ロワシーバスは、パリを初めて訪れる方にも簡単に利用出来る、パリ市内までの移動手段です。
シャルルドゴール空港を出発したら、途中で停車することもなくパリ市内まで直接移動できるのが魅力です。
また、ロワシーバスは、治安も良く、座って移動できるのでスーツケース等の重たい荷物があっても安心です。
いいことずくめのロワシーバスですが、もちろん長所だけでなく短所もあります。
それでは早速、ロワシーバスについて詳しく見てみましょう。
ロワシーバスでシャルルドゴール空港からパリ市内へ
基本情報
Roissy Bus ロワシーバス
運行区間 | CDG(シャルルドゴール空港)⇔ Paris(オペラ) |
停車場所 | CDG(ターミナル1、ターミナル3、ターミナル2AC、2D、2EF)、Opera |
運行時間 | シャルルドゴール空港 ⇒ オペラ |
AM6:00 ~ PM8:45 15分間隔 | |
PM8:45 ~ AM00:30 20分間隔 | |
運行時間 | オペラ ⇒ シャルルドゴール空港 |
AM5:15 ~ PM8:00 15分間隔 | |
PM8:00 ~ PM10:00 20分間隔 | |
PM10:00 ~ AM00:30 30分間隔 | |
料金 | 16.6ユーロ (頻繁に値上がりします。最新の情報を常にチェックしてください) |
なお、券売機で事前に購入する場合と運転手から直接購入する場合は値段が違いますのでご注意ください。
ターミナル2E からロワシーバス乗り場までの移動法
今回はターミナル2Eを例にとってご紹介させて頂きます。
日本からの直行便でシャルルドゴール空港に到着するJAL(日本航空)とエールフランス航空は、このターミナル2Eに到着します。
上の図は、ターミナル2Eの出口付近の見取り図です。
真ん中の Arrival を出たら直進します。
Arrival を出たらこんな感じです。
上の看板に、Bus の文字があります。
少し分かりにくいですが、奥に向かって直進します。
この辺りは客引きの白タクも多いので注意してください。
タクシーでパリ市内に向かうことを検討されている方は、必ずタクシー乗り場から乗車しましょう。
バス乗り場に向かう途中に、モノプリとRELAYがあります。
飲み物等が必要な方は、何か購入出来る最後の場所ですので、忘れずに購入しておくと良いでしょう。
(以前はマークス・アンド・スペンサーがあったのですが、現在閉店しています。)
また、右手にはカフェとトイレがあります。
トイレもここがパリ市内まで行くのに最後のトイレですので、忘れずに用を済ませておいてください。
ロワシーバスでパリ市内まで、およそ1時間の道のりです。
しかし、渋滞等によっては1時間半くらいかかる場合もあります。
また、オペラに到着してから、ホテルまで距離のある方は必ず立ち寄るようにしてください。
先ほどの廊下をさらに奥に進むとこのようなちょっと人気の少ない通路になります。
写真は逆側から撮影していますので、Arrival から歩いて来ると、写真の奥から歩いて来る感じになります。
左手にロワシーバス乗り場の出口が見えてきますので、ここで外に出てください。
外に出たら一番手前の乗り場がロワシーバス乗り場になります。
ロワシーバスが出発したばかりでなければ、写真のように人が並んでいますので、分かると思います。
乗車券の購入方法
ロワシーバスを利用するには、当然ですが乗車券が必要です。
先ほど廊下からロワシーバス乗り場の出口で外に出ましたが、そこをさらに真っすぐ進むと切符の自動販売機があります。
赤色で大きく描かれていますので、すぐにわかると思います。
奥に2台自動販売機がありますので、こちらを利用して乗車券を購入してください。
画面の操作は英語でも表示することが出来ますので、それほど難しくないと思います。
なお、現金も利用できますが、クレジットカードでの購入がお勧めです。
手続きもスムーズですし、現金はパリ市内で観光中に利用された方が良いでしょう。
最初の画面で「言語」を選択します。
ここでは「English」を選択します。
右側の「You don’t have a Navigo Pass : touch here」を選択します。
Navigoをお持ちの方は、左側を選択してチャージしてください。
チケットを選択します。
通常は一番上の「Roissybus ticket」を選択します。
必要なチケットの枚数を選択します。
ここでは「2」を選択します。
合計金額が表示されました。
内容に間違いがなければ、「Validate」を選択します。
支払い方法を選択してください。
クレジットカードの場合は、画面右下にある差込口にカードを挿入して暗証番号を入力してください。
なお、事前に多額の現金をお持ちの方や、どうしても現金で購入したい方、急いでロワシーバスに乗りたい方は、バスの運転手から直接購入することも可能です。
この方が、自販機で購入するよりも手間もかからず時間の短縮にもなると思います。
(運賃が違う場合がありますので、ご注意ください。)
すでにNavigoをお持ちの方は、ここでチャージすることが可能です。
チャージのためにRER の乗り場まで行く必要はありませんのでご安心ください
Navigo (ナヴィゴ)についてご存知でない方はこちらで詳しくご紹介しておりますので、チェックしてみてください。
乗車方法
乗り場は「B」の場所になります。
ロワシーバスは2両編成で、前の扉から乗車します。
乗車券のチェックがありますので、事前に乗車券を準備しておいてください。
車内の通路は意外と狭いです。
乗車の際は、このようなBOXがありますので、必ずここに乗車券を通すようにしてください。
(ピッと音がします)
ここに乗車券通すのを忘れると、万が一検札が来たときは、乗車券を持っていても高額の罰金を取られる可能性がありますので、混雑していてもくれぐれも忘れないようにしてください。
車内はこのように色々な向きに座席が配置されています。
また、スーツケースは専用の棚に置いておくと、邪魔にならずに便利です。
(途中で停車することがないので、盗難の心配もありませんので安心です)
なお、ロワシーバスは写真にあるように、Free Wifi の看板がありますが、まず利用出来ないと思ってください。
利用する車両によって差はあると思いますが、使えたらラッキー位に考えておくのが良いと思います。
オペラ発着所
ロワシーバスのオペラ発着所はこちらになります。
rue Scribe と rue Auber の角になります。
シャルルドゴール空港からの到着の際は、少し後ろのラファイエット側になります。
ロワシーバスから降りる際は、注意が必要です。
空港からオペラまでのバスの中が安全なので、つい気持ちが緩みがちですが、バスを降りたらもうパリ市内です。
ここでバスから降りてくる観光客を狙うスリやひったくりがいますので、降りる際は、スーツケースやボストンバックなど身の回りのものには十分に注意してください。
バスを降りる際は、必ず周囲に気を使ってください。
オペラからシャルルドゴール空港までの移動方法
オペラから、ロワシーバスでシャルルドゴール空港に向かう際は、到着した場所が発着所ですので、同じ場所に行けば良いので特に問題はないと思います。
停車しているバスは、先頭から順番に発車します。
乗車券は、券売機もありますし、バスの運転手から購入することも可能です。
バスの運転手が降りている場合など状況によっては券売機で購入しなくてはならない場合もあります。
(故障で動いていないことも多々あります。)
時間帯によっては写真のように混雑している場合がありますので、時間には余裕をもって行動することをお勧めします。
出発してしまえば、次の停車駅はシャルルドゴール空港です。
ご自身の航空会社が利用するターミナルを事前によく確認して間違えないように降りるようにしましょう。
(ANAなどは第1ターミナル、エールフランス航空、JALは第2ターミナルEになります)
長所と短所
今までの説明でロワシーバスの利用方法は分かって頂けたと思うのですが、改めて長所と短所をおさらいして見ましょう。
長所
- ターミナルの出口から乗り場が近い
- 空港からオペラまでノンストップ
- 確実に座って移動出来る(時間帯・混雑具合によっては座れない場合もあるようです。)
- 運賃が安い
- バスの中が安全
- 空港に向かう際はターミナルの前に停まってくれるので、空港内で移動する必要がない
短所
- ターミナルをすべて周らなくてはならない
- 渋滞にはまることがある
- 荷物が多いとバスに乗せるのに苦労する
- オペラ界隈のホテル利用者以外はその後の移動が大変
- 空港でタイミングが悪いとバスを待つことになる
まとめ
いかがでしたか?
シャルルドゴール空港からパリ市内への移動方法の中で、最も安全で簡単に利用出来るのがロワシーバスです。
ターミナルを出てすぐに乗り場があるので、迷うことなく移動出来ます。
また乗車券の購入方法も複雑ではないので、初心者の方でも戸惑うことが少ないと思います。
いいことずくめのロワシーバスですが、利用する上で最も重要なポイントが、オペラに到着するということです。
上記でも記載させて頂きましたが、オペラから遠い場所にホテル等がある方は、もう一度移動しなくてはならないので、魅力が半減する場合があります。
この辺りを十分に検討して、シャルルドゴール空港からパリ市内への移動方法を考えてくさいね。
なお、シャルルドゴール空港からパリ市内への他の移動方法は下記で詳しくご紹介させて頂いております。
パリ旅行の際の参考になれば幸いです。
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。
コメント
今、機内です。「ロワシーバス ひったくり」と検索したら、またこちらに来ちゃいました。wifiのくだり、笑っちゃいました。
いしばしたたく様
こちらのページも辿り着いて頂いてありがとうございます。
また、機内の中からご連絡頂けるのはありがたい限りです。
wifi の件、パリではあるあるで、free mobileもあちらこちらで、wifiが使えるのですが、繋がった試しがありません。
CDGロワシーバス乗り場の自販機、前の人様子で右側の機械が使えないのかな?と感じ、左に。いくつかタッチ後、最後クレジットカードをいれると拒否されます。カードの入れ方を変えるなど、数回試すもだめ、右側も試すも一緒。
うーん、カード派の我々はキャッシュは使いたくない。隣のルビュスの機械の所にいた係員にカードの入れ方の向きを確認して再チャレンジ。2、3回やって、成功しました。慌てて操作するとダメっぽい?! という推測結論になりました。
帰路、たまたまここを通りましたが、やっぱりこの自販機に困ってるそうな外国人を見かけました。
ネットでは日本発行のvisaだと交通機関系の自販機は使えない所もある、との情報もあり。最終的に執念で私たちは購入できましたが、同様な経験した人いないのかなあ…ググってもすぐには見つからないのが不思議。たまたまでしょうか……。
いしばしたたく様
ロワシーバスの機械操作の件、クレジットカードが読み込みにくい場合があるようです。
幸い、私も何度かそちらの機械を利用していますが、すべて一度で読み込んでくれます。
多少なりとも、今回のストライキにより何らかの影響があるのかも知れません。
(メンテナンスされていないとか、通信状況に問題があるとか、、、、)
でも、しっかりと諦めずに、カードを利用しきる所は流石です。
この感覚が海外では大事ですよね。
慌てない方が良いのではと書かれておりますが、そう言われてみると、あの海外によくあるクレジットカードを差し込む機械、独特のタイミングのと言うか、入れ方があるような気がしないでもないです。
(慣れてしまっているので、無意識ですが、ゆっくり奥まで入れているような気がします。気がするだけかも知れませんが、、)
日本発行のVISAの件ですが、私の経験上はそういったことは一度もありませんでした。
パリ市内のメトロの券売機、RERの券売機でも、リヨン、ストラスブールなどの地方都市でも、同じカードではなく、様々なカードを利用していますが、一度も利用出来なかったことはありません。
ただ、いしばしたたく様も書かれておりますが、機械そのものがダメなことは何度かありました。
おそらくクレジットカードが利用出来ない場面に出くわしてしまった方は、途中まで画面が進むのにクレジットカード画面で操作が進まなくなってしまい、そのように感じられたのかも知れません。
あとはご存知だとは思いますが、日々、クレジットカードの不正利用防止のため、海外で急にクレジットカードが利用出来なくなることも多々あります。
(いくつかのカードで、かなりの回数経験しております)
特に、高額の買い物をした後などは、カード会社によってはすぐに利用不可になる場合があります。
(この場合は、日本に電話をすれば、すぐにセキュリティを解除してくれます。連絡をせず帰国すれば、今までどおりに日本で使えるようになっています)
また、普段海外に行かれない方が、利用された場合や、特定の場所ばかり出かけられる方が、普段行かない国で利用したりするとセキュリティがかかる場合もあります。
ヨーロッパでは複数の国を短期間で移動したりするとセキュリティがかかる場合もあります。
(こちらも経験済みです)
結論としては、フランスに関しては、基本的に日本発行のクレジットカードは使えます。
但し、様々な理由により使えないこともある位に思っておけば大丈夫だと思います。
ありがとうございます。日本発行が関係ない、であれば機械の故障以外は執念でトライの価値はありそうですね。カードの限度額やセキュリティーに関しては、高額が予想される場合事前にカード会社に連絡して行ってます。
ヨーロッパ内複数移動の件、参考になりました。4か国移動まではしたことありますが、きっとその程度なら問題なかったのか、引っ掛かった経験がないので、なるほどなるほどです。
そういえば以前、ある時相方のカード会社から電話があり、「今どちらにいますか?」と聞かれ、日本です、と答えたら、上海だかどこかの店で、少額で、何回も利用があるけどご本人ではないですね? と、カード会社が、不正利用を発見してくれたことがありました。それ以前に行った海外でスキミングされたみたいでしたが、お陰で大きな被害にならずにすみました。蛇足でしたが、こんなこともあるんだ、という経験話です。
いしばしたたく 様
事前にカード会社に連絡をしてご旅行に行かれるなど、流石、かなり旅慣れていますね。
セキュリティに関しては、カード会社によって対応に差異があります。
引っかかる場合と引っかからない場合もあり、この辺は私もよく分かってはいません。
相方様がスキミングの被害に遭われたようですが、やはり怖いですね。
大きな被害にならなくて良かったものの、何となく気分的にも良くないですね。
今回も貴重な体験談ありがとうございました。
また何かございましたらいつでもお知らせ頂けると助かります。
良い年をお過ごしください。
はじめまして。記事を参考にさせて頂きました。
参考になる情報、ありがとうございます!
現在、1つ旅行の手配に戸惑っているのですが、教えて頂けますでしょうか。
■スーツケースを預かってくれる場所を探しています。
・理由:一泊二日でモンサンミッシェルに観光に行く予定です。
モンサンミッシェル前後、同じホテルに泊まるのですが「セキュリティがないから」と預かりを断られてしまいました・・・
・時期:2022年11月7日(月)朝~11月8日(火)の夕方
・宿泊ホテル:コーマルティンオペラアストテル
(シャルルドゴール空港からロワシーバス停車場所徒歩5分程度のところです)
もしご存じでしたら、教えて頂きたいです。
岡部 様
コメントを頂きありがとうございます。
滞在中、他の街に出かける際、どこに荷物を預けるのかは大きな問題ですね。
私もアストテルに宿泊したとき、荷物の預かりをお願いしたら断られたのを思い出しました。
(私はホテルを変えてしまいましたが)
早速ご回答です。
すでに色々とお調べになっていると思いますので、重複する内容があれば無視してください。
ホテル以外で荷物を預ける方法はおよそ3つに分かれると思います。
1,駅のロッカーに預ける
2,預かり専用のお店に預ける
3,一般的なお店で副業的に預かりを行っているお店に預ける
以下具体的な場所やサイトになります。
1,モンパルナス駅
https://www.garesetconnexions.sncf/fr/gare/frpmo/paris-montparnasse/services/consignes
今回、モンサンミッシェルへのご旅行とのことですので、利用する駅はモンパルナス駅になると思います。
モンパルナス駅にはロッカーがありますので、こちらを利用することが出来ます。
長所:安い、営業時間が長い、安心感がある
短所:ホテルから遠い
2、CITY LOCKER
https://www.citylocker.paris/en/luggage-lockers-in-paris/4-gare-st-lazare-luggage-locker.html
荷物預かりの専門店です。
店舗の場所が、33 Rue Godot de Mauroyになりますので、Rue de Caumartin の隣の通りになります。
長所:ホテルから近い
短所:少し高い
3、LUGGAGE HERO
https://luggagehero.com/
nanny bag
https://www.nannybag.com/en
Bounce
https://usebounce.com/ja
これらは、荷物を預かってくれる場所を紹介しているサービスです。
これ以外にも様々なサイトがありますが、今回宿泊している場所から近い場所が提供されているのが、この3つでした。
お時間があると思いますので、探せばその他のサイトも見つかると思います。(有名なサイトは一応確認してみました)
長所:候補が沢山ある
短所:やや高い ホテルから距離がある場合がある 営業時間が短い場合がある 預かり専門のお店ではない 預けるのに少し不安がある
どちらを選ぶにしても、営業時間を確かめるのを忘れないようにしてください。
朝が早いと思いますので、予約しても営業時間前だと預けることが出来ない場合があります。
2番と3番は、早めに予約したほうが安く予約することが出来ます。
長文になりましたが、ご参考になれば幸いです。
また何かございましたらご遠慮なくお知らせください。
後ほど詳しい解説を記事にしてアップさせて頂く予定です。