パリ3区、ランビュトー通りの活気に溶け込む小さなお店。そこには、世界中のスイーツファンを虜にする伝説のパティスリー、「Pain de Sucre(パン・ドゥ・シュクル)」が手がける珠玉のパンたちが並んでいます。
オーナーシェフのナタリー・ロバート氏とディディエ・マトライ氏は、かつて三つ星レストラン「ピエール・ガニェール」のパティシエを務めた最高峰の職人コンビ。彼らが2012年に2号店としてオープンしたこのブーランジェリーは、「パティシエにしか作れない、繊細で美しいパン」がコンセプトです。
名物の「バオバブ(ラム酒を自分で注入するババ)」が有名な本店に対し、こちらは毎日食べたくなる極上のクロワッサンや独創的なアップルパイが主役。今回は、パリのパティシエ界の巨匠が贈る、宝石のように美しいパンの数々を詳しくレポートします!
Pain de Sucre Boulangerie パン・ドゥ・シュクル・ブーランジェリー
住所
14 Rue Rambuteau, 75003 Paris, フランス
営業時間
月曜日・木曜日~日曜日:10:00~20:00
定休日
火曜日、水曜日
シェフ:Nathalie Robert & Didier Mathray
- 三つ星のバックグラウンド: 料理人としてのキャリアも持つナタリー氏と、緻密な計算を得意とするディディエ氏。二人の共作により、甘さを控えた「素材の味」が際立つパンが生まれます。
- 「四角」へのこだわり: 2026年現在も、彼らのデザイン哲学である「幾何学的な美しさ(特に正方形)」は健在。タルトやキッシュが整然と四角く並ぶ光景は、この店ならではのシグネチャーです。
独自のこだわり:糖度のコントロールと鮮度
- 低糖度の美学: 店名(砂糖のパン)に反して、彼らは「甘すぎない」ことに非常にこだわっています。砂糖を、素材の輪郭をはっきりさせるための「調味料」として捉えているため、日本人の口にも非常によく合います。
- ガレット・デ・ロワの評価: 毎年1月に販売されるガレット・デ・ロワは、パリの「ベスト・ガレット」ランキングの常連。パティシエならではの極上のパイ生地(Feuilletage)を味わうなら、この時期は外せません。
外観

ランビュトー通りは沢山のお店が軒を連ねる活気あふれる場所です。そんな通りにちょっと申し訳なさそうに佇んているのが、Pain de Sucre Boulangerie。ぱっと見は地味な印象です。

しかし、小さなお店の店内には、沢山の美味しそうなパンが並んでいます。通りを歩く人たちも思わず足を止めて、覗いて行きます。

2023年度にはテントのロゴが変更されていました。

小さいながらも、存在感のあるお店です。
店内

外観とはまた違って、店内はクラッシックな雰囲気で、高級感のあるお店になっています。ショーケースの上に置かれている什器もより一層商品を引き立てます。美味しそうなガレットが陳列されています。

ショーケースの中には、タルトというかキッシュのようなパンが整然と並んでいます。陳列の仕方もとても上手ですね。

一つ一つの商品がとても綺麗に仕上げられています。パティスリーならではの仕事の丁寧さでしょうか。

ボックスには小さな可愛らしいパン、クッキーが入っています。

ショーケースには、Pâte briséeが並びます。

壁は落ち着いた木目調。お店の雰囲気にマッチしています。棚にはジャムが置かれています。

続いてショーケースの上には、スコーンが置かれています。

サンドイッチも一つ一つ丁寧にラップされています。

レジ裏にはバゲットを始めとするハード系のパンも販売されています。

小さなお店ですが、とても見やすく商品が並べられています。小さなお店のお手本のような造りになっています。
実食

今回購入したのはアップルパイ。ちょっと他のお店にはない形ですね。

中はこんな感じです。サクッとパイ生地がとても美味しいです。食感も良いですね。

クロワッサンもバターの味がしっかりしています。とても美味しいクロワッサンです。

2023年度に購入したクロワッサンも変わらない美味しさでした。
評価
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Pain de Sucre Boulangerie パン・ドゥ・シュクル・ブーランジェリー
味:☆☆☆☆☆
外観:☆☆☆★★
内観:☆☆☆☆★
価格:☆☆☆★★
スタッフ:☆☆☆★★
購入しやすさ:☆☆☆☆☆
場所:☆☆☆☆★
という感じです。
味は一応☆5つです。素材にしっかりとこだわったパンを販売しています。次回もっと違う種類のパンを食べてみたくなりました。
外観は周りの店舗との兼ね合いから仕方がないと思います。普通という感じでしょうか。
内観は、狭いながらも清潔感もあり、高級感もあります。完ぺきではありませんが、好印象の店内です。
価格はやや高めです。少し高級なパン屋さんという印象です。
購入のしやすさは、店内が狭く、綺麗に商品が陳列されていますので、選びやすいと思います。
場所は、パリ中心地にあるので悪くないと思います。ピカソ美術館に行かれる方は帰りに立ち寄ってみても良いかもしれません。なお、周囲には美味しいパン屋さんやケーキ屋さんが沢山ありますので、色んなお店を巡ってみるのもお勧めです。
まとめ
本来は、1号店であるケーキ屋さんがメインで立ち寄ったのですが、予想を超える美味しさでとても嬉しい驚きでした。
価格は少し高めですが、それは厳選された素材と、手間を惜しまない職人の仕事に対する対価。店名の通り、単に甘い(Sucre)だけでなく、素材の持つポテンシャルを最大限に引き出したその味は、パン好きなら一度は体験しておくべきです。
2026年現在も、その謙虚で探究心あふれる姿勢は変わらず、常に進化を続けています。マレ地区の散策ついでに、ぜひこの「小さくて偉大なパン屋さん」を覗いてみてください。
なお、1号店のパティスリーについてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
パリパン屋ランキングをこちらでご紹介させて頂いております。
合わせてご覧になってみてください。




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