パリに来たらぜひ利用して欲しいのが、「路線バス」。
パリ観光で最も簡単に利用出来るのは「メトロ」ですが、場所によっては乗り換えや、駅からかなりの距離を歩かなくてはならない場合があります。
さらに治安の面や、階段の昇り降り等ちょっと面倒な部分もあります。
その点バスは、メトロに比べると利用するのにちょっとだけハードルがありますが、そんな問題を解消してくれるとても優れた移動手段です。
今回はそんなパリのバスの利用方法を、初めての方でも簡単に利用出来るようにご紹介させて頂きます。
☆重要なお知らせ☆
2019年4月より、パリの路線バスのルートが大幅に変更になっています。
バスをご利用の際は最新のルートをご確認の上、ご利用ください。
なお、利用方法に関しては特に変更がありませんので、以下の記事をご参考にしてご利用ください。
パリ バス 完全ガイド
基本情報
パリの市バスは、「RATP(パリ交通公団)」のメインカラーであるグリーンで統一されています。
(最新のバスはブルー系のものも増えてきました)
どこへ向かうバスなのかを識別するには、バスそれぞれの番号を確認する必要があります。
パリを走るバスには2桁の番号が振られていますので、よく確認して乗るようにしましょう。
(郊外は3桁の番号になります)
乗車は基本的に前から乗ります。
降りる時は後方のドアから降ります。
時刻表は基本的にありません。
その代わりバス停によっては到着予定時刻を表示しているバス停もあります。
もちろんあまり正確ではありませんので、日中であれば、10分~15分間隔位で到着すると考えておけば良いでしょう。
(お約束の2本続けて来ることもしばしば、、)
運賃
乗車券:2.15ユーロ メトロの駅で購入した場合
2.5ユーロ バス乗車時、運転手から購入した場合
カルネ:廃止
Mobilis (モビリス):1日乗り放題チケット 8.45ユーロ~
Paris Visite(パリビジット):1日~5日乗り放題チケット 13.95ユーロ~
Navigo Découverte(ナヴィゴ デクーヴェールト):1週間定期 30.75ユーロ~
2024年改正価格
運行時間
通常の運行時間は06:30~20:30。
路線によっては、それ以降も運転するバスもあります。
Noctilien(ノクティリヤン)という深夜バスもあります。
運行時間は00:35~05:30。
通常の観光では利用しないと思います。
何らかの事情でご利用になられる方は以下をチェックしてみてください。
日曜日は運航しない路線もあります。
また、運航本数も大幅に減りますので、余裕を持って利用するようにしましょう。
バスの利用方法
バスに乗車する方法はとても簡単です。
停留所で目的のバスが来たら手を挙げて合図をしてください。
他にも乗車する人がいる場合は必要ありませんが、他に乗る人がいない場合や、複数の路線が止まるバス停では他の方と乗るバスが違う場合がありますので注意してください。
乗車したら、チケットを持っている場合は専用の機械にチケットを挿入して刻印してください。
画像にあるのが刻印機。
乗車すると大きさもあるので、すぐに分かると思います。
稀にチケットのチェックに検札があることもありますので、目的地に着くまでは必ずチケットを持っておいてください。
万が一、刻印を忘れていたり、チケットがない場合は高額の罰金が科されます。
(旅行者だからと許してもらえることはありませんので十分に注意してください)
Navigo(ナヴィゴ)を利用されている方は、こちらのパープルの機械にタッチしましょう。
タッチして、音が鳴れば、OKです。
バスから降車する場合は、日本と同様降車ボタンを押して知らせます。
車内前方にある、ARRET DEMANDE のランプが点いていれば、次の駅で停車します。
停留所のアナウンスはあったりなかったりですので、よく周りを見ながら自分の降りる駅を確認しておいてください。
なお、万が一降り忘れても、次の駅で降りれば十分に歩いて戻れる位の間隔ですので、余裕をもって行動しましょう。
降りる際は、後ろのドアから降りてください。
前のドアからは降りることが出来ませんので注意してください。
バスの乗り継ぎ方法
パリのバスは、1枚のチケットで乗り継ぐことが可能です。
しかし、最初の乗車から1時間30分以内に次のバスに乗り継がなくてはなりません。
また、途中下車して、再度同じ路線のバスに乗ることは出来ないので注意してください。
バスに乗車するときに購入したチケットは乗り継ぐことが出来ないので注意してください。
乗り継ぐことが出来るのはメトロの駅等で購入したものに限ります。
バスの治安
パリのバスはメトロ等に比べれば安全です。
メトロと違って無賃乗車がしにくいために、通常利用する際は安心して利用することが出来ます。
但し、行き先等によってはそもそも治安の良くない場所を走る路線もありますので、注意が必要です。
あくまでもパリであることを忘れずにいれば、大きなトラブルに巻き込まれる可能性は低いと言えます。
車内が空いているのに近寄って来る人がいたり、囲まれそうになった場合は、周囲に助けを求めるか、バスの前方、車掌の側まで急いで移動するようにしましょう。
バス路線図
パリの路線図はとても複雑です。
一見、地図を見ただけでは、ある程度土地勘のある方でも理解しにくいと思います。
また、パリの道路は一方通行が多いので、同じ路線でも行きと帰りで通る道が違うことも多々あります。
そんなバスも上手に利用するととても便利です。
これからほぼすべての路線の活用方法をご紹介して行きたいと思います。
まとめ
いかがでしたか?
今回はバスに乗るための基本的な情報をご案内させて頂きました。
パリでバスに乗るのは何となく難しい感じがしますが、一度コツを掴むと、乗っているだけでパリ観光をした気分になれます。
また、メトロと違って、地下に降りるのに階段の昇り降りが必要ないので、体力的にも楽ですし、目的地のそばにバス停があれば、メトロより早く移動することが出来る場合があります。
さらに旅行中にスーツケースを持って移動する場合は、メトロに比べて断然安全に移動することが可能です。
(ホテル選びも幅が広がります)
ぜひ、皆様にもバスの楽しさを味わって頂いて、パリ観光を満喫してください。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
なお、バスの各路線については、以下で詳しくご紹介させて頂いております。
合わせてご覧いただくと、実際にバスを利用する際にイメージがつかみやすいと思います。
ぜひご参考にしてみてください。
20番線から29番線までのご紹介記事はこちらをチェックしてください。
30番線から39番線までのご紹介記事はこちらをチェックしてください。
40番線から48番線までのご紹介記事はこちらをチェックしてください。
52番線から58番線までのご紹介記事はこちらをチェックしてください。
60番線から69番線までのご紹介記事はこちらをチェックしてください。
70番線から77番線までのご紹介記事はこちらをチェックしてください。
80番線から89番線までのご紹介記事はこちらをチェックしてください。
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