843)
- ロマン主義のフランスの画家。
- 風景画家として知られ、荒々しい自然を描いた作品で知られています。
ジャン=レオン・ジェローム(Jean-Leon Gerome, 1824-1904)
- 19世紀フランスのアカデミックな画家。
- 歴史画やオリエンタルな題材の作品で人気を博しました。
- 代表作:「闘鶏」
ジェームス・ティソ(James Tissot, 1836-1902)
- 19世紀フランスの画家。
- 風俗画家として知られ、上流階級の女性や都会の生活を描いた作品で人気を博しました。
- 代表作:「舞踏会のあと」
ピエール・アントワーヌ・ドマシー (Pierre-Antoine Demachy, 1723-1807)
- 18世紀フランスの画家。
- 都市景観画家として知られ、パリの風景画を多く手がけました。
ルイ・ガブリエル・モロー(Louis Gabriel Moreau, 1740-1806)
- 18世紀フランスの画家。
- 風景画家として知られ、水彩画を得意としました。
ジャン・バプティスト・デカン(Jean-Baptiste Descamps, 1714-1791)
- 18世紀フランスの画家、著述家。
- 画家としては風俗画や肖像画を制作し、著述家としては画家列伝を著しました。
ジャン・ジャック・ル・バルビエ(Jean-Jacques Le Barbier, 1738-1826)
- 18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍したフランスの画家。
- 歴史画や寓意画を制作し、フランス革命の時代には革命を支持する作品を描きました。
エリーゼ・ブリュイエール(ÉliseBruyère, 1776-1847)
- 18世紀後半から19世紀前半にかけて活躍したフランスの女流画家。
- 静物画家として知られ、特に花の絵を得意としました。
ギヨーム・ギヨン・レティエール(Guillaume Guillon Lethière, 1760-1832)
- 新古典主義のフランスの画家。
- 歴史画や神話画を制作し、ダヴィットのライバルとしても知られています。
オクターブ・タサート(Octave Tassaert, 1800-1874)
- ロマン主義のフランスの画家。
- 風俗画や宗教画を制作し、社会の暗部を描いた作品で知られています。
ホレス・ルコック・デボワボードラン(Horace Lecoq de Boisbaudran, 1802-1897)
- 19世紀フランスの画家、教育者。
- 記憶術を用いた絵画教育法を考案し、多くの画家を育成しました。
イシドール・ピルス(Isidore Pils, 1815-1875)
- 19世紀フランスの画家。
- 戦争画や宗教画を制作し、クリミア戦争の従軍画家としても知られています。
リュック・オリヴィエ・マーソン(Luc-Olivier Merson, 1846-1920)
- 19世紀フランスの画家。
- 歴史画や宗教画を制作し、象徴主義的な作風で知られています。
エドワール・トドゥーズ(Édouard Toudouze, 1848-1907)
- 19世紀フランスの画家。
- 歴史画や風俗画を制作し、アカデミックな作風で知られています。
エティエンヌジョラット (ÉtienneJeaurat, 1699-1789)
- 18世紀フランスの画家。
- 風俗画や静物画を多く手がけ、当時のパリの日常生活を描いた作品で知られています。
イアサントコリン (Hyacinthe Collin de Vermont, 1693-1761)
- 18世紀フランスの画家。
- 歴史画家として知られ、宗教画や神話画を多く手がけました。
ガブリエル・ジャック・ド・サントーバン(Gabriel Jacques de Saint-Aubin, 1724-1780)
- 18世紀フランスの画家、版画家。
- パリの日常生活や展覧会の様子を描いた作品で知られています。
- 代表作:「サロンの眺め」
ルイ・ジャン・フランソワ・ラグルネ(Louis-Jean-François Lagrenée, 1725-1805)
- 18世紀フランスの画家。
- 歴史画家として知られ、神話画や宗教画を多く手がけました。
- 代表作:「マルスの休息」
ジャン・ジャック・ラグルネ(Jean-Jacques Lagrenée, 1739-1821)
- 18世紀フランスの画家。
- ルイ・ジャン・フランソワ・ラグルネの弟であり、同じく歴史画家として活躍しました。
※ 分類が違う場合もあります。
新古典主義以外の画家が多く含まれています。
カタカナ表記に関して実際の発音と異なる場合もあります。
人物相関図


★ご利用の注意点★
上の代表画家の相関図です。
青い矢印は師弟関係を表していますが、実際はその関係がはっきりしていなかったり、ワークショップで働いたことがあるだけであったりします。
情報は英語版、フランス語版ウィキペディアを参考に製作しています。
まとめ
いかがでしたか。
「フランス新古典主義」の時代は、多くの画家が世に出て来たので、人物相関図も、かなり複雑になってしまいました。
代表画家に絞ってみてもこの位の数になってしまいます。
改めて相関図を見て頂くと分かるのですが、如何に「ジャック・ルイ・ダヴィット」の影響が大きかったのが伺えると思います。
(実際には、ダヴィットの学校で学んだ画家は、とても図に出来るような数ではないので、詳しく調べるとさらに複雑になって行きます。)
しかし栄華と権勢を持っていたダヴィットも、彼の人生は波乱万丈であり、ナポレオンが失脚後はブリュッセルに亡命し、生涯を終えています。
ぜひお時間のある方は、画家それぞれの人生も調べてみてください。
沢山の興味深いエピソードに出会えると思います。
次回は、「ロマン主義」についてご紹介させて頂きます。
新古典主義が広がりを見せれば見せるほど、それに対抗する考えが生まれるようになります。
フランス新古典主義までの流れは以下になります。
- 前期ルネサンス:何故ルネサンスは起こったのか?
- 初期ルネサンス:多くの技術革新
- 盛期ルネサンス:ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロによる完成形
- マニエリスム:新たな世界観への挑戦
- 初期フランドル派:失われたもう一つの芸術
- バロック・イタリア:劇的なシーンの登場
- 古典主義・フランス:ルイ14世スタイルの誕生
- ロココ・フランス:華やかで優雅なルイ15世スタイル
新古典主義は、フランスだけでなく、イギリスにも広がっていきます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
西洋美術史の全体像は年表でご紹介させて頂いております。
合わせてご覧頂くと時代の流れが理解しやすくなると思います。
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