パリで人気の観光スポットの一つに”蚤の市“があります。
その中でも特に人気が高いのが、”クリニャンクール“、”モントレイユ“、”ヴァンヴ“の3つの蚤の市になります。
それぞれ特徴があり、魅力的なのですが、今回ご紹介させて頂く”ヴァンヴの蚤の市“は、パリ中心地からのアクセスも良く、比較的治安の良い地域にあるので、パリ初心者の方でも安心して訪れることが可能です。
それでは早速ご紹介させて頂きます。
Puces de Vanves ヴァンヴの蚤の市
アクセス
Puces de Vanves ヴァンヴの蚤の市
住所:34 Avenue Marc Sangnier, 75014 Paris, フランス
営業時間:土曜日~日曜日 07:00~14:00頃
最寄り駅:Porte de Vanves 13号線
歴史
19世紀の終わりごろから、金属のスクラップなどを販売していたのが始まりと言われています。
(諸説あります。)
1920年にヴァンヴの蚤の市としてスタート。
現在はパリ3大蚤の市の一つとして、毎週末沢山の人で賑わっています。
350ほどのお店が出展しています。
ヴァンヴ蚤の市攻略方法
ヴァンヴの蚤の市は、7時から営業しています。
しかし、慌てて7時に出かけてもほとんどのお店はまだ営業していません。
実際にお店が出そろうのが9時~10時位の間です。
この辺りの時間から、12時位までが、良い物を探す時間帯だと思って行動してください。
あまり早くに出かけてもお店の準備の邪魔になる可能性もありますので、余裕を持って出かけてください。
なお、良く言われることですが、入り口近くのお店はやや割高に価格が設定されている場合があるようです。
お時間に余裕があれば、一通り見た後に、気になるお店に戻って購入するのがベストだと思います。
行き方
パリの中心地から、ヴァンヴの蚤の市に向かうには、幾つか方法がありますが、今回は最も分かりやすい、メトロ13号線を利用した行き方をご紹介します。
メトロ13号線は、サンラザール駅やChamps-Élysées – Clemenceau、Invalidesなどを通ります。
13号線から離れた場所に滞在中の方は、どこかの駅で13号線に乗り換えて、Porte de Vanvesを目指します。
Porte de Vanvesに着いたら、2番出口に進みます。
親切に、Marché aux Puces の表示があります。
天井の看板も確認しながら、2番出口を目指します。
2番出口から地上に出たら、階段で上がってきた進行方向とは逆に向かいます。
トラムの駅が見えますが、こちらの方向には向かわないでください。
トラムの駅とは逆方向に進み、Marché aux Pucesの案内板に従って、左折します。
バス停の奥から、ヴァンヴの蚤の市が始まります。
10時頃でしたが、かなり激しい雨が降っていました。
現地レポート
今回ご紹介させて頂くルートがこちらになります。
メトロPorte de Vanves駅からマルク・サニェ通りを通り、ジョルジュ・ラフネストル通りから環状道路に向かうまでの道のりです。
最初に、ポルト・ドゥ・ヴァンヴ広場から蚤の市が始まります。
到着したのは10時ごろ、かなり雨が降っていましたが、幾つかのお店は営業していました。
入り口辺りは高めに設定されていることが多いので、とりあえずは様子見です。
ポルト・ドゥ・ヴァンヴ通りを渡り、いよいよメイン会場に入って行きます。
まだ商品が並べられていないお店もありますが、かなりのお店が営業しています。
雨の日でも人出はそこそこあります。
よく分からないですが、色んなものがテーブルに並べられています。
ここのお店はテントがないので、並んでいるものはすべてびしょ濡れです。
あまり気にしないのがフレンチクオリティ。
やはり食器類が多いですね。
綺麗に揃っているものは値が張りそうな感じでした。
さらに奥に入るとどのお店も上手にテントを張っています。
見ているだけでも楽しいですが、どれを購入したら良いのかはかなり迷います。
テントのあるお店はきちんとしたものを販売している印象です。
まとまりがあるようで、ありません。
一つ一つをゆっくり見ていたら、時間的にもキリがありません。
かなりの雨だったので、営業していなかったらと不安でしたが、これだけのお店が営業していたら、素人には全く問題ありませんでした。
おそらく晴れの日に比べたら人出は少なかったと思うので商品自体はとても見やすかったです。
どれでも1ユーロとか3ユーロ、5ユーロとかの売り場です。
沢山の人で賑わっていましたが、ちょっと微妙な感じでした。
マルク・サニェ通りとジョルジュ・ラフネストル通りの交差点。
ジョルジュ・ラフネストル通りを右に曲がります。
この辺りには移動販売のカフェなどがあります。
休憩したくなったらこの辺りがベストです。
ジョルジュ・ラフネストル通り沿いの歩道にも沢山のお店が出店しています。
古本屋さんもありましたが、雨のせいかあまり本は並んでいませんでした。
古着屋さんも少なかった印象です。
ジョルジュ・ラフネストル通りは出店者の車などでいっぱいでした。
蚤の市の外れは、雨のせいだと思うのですが、空きブースが目立ちました。
戦利品
途中の食器専門のお店で、ティーポットのフルセットを購入しました。
お店の人からはフランスの食器だと言われて購入しましたが、調べてみると実際はチェコスロヴァキア製のものでした。
(思い出としては楽しかったので良かったのですが、、、)
商品自体に問題も文句もないのですが、お店の人が知っていて売ってきたのか、(この場合はちょっと腹立たしいですが、、)、そもそも知らなかったのか(これはこれでどうなのという感じですが、、)、、この辺りが何かしっくりしない来ない感じがして中途半端な買い物になってしまいました。
写真のタマゴ型小物入れもとても綺麗だったので購入しました。
これもどこで作られたのか良く分かりませんでした。
トイレ情報
蚤の市に訪れた際、一番困るのがトイレ事情。
どこかのカフェを利用する予定のある方は、良いですが、実際は気軽に立ち寄れそうなカフェ自体もあまりありません。
そこでお勧めなのが公共のトイレですが、蚤の市会場の近くにお勧めのトイレが3か所あります。
状況に合わせて上手く利用してください。
この場所は、メトロ、Porte de Vanves駅からすぐの場所にあります。
蚤の市に向かう前にありますので、比較的空いていることが多いです。
事前に用を足しておきたい方にお勧めです。
蚤の市会場、マルク・サニェ通りに入って少しするとモーリス・ノーギュ通りがありますので、そこにトイレがあります。
こちらは比較的混んでいるので少し待つ必要があると思います。
マルク・サニェ通りとジョルジュ・ラフネストル通りの交差点にあるトイレ。
こちらも会場そばですので、比較的混んでいることが多いです。
まとめ
雨の日の蚤の市、営業しているかどうか心配でしたが、実際に訪れてみるとかなりのお店がきちんと営業していました。
所々、ブースが空いたままになっている所もありましたが、一般の観光客が訪れるには十分だと感じました。
かなり雨の強い時間帯でしたが、それでも営業していますので、訪れる日が雨予報であっても大丈夫だと思います。
全体的な感想ですが、個人的にはやはり微妙な感じがしました。
気に入ったものを購入すれば良いのですが、予備知識がないと、どの商品が良くて、どの商品が割高なのか、さっぱりわかりませんでした。
(基本的にすべて割高なのですが、、)
パリの散策ついでに蚤の市の雰囲気を味わうなら、ヴァンヴの蚤の市は、アクセスも良いですし治安も良い場所です。
ぜひ、お時間のある方は訪れてみてくださいね。
きっと素敵なパリの思い出になると思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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