重要なお知らせ
2019年4月20日よりパリのバスはほとんどの路線でルート変更が行われています。
このページでご紹介させて頂いている60番台の路線はすべて最新のルートになっております。
65番線が廃止になっておりますので、ご注意ください。
今回は60番線から69番線までのルートをご紹介します。
60番台の路線は、一つの番号も欠けることなく、すべて走っています。
(残念ながら、2019年の改正で65番線が廃止になっています)
日々の利用、観光に活躍する路線が沢山ありますので、ぜひ積極的に活用してくださいね。
パリの市バスは、20番線から96番線まで、それぞれの番号が割り振られています。
すべての数字のバスがあるわけではないのですが、全部で60の路線があります。
そのすべてを把握するのは難しいのですが、一つ一つ実際のルートと照らし合わせて、利用しやすい路線をチェックしてくださいね。
パリ バス 完全ガイド 60番線から69番線まで
60番線
2019年4月 改正版
Porte de Montmartre と Gambetta を結ぶ路線です。
2019年の改正で若干のルート変更がありました。
全体的なルートは変更されていません。
サクレクール寺院の上、環状道路辺りにある Porte de Montmartre を出発します。
その後、18区を横断して、19区に向かいます。
19区も縦断して、終点、Gambetta に到着します。
ほとんど観光地も通らず、あまり治安の良くない地域を走りますので、一般の観光者の方には利用することのない路線だと思います。
61番線
2019年4月 改正版
Place d’Italie と Église de Pantin を結ぶ路線です。
2019年の改正で若干のルート変更がありました。
Gare d’Austerlitzだった出発駅が、Place d’Italieに変更になっています。
なお、観光では利用することはないと思いますので、ルート上に宿泊施設がある方のみの利用になるかと思います。
62番線
2019年4月 改正版
Porte de Saint-Cloud と Porte de France を結ぶ路線です。
2019年の改正でルート変更のない路線です。
16区にある Porte de Saint-Cloud を出発します。
その後、15区、14区、13区を横断して、終点 Porte de France に向かいます。
パリの下側を丁度横に向かって走る路線ですので、62番線も、一般の観光では利用することのない路線だと思います。
63番線
2019年4月 改正版
Porte de la Muette と Gare de Lyon を結ぶ路線です。
2019年の改正でルート変更のない路線です。
16区の Porte de la Muette を出発します。
その後、トロカデロを通り、アルマ橋を渡り、セーヌ川沿いを走ります。
アンヴァリッドを過ぎて、サンジェルマン通りに入り、サンジェルマンデプレ界隈を抜けていきます。
そのまま、セーヌ川にぶつかったところで、川沿いを走り、アウスターリッツ橋を渡り、終点リヨン駅に向かいます。
63号線は、基本的にセーヌ川沿いを走るために、観光コースとしては魅力的な路線です。
出発地の Porte de la Muette のそばには、マルモッタン・モネ美術館があり、その後トロカデロでエッフェル塔を観光することが出来ます。
アンヴァリッドも見逃せない観光スポットの一つです。
また、この周辺を走っている時は、たびたびエッフェル塔を眺めることも出来るので、途中で降りなくても観光気分を味わえます。
さらにサンジェルマンデプレ界隈は散策するのにたくさんのおしゃれなお店があるので、ショッピングや食事にも最適です。
パリ植物園も季節によってはとても素敵な場所なので、サンジェルマンデプレ界隈でサンドイッチやクロワッサンを購入して、公園でランチなど、パリジャン、パリジェンヌ気分を味わうことも可能です。
見どころ満載の63号線ですので、積極的に活用することをお勧めします。
64号線
2019年4月 改正版
2019年の改正でルート変更がありました。
Gambetta と Place d’Italie を結ぶ路線だったのですが、発着地がどちらも延長となり、Denfert-Rochereau と Porte des Lilas を結ぶ路線になっています。
路線が延長になり、少し便利になったのですが、ルート上に宿泊施設がない限りは利用することはないと思います。
65番線 ~運航停止~
2019年4月 運航停止
Gare de Lyon と Porte de la Chapelle を結ぶ路線です。
残念ながら、2019年の改正で運行が停止された路線です。
ご注意ください。
リヨン駅を出発後、バスティーユ広場を経て、ボーマルシェ通りをレピュブリック広場に向かって北上します。
その後は東駅、北駅を通って、北駅に入ってくる電車の線路沿いに環状道路へ向かいます。
環状道路手前が終点、Porte de la Chapelle になります。
65番線は北駅、東駅周辺から、バスティーユ広場の間が、活躍する区間になります。
観光名所というほどではないですが、レピュブリック広場とバスティーユ広場は見ておいても良いと思います。
また、ちょうどこの2つの広場を結ぶ間が、様々なショップや飲食店が集まるマレ地区になりますので、バスを上手に利用しながら散策すると楽しいと思います。
それ以外は、北駅、東駅周辺から、リヨン駅に向かう方にもとてもお勧めできる路線だと思います。
66番線
2019年4月 改正版
Mairie Saint-Ouen と Opéra を結ぶ路線です。
2019年の改正でルート変更のない路線です。
オペラを出発後、ギャラリーラファイエットの前を通り、サンラザール駅に向かいます。
サンラザール駅を過ぎた後は、しばらく線路沿いを走り、その後、17区を縦断して、環状道路を越えて行きます。
その先が、終点、Mairie Saint-Ouen になります。
66番線は、観光名所であるオペラや、ギャラリーラファイエット、プランタンを通るとはいえ、サンラザール駅を過ぎたあとは、特に観光地はありません。
また、オペラとギャラリーラファイエットは、徒歩圏ですので、バスを待っている間に到着してしまいます。
そのため、一般の旅行者が利用することはまずないと思います。
67番線
2019年4月 改正版
2019年の改正でルート変更がありました。
Pigalle と Porte de Gentilly を結ぶ路線だったのが、ルートが短縮されて、Palais Royal からの出発となっています。
ルーブル美術館の脇を通り、セーヌ川沿いをしばらく走ります。
シテ島も通り過ぎ、サンルイ島を通ってセーヌ川を渡ります。
その後、パリ植物園を通り、13区を縦断して、終点 Porte de Gentilly に到着します。
ルート変更により、魅力が落ちてしまった67番線。
数多くの観光スポットを巡りますが移動距離は短いので、中心地を走る割には、利用する機会が少ないかも知れません。
ルーブル周辺からパリ植物園に移動することがある方にお勧めの路線です。
宿泊施設がイタリー広場周辺にある方にもお勧めの路線です。
なお、この路線は行きと帰りで走る道が違いますので、利用される場合は十分な注意が必要です。
68番線
2019年4月 改正版
Place de Clichy と Châtillon–Montrouge を結ぶ路線です。
2019年の改正でルート変更のない路線です。
Place de Clichyを出発して、ブランシェ通りを南下します。
ギャラリーラファイエットの脇を通り、オペラを経由して、オペラ通りを通り、ルーブル美術館とチュイルリー公園の間を抜けて、セーヌ川を渡ります。
その後、セーヌ川沿いを走り、サンジェルマン通りに入り、ラスパイユ通りを走ります。
カルティエ美術館を過ぎて、14区を縦断し、環状道路を越えて、終点、Châtillon–Montrougeに向かいます。
68番線も、たくさんの観光名所を通ります。
ギャラリーラファイエット、オペラ界隈から、ルーブル美術館までの道のりは、オペラ通りを走りますので、車窓からの景色も見ごたえがあります。
また、ルーブル美術館とチュイルリー公園の間を走るときもとても景色が良いです。
その後も、ボンマルシェ百貨店や、リュクサンブール公園も立ち寄り可能です。
有名な美術館に飽きた人には、カルティエ美術館もお勧めのスポットです。
なお、68番線も若干、行きと帰りの道が違いますので、十分な注意が必要です。
ギャラリーラファイエット界隈から、カルティエ美術館の間はパリ観光で積極的に活用したいルートです。
69番線
2019年4月 改正版
Champ de Mars と Gambetta を結ぶ路線です。
2019年の改正でルート変更のない路線です。
エッフェル塔のおひざ元、シャン・ド・マルス公園を出発します。
サンドミニク通りを走って、サンジェルマンデプレ方面へ向かいます。
ロワイヤル橋を通って、セーヌ川を渡り、しばらくセーヌ川沿いを走り、バスティーユ広場を目指します。
その後は、11区を横断して、終点 Gambetta に向かいます。
69番線はパリの中心部を横に横断する形で、走っています。
そのため、この路線も多くの観光スポットを走るために積極的に活用したい路線です。
エッフェル塔を見た後に、アンヴァリッドへ行き、セーヌ川沿いの車窓を楽しんだ後にマレ地区に向かいます。
また、帰りのルートは、ルーブル美術館とチュイルリー公園の間を走るルートになりますので、帰り道も楽しむことが出来ます。
他のルートを上手に組み合わせて、利用したい路線です。
まとめ
いかがでしたか?
60番台の路線は、数多く走っていますが、利用出来る路線とそうでない路線とでハッキリと分かれます。
積極的に活用したい路線は、63番線、68番線、69番線です。
この3つの路線の内、63番線と、69番線はパリを横断するイメージの路線。
68番線は、パリを縦断するイメージの路線です。
この3つの路線は活躍しますので、他の路線と上手に組み合わせたい路線です。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
なお、バスの乗り方や、チケットの購入方法などは以下でご紹介しています。
パリのバス利用が初めての方は、こちらをお読みになる前にチェックして頂くとスムーズに理解出来ると思います。
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