パリで今、最も感度の高いグルメたちが注目しているのが、サン・マルタン運河のすぐそばに佇む「Sain Boulangerie(サン・ブーランジェリー)」です。
オーナーは、伝説の3つ星レストラン「ル・グラン・ヴェフール」などでシェフを務めたアンソニー・クルテイル氏。彼が追求するのは、単に美味しいだけでなく、体に優しい「真のパン(Sain=健全な)」です。
2022年にはフランス版『VOGUE』で「パリで食べるべきクロワッサン」の一つに選出。品種改良されていない「古代小麦」や自家製天然酵母にこだわり、グルテンアレルギーの方でも安心して食べられるパン作りを行っています。レストラン・シェフならではの独創的な素材使いが光る、唯一無二のベーカリーを徹底解説します!
Sain Boulangerie
店舗名
Sain Boulangerie サン・ブーランジェリー
住所
13 Rue Alibert, 75010 Paris, フランス
営業時間
火曜日~土曜日:07:30~19:30
日曜日:08:00~13:00
定休日
月曜日
お店のこだわり
シェフ:アンソニー・クルテイル(Anthony Courteille)
- 経歴の重み: 名匠ギュイ・マルタン氏の右腕として活躍した後、自身のレストラン「Matière à」をベーカリーに改装するという大胆な転身。料理人としての舌が、パンの素材選び(塩、砂糖、水にまで!)に反映されています。
- こだわり: 「Francis(フランシス)」と名付けられた自家製発酵種を使用。これは彼の祖父の名を冠したもので、家族の絆と伝統を大切にする彼の姿勢の象徴です。
最新状況
- 3区マレ地区の新店(Sain Gravilliers): 23 Rue des Gravilliers, 75003 Paris。10区の店舗よりも広々としており、焼き立てのパンをその場で楽しめるカフェスペースが充実しています。マレ散策の休憩スポットとしても人気急上昇中です。
- メディアの評価: 『VOGUE』だけでなく、2025年版の「パリのベスト・クロワッサン」ランキングでも常に上位(1.6€前後の良心的な価格を維持)に食い込んでいます。
コンクールへのスタンス
- 品質への誇り: 彼は一般的なバゲットコンクール(精製された白い粉が基準)よりも、**「古代小麦(Blés anciens)」や「全粒粉」**の分野で独自の評価を確立しています。そのため、一般的なランキングよりも「健康志向」や「グルメなフーディー」たちの間で絶大な支持を得ています。
外観

訪れたのがパリ到着初日だったために、すっかり暗い時間になってしまいました。運河沿いを歩いて、リシュラン通りに入り、すぐにマリー・エ・ルイーズ通りに入るとお店は目の前にあります。
写真は1号店のものになります。現在は移転しているので、参考写真としてご覧ください。

シンプルな看板と、手作り感のあるベンチがお出迎えです。

小麦が入っていたと思われる袋も置いてあります。
店内

店内と呼んでいいのかわかりませんが、お店の外から購入出来る、屋台スタイルです。(オープン当初はこうなっていなかったのですが、、)パリでは滅多に見かけることのないスタイルです。最初はガラスがあるものだと思って近づいたので、かなり驚きました。

様々な種類のパンが販売されています。奥ではAnthony Courteille氏が何か作っていました。

意外と種類は沢山あります。棚の中にも色んなパンがあります。

パンを作っている様子が見えるのは、安心感があります。
実食

今回購入したのは、クロワッサンとチョコマドレーヌ。

そして、お店のお勧めの色んな野菜やナッツ、シリアルなどが入っている、パン・シャンピニオン。どちらも他ではあまり味わうことのないパンでした。
評価
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Sain Boulangerie サン・ブーランジェリー
味:☆☆☆★★
外観:☆★★★★
内観:☆★★★★
価格:☆☆☆☆★
スタッフ:☆☆☆☆★
購入しやすさ:☆☆☆★★
場所:☆☆★★★
という感じです。
味に関しては☆3つです。美味しくない訳ではないのですが、かなり特徴があるので、好みが分かれると思います。パン・シャンピニオンが好きな方には高評価になるかもしれません。
外観に関しては、正直今一つでした。手作り感が強いのと、おしゃれさが感じられません。現代的で無機質な感じでもなく、かなり中途半端な感じです。
内観も、店内と呼べるほどのスペースもなく、屋台で購入している感じ。あまり屋台を得意としない私には低評価となっています。
価格は高くはありません。スタッフは感じが良かったです。
購入のしやすさは、評価が難しいところですが、目の前に商品が並べられていますので、問題なく購入出来ると思います。
場所は、話題の観光地の近くではありますが、どうしても立ち寄りたいという場所でもないので、微妙な所です。パン屋好きのための場所という感じです。
まとめ
「Sain Boulangerie」は、伝統的なパリのパン屋さんの枠を超えた、新しい時代の「ガストロノミー・ベーカリー」でした。
「いつもの白いパン」に飽きたら、ぜひ運河沿いのこの青いテントを訪ねてみてください。少し不便な場所にあり、見た目も素朴ですが、そこには3つ星の技と情熱が詰まった「本物のパン」が待っています。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。パリの最新パン屋ランキングを公開しています。今回ご紹介させて頂いたお店は何位なのか?ぜひ合わせてチェックしてくださいね。




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