モンマルトルの丘に建つ、白亜の”サクレクール寺院“。
パリを一望できるその場所に建つ寺院はパリでも特別の存在感です。
天井に描かれている、キリストのモザイク画は、世界最大のモザイク画の一つと言われているもので圧巻の見応えです。
パリ観光では絶対に外せないスポットですが、残念ながら周囲はあまり治安の良くない地域です。
十分に注意をして観光してください。
サクレクール寺院 Sacré-Cœur
基本情報
サクレクール寺院 Sacré-Cœur
住所:35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris, フランス
開館時間:06:30~22:30(午後11時以降は夜の礼拝に登録された方のみ)
休館日:なし
最寄り駅:
Jules Joffrin 12号線
Lamarck – Caulaincourt 12号線
Château Rouge 4号線
Anvers 2号線
入場料
無料
MESSES ミサ
月曜日~金曜日:7:00、11:00、18:30、22:00 、 15:00(金曜日のみ)
土曜日:7:00、11:00、22:00
日曜日:7:00 11:00 18:00 22:00
夜間のミサは登録した信者の方のみの参加可能
La boutique de la basilique ギフトショップ
営業日:9:30 ~ 18:45
サクレクールの歴史と特徴
歴史
1874年 大聖堂建設のためのコンペが行われ、建築家ポール・アバディー(Paul Abadie)の案が採用される。
1875年 着工
1895年 1891年にアネシーで鋳造された19トンの鐘が、寄贈される。この鐘が有名な「Savoyarde」で世界でも最大級の鐘です。
1914年 完成。第一次世界大戦の影響で大聖堂の奉献が延期される。
1919年 教皇ベネディクト15世の特使であるビコ枢機卿とパリの大司教アデット枢機卿による大聖堂の奉献。
1923年 キリストの栄光のモザイクが飾られる。
1980年 教皇ヨハネ・パウロ2世が巡礼を行う。
特徴
大聖堂の建築様式は、ROMANO-BYZANTINE(ロマネスク・ビザンティン)様式になっています。
建物内部は「神の家」として、協調と平和の雰囲気を表しています。
1923年に創立された「キリストの栄光」のモザイクは、475平方メートルもあり、世界最大のモザイクの一つです。
Anvers駅方面から訪れると、ケーブルカーがあります。
有料ですが、階段を上るのが難しい方や、疲労が溜まっている方は、乗車してみるのも良いと思います。
但し、待ち時間と混雑具合を考えると歩いたほうが速いですが、、、。
治安情報
サクレクール寺院がある場所は、治安がとても良くない地域です。
訪れる際は十二分の注意が必要です。
表通りは警察官が警備をしていますが、スリ等から完全に逃れることは出来ません。
少しでも不審な人がいたら近づかないようにしてください。
またスマホ等で写真を撮影するときも周りをよく見てから撮影してくださいね。
最寄りの駅からサクレクール寺院を見学し終えたら、あまり散策せずに真っすぐ地下鉄の駅へ戻ることをお勧めします。
なお、地下鉄の駅も決して安全ではないので、比較的安全な地域に戻るまでは気を抜かないように心がけてください。
掲示板等で、サクレクール寺院は危険ではない等の書き込みを見かけることがあります。
もちろん、沢山の観光客が訪れる場所ですから、その中からあなたに被害が及ぶ確率は当然低いです。
しかし、海外でいざという時、身を守れるのは、普段から緊張感をもって行動している方になります。
楽しいパリ旅行のためにも、何も起こらないのが当たり前ではなく、トラブルに巻き込まれないよう、常に周りの雰囲気、他人の行動に注意を払うことが必要です。
まとめ
いかがでしたか?
サクレクール寺院は周りの喧騒とはかけ離れていて、中に入ると、とても神聖な空気が漂っています。
特定の宗教を信仰していなくても、その素晴らしさは感じれると思います。
そして、大変重要なことですが、大聖堂の中は、男性も女性も性別、国籍にかかわらず、帽子やフードなど、頭を覆っているものは脱いでください。
日本の方が考えている以上に熱心な信者の方もいらっしゃいます。
また、モンマルトルの丘に建っているだけあり、パリ市内を一望するその景色はとても美しいです。
ご訪問の際は、なるべく晴れた日をお勧めします。
滞在中に、美術館等をめぐる日は曇りや雨の日で、ここモンマルトルの丘、サクレクール寺院に来るときは可能な限り、天気の良い日を選んでくださね。
また、夜の景色もとても素敵ですが、治安の問題もありますので、行かれる場合はタクシーやツアー等で行くのがベストだと思います。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
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