今回は、初めてパリを訪れる方へ、知っておくべき最低限の情報をご紹介させて頂きます。
「花の都パリ」などど呼ばれていますが、実際の所はどうなのか。
早速見て行きましょう。
パリの基本情報
すでにご存じの方も多いと思いますが、パリの基本情報を見てみましょう。
地理的な場所や、歴史等は他のサイトにお任せします。
押さえておきたい基本情報 ~入国編~
パリへ旅行に行くのに押さえておきたいのは以下の4点。
時差
8時間(3月の最終日曜日01時~10月の最終日曜日02時までのサマータイムまでは7時間)
気候
1年を通して比較的温暖。
緯度は北海道より北にあるのですが、夏は日照時間も長く、冬も寒いですが、大雪になるようなことはあまりありません。
夏場は日照時間も長く、気温も高め。
(21時~22時位まで明るいです)
但し空気が乾燥しているので、日本のような蒸し暑さは感じません。
建物の中は冷房が効いているので、薄手の長袖は必需品です。
冬は朝晩は表示されている気温よりもとても寒く感じます。
レンガの道路のせいかわかりませんが、しんしんと足元から冷えてくる印象があります。
曇りや雨の日が多いので折りたたみ傘があると便利です。
(現地の人は、雨が降っても傘はあまりさしませんが、、、)
冬晴れの日は、空気が澄んでいて、美しい街並みが一層美しく感じます。
空気が乾燥しているので、ホテルなどの滞在先では加湿対策が必要です。
入国
フランス入国の際は、3か月以内の通常の滞在であればビザ等は不要です。
またアメリカにあるような入国カード、税関申告書の記入も不要になっているので、税関申告品がない場合はスムースに入国可能です。
押さえておきたい基本情報 ~お金編~
お金の基本
フランスもアメリカ同様カード社会ですので、クレジットカード(現地の人はデビットカードが多い)は必需品です。
現金の使用は、ホテルでのチップやコーヒーを買うくらいの金額を持っていれば大丈夫です。
また、特に注意して欲しいのが、両替の際、高額なユーロ紙幣に両替しない、ということです。
ユーロ紙幣自体は、5ユーロ、10ユーロ、20ユーロ、50ユーロ、100ユーロ、200ユーロ、500ユーロ の7種類発行されています。
しかし、実際に良く利用されているのは、20ユーロまでです。
デパートで高額なブランド品を購入するのなら、良いのですが、それ以外では全く不要です。
両替編
日本で両替していくときは、銀行等で両替するとユーロのパックを勧められる場合がありますが、大抵、50ユーロや100ユーロ札が多めに入っていると思います。
これを避けるためには1000ユーロ分両替するときは、100ユーロパックを10個で両替するようにしましょう。
手間で札が増えますが、実用性は格段に上がります。
また、成田空港や羽田空港で両替するときは、窓口で「20ユーロ札以下で」と伝えましょう。
あまり大きな金額を両替するときは、断られる可能性もありますので、その場合は、複数の銀行で両替するようにしましょう。
パリで日本円をユーロに両替するときも注意が必要です。
現地の人はわかっていながら、高額紙幣を出してくることも良くありますので、十分注意してください。
なぜそこまで、細かい紙幣にするのかというと、現金を使うような小さなお店では、おつりを用意していない場合があるのです。
日本では考えられませんが、何か購入しようとしても、お釣りがないからと断られる場合があります。
200ユーロ札や500ユーロ札になると、コンビニでも断られる場合があります。
日本人だから断られる訳ではなく、どの国の人でも、高額紙幣の支払いは断られる場合があります。
上記を踏まえて、現金はなるべく必要最低限の額しか持ち歩かないようにしましょう。
参考までに、必要な現金の目安は、ホテルのチップ代、カフェに行く予定があるならコーヒー代、パン屋等の小さなお店での代金くらいです。
それでもいざとなれば、カフェやパン屋でもカードは使えますので、1日10ユーロもあれば十分だと思います。
押さえておきたい基本情報 ~治安編~
治安の基本
パリの治安は決して良くはありません。
これはパリに限らずヨーロッパのすべての都市に言えることです。
日本のように、夜中に一人で歩いたり、高級ブランドの紙袋を持って歩いていても襲われないのは日本だけのことと心得ましょう。
脅かす訳ではありませんが、注意しすぎても十分ということはありませんので、強い意識をもってください。
パリは特にスリが多いです。
大人のスリだけではなく、ジプシーと呼ばれる子供たちのスリも多いです。
さらに単独ではなく集団で襲ってくることもありますので、十分に注意してください。
また、観光スポットでスマホで撮影しているとひったくりにあうことも良くある話です。
メトロの治安
メトロの中も十分に注意してください。
車内では、なるべくドア付近に荷物を持ったまま立たないようにしましょう。
ドアが閉まる間際に荷物を盗まれる可能性があります。
メトロの中は社内だけではなく、通路も十二分に注意してください。
手荷物やお買い物の袋を走り際にひったくられることもよくあります。
ショッピングの際の注意点
ブランドショップでお買いものをしたい方は、必ずエコバック等を持参してください。
せっかく購入したブランドの袋を持って気分良く歩きたい気持ちはわかりますが、襲ってくれといわんばかりに見えてしまいます。
ブランド品を購入した場合はエコバック等に入れて、一度ホテルに戻ることをお勧めします。
レンタカー、車内での注意
レンタカーを借りる方は少ないと思いますが、レンタカーも十二分な注意が必要です。
同様に知り合いの車、Uber (ウーバー)をご利用される場合も注意が必要です。
ご存じだとは思いますが、駐車するときに、車内の荷物が見えている状態で車を停めるのはとても危険です。
わずか5分でも車内に荷物が見える状態で車を停めておくと、窓ガラスを割られて荷物を盗まれる危険があります。
絶対に荷物はトランクか、後部座席の足元に目隠しをして置いてください。
運転中であっても荷物の置き場には十二分に注意してください。
1人でも2人でもバック等の荷物は車内の目立たない場所に置いてください。
日本だと女性がよく膝の上にバックを置いたりしますが、危険なので止めましょう。
車が停車中や、渋滞中に窓からひったくられる恐れがあります。
窓が閉まっているかどうかは関係ありませんので注意してください。
ほんの数十秒あれば、窓ガラスを割ってひったくっていきます。
なお、パリ郊外や地方へご旅行に行く際は上記の限りではありませんので、ご安心ください。
(注意するにこしたことはありませんので、地方への旅行でも頭に入れておいてください)
パリの治安については、別記事で詳しくご紹介します。
押さえておきたい基本情報 ~服装編~
花の都パリだからと、度を越したオシャレは控えましょう。
イメージとは違い、パリジャンは意外と地味です。
目立つようなブランドを身に付けたりすることはまずありません。
女性が極端に短いスカート等を履くことはお勧めしません。
但し、ヨーロッパは服装で人を判断する社会であることもお忘れなく。
危険だからとあまりに汚い服装でいると、襲われる可能性は低くなりますが、どこのお店に行っても良い待遇をされることはありません。
節度ある服装でお出かけください。
tabiparislax 流 お勧めパリ観光マップ!!
当サイトも基本的な観光名所巡りルートをご紹介させて頂きます。
ご案内するすべてのルートは、英語やフランス語がほとんどできない観光客でも、パリを十二分に楽しめるというコンセプトをもとに、ご紹介させて頂くつもりです。
パリに住んでいたり、語学が堪能な方のブログを見ていると、どうしてもハードルが高い場面がいくつも掲載されていたりします。
極力そういったことの無いようにご案内させて頂きますので、どうかこれまで言葉の問題でパリを敬遠されていた方にもパリデビューをして頂きたいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
パリに行くのに最低限必要なことをご紹介させて頂きました。
治安の面で、やっぱりパリは怖いと思われたかもしれません。
しかし、自分の身は自分で守る意識というのは、パリにかかわらず、どこに行くにも必要な心構えだと思います。
日本と違い色々と不便なことも多いパリですが、それ以上に魅力的な場所ですので、どうかこれを機会にパリに行くことを検討して頂きたいと思います。
それでは、これからもっとパリに行きたくなるようにパリの街をご案内したいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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