今回は、パリから日帰りで行ける旅行シリーズ、ドイツ、ケルン(Köln、Cologne)編です。
利用する列車は、ブリュッセル同様、”タリス“、乗車時間は何と3時間半から4時間。
但し、一度でもタリスに乗ったことのある方には、乗車時間が長いだけで、それほど難易度の高くない旅行になると思います。
初めての方でもタリスを利用するのはそれほど難しくないので、ぜひ旅程に余裕のある方はケルン旅行にチャレンジしてみてください。
2023年10月より、”タリス”は、”Eurostar(ユーロスター)”と統合されました。
本文中の”タリス”の部分は”ユーロスター”に置き換えて読んでください。
ケルン観光は大聖堂がメインとなりますが、それ以外にも美術館を始め、見どころが満載です。
また、ケルンの街もコンパクトに作られていますので、現地で交通機関を利用する必要はほとんどないと思います。
治安も比較的良い場所ですので、安心して観光することが出来ます。
なお、ユーロスターの予約に関しては、以下の記事でお得な予約方法をご紹介させて頂いていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
- パリからケルンまで
- ケルン観光
- Cologne Cathedral ケルン大聖堂
- Römisch-Germanisches Museum ローマ・ゲルマン博物館
- Museum Ludwig ルートヴィヒ美術館
- Hohenzollern Bridge ホーエンツォレルン橋
- Cologne City Hall ケルン旧市庁舎
- Farina Duftmuseum 香水博物館
- Galeria Kaufhof Cologne Hohe ガレリア カウフホーフ
- Peek & Cloppenburg ピーク&クロッペンブルク
- Mayersche Buchhandlung
- Globetrotter NEUE HORIZONTE グローブトロッター
- Karstadt Köln カールシュタット・ケルン
- ALDI Süd Supermarket アルディ
- Birkenstock ビルケンシュトック
- REWE Richrath レーヴェ
- Dufthaus 4711
- Café Reichard カフェ ライヒャルト
- Die Maus(ディー・マウス)
- まとめ
パリからケルンまで
それでは早速、パリからケルンまでの旅をご紹介させて頂きます。
まずは、チケット。
昔と違って本当に便利になりました。
プリントアウトすることなく、スマートフォンを見せるだけでOKです。
(現地でインターネット回線を利用されない方は、プリントアウトしておくことをお勧めします。)
行きが約3時間40分、帰りが約3時間30分の長旅です。
行きは北駅を6時に出ないといけないので、かなりの早起きです。
(出発20分前位には北駅に着いておくように心がけましょう)
朝4時半に起きて、5時15分位にホテルを出発。
ホテルから北駅まで少し距離がありますが、バスが走っているわけでもないので徒歩で移動します。
2月の旅行ですので外は真っ暗。
夏に旅行される方は、この時間でも明るいと思いますので景色はかなり変わると思います。
あまりパリに慣れていない方や、治安等が心配な場合はタクシーをお願いするのも良いと思います。
(前の晩にホテルの受付にお願いすれば呼んでおいてくれると思います。)
無事、北駅に到着しました。
さすがにこの時間はあまり人がいません。
但し、治安の良くない地域ですので、十分な注意は必要です。
あまりキョロキョロせずに真っすぐに駅構内に入りましょう。
駅に着いたらまずは電光掲示板をチェックしましょう。
ブリュッセル編でもご紹介しましたが、パリの電車は出発直前にならないと、何番ホームから出発するのか分かりません。
上から2番目の、6時3分発、Koln(ケルン)行きの横に番号が表示されたらそちらに向かってください。
なお、駅にはすでにタリスが停車していると思いますので、およそのホームは察しがつくと思います。
パリ北駅の歴史ある景観も忘れずに、チェックしておきましょう。
写真は入り口を振り返った様子です。
早朝でも出発時刻が近づくと、たくさんの人が集まってきます。
この日は、10番線からの出発。
このあと、一斉にホームへ移動します。
なお、タリスは乗車前に荷物のチェックを行います。
ホームの奥に見える改札のようなところが、セキュリティチェックになります。
(テロ直後はかなり厳しくチェックしていましたが、最近少しルーズになってきています。この日も特に行わずにスルーでした。)
遠くで見ると綺麗な車両ですが、近づくとかなりお疲れの様子。
日本の車両がいかに綺麗で整備されているかわかりますね。
外観とは違い、車内は豪華仕様。
今回は1等車を利用していますので、ゆったりと移動することが出来ます。
出発後、1時間半でベルギー、ブリュッセルに到着。
タリスが停車するのは、BRUXELLES MIDI (ブリュッセル南駅)です。
ここまではあっという間に時間が経ってしまいます。
ブリュッセルに到着するころから空がようやく明るくなってきます。
ブリュッセル南駅を出発すると、しばらく地下を走りますが、地上に出てくると遠くにサン・ミッシェル大聖堂が見えますので、ぜひ見逃さないようにチェックしてくださいね。
見えるのはほんの僅かな間です。
ブリュッセル南駅を出発して再びしばらく走ると次は Liège に到着します。
ワッフルの本場と言われている場所ですので、寄り道したくなりますが、、。
機会があれば訪れてみたい街です。
駅は改装されていて、とても綺麗になっていました。
この時は駅の近くで80年代を振り返るエキスポが行われていて、そのキャンペーンでルービックキューブが飾られていました。
リエージュを出発してさらに走るとようやく長旅の終点、ケルン中央駅に到着します。
ケルン大聖堂から駅を撮影。
駅前は車の乗り入れが出来ないので安心して歩くことが出来ます。
ケルン中央駅の電光掲示板はかなり見にくいです。
駅構内もとても混雑しています。
さらに遠くから撮影したケルン中央駅。
なかなか雰囲気があります。
ケルン中央駅には様々な電車が乗り入れていますので、少し離れて見ると大きな駅だと分かります。
Meister Bock マイスター ボック
ケルン駅に到着したら、まず最初にお勧めしたいのが、”Meister Bock マイスター ボック“。
立ち食いスタンド型のソーセージのお店です。
値段もお手頃でとても美味しいのでぜひ試してくださいね。
Meister Bock マイスター ボックについてはこちらの記事で詳しくご紹介させて頂いています。
ケルン観光
今回観光したスポットはこちら。
ブルーのラインが徒歩移動した道です。
途中で同じ道を戻ったりしていますが、このコースでケルンの見どころは一通り見て周れると思います。
それでは簡単にそれぞれのスポットをご紹介します。
Cologne Cathedral ケルン大聖堂
住所:Domkloster 4, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:06:00~20:00
休業日:なし
入館料:無料
ケルン観光のメインスポット。
”ケルン大聖堂”。
駅を出たら目の前と聞いていましたが、本当にすぐ目の前。
ゴシック様式の大聖堂であり、美しいステンドグラスは見逃せない美しさです。
大聖堂は朝一番に観光することをお勧めします。
曜日にもよりますが、週末の午後になると大変に混雑しますので、遅くとも午前中に観光を終えるようにしましょう。
ケルン大聖堂についての詳細はこちらでご紹介させて頂いております。
Römisch-Germanisches Museum ローマ・ゲルマン博物館
展示場所が以下に変更になっています。
住所:Cäcilienstraße 46, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:10:00 ~ 18:00
定休日:火曜日
住所:Roncalliplatz 4, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:火曜日~日曜日 10:00~17:00
休業日:月曜日
大聖堂の裏側にあります。
ディオニュソスのモザイクが有名です。
今回時間の都合で外観だけですが、評価の分かれる美術館のようです。
時間が余った場合に入場するのがベストのようです。
Museum Ludwig ルートヴィヒ美術館
住所:Heinrich-Böll-Platz, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:火曜日~日曜日 10:00~18:00
休業日:月曜日
入場料:大人11ユーロ
ピカソの作品が多く展示されています。
その他にも現代アートが豊富に展示されているので、興味のある方にはお勧めの美術館です。
しっかり見ると時間がかかりますので、全体的な時間の調整が必要かと思います。
お勧めは観光の最後に立ち寄ると時間の調整がしやすいと思います。
Hohenzollern Bridge ホーエンツォレルン橋
ケルン中央駅の建設に合わせて作られた”ホーエンツォレルン橋”。
愛の架け橋としても有名で、橋にはたくさんの南京錠がかけられていることでも有名です。
撮影したのはライン川沿いにある公園、Wasserspielplatz in der Altstadtからの眺めです。
昔から教科書でよく見た、ライン川を直接見たくて公園まで歩いてきたのですが、公園から眺めるホーエンツォレルン橋の美しい景色に感動です。
また、ホーエンツォレルン橋だけでなく、この場所から眺めるケルン大聖堂も全体が良く見えてとても素敵な景観でした。
ライン川沿いは、さらにその先に行くとラインガルテンという公園になっていて、天気の良い日はのんびりするのにとても良い場所です。
なお、時間と体力に自信のある方は、橋を渡って見るのもお勧めです。
Cologne City Hall ケルン旧市庁舎
ライン川沿いから再び繁華街に戻って行くと、オールドマーケットの中心地、マルクト広場にケルン旧市庁舎が見えてきます。
周囲の少しレトロ感ある建物を見ながら、ゴシック建築のこの建物を眺めると、ケルンの街の歴史を少し感じることが出来ます。
Farina Duftmuseum 香水博物館
住所:Obenmarspforten 21, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:
月曜日~土曜日 10:00~18:00
日曜日 11:00~17:00
休業日:なし(稀に休館日があります)
オールドマーケットを抜けてさらに中心部に向かうと”Farina Duftmuseum(香水博物館)”が見えてきます。
1709年に世界で初めて香水を販売したとされるお店です。
300年間変わらぬ製法で作っている香水も販売されています。
博物館のガイドツアーもあるようですが、事前の予約がベターなようです。
当日でも空いていれば参加出来ます。
香水好きにはたまらないお店ですので、ご興味のある方は立ち寄って見てくださいね。
Galeria Kaufhof Cologne Hohe ガレリア カウフホーフ
住所:Hohe Str. 41-53, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~土曜日 10:00~20:00 (金曜日のみ21:00)
休業日:日曜日
香水博物館からさらに進みます。
中心地に向かいますが、少し外より、ホーエ通り方面へ向かうと、ドイツを代表するデパート、ガレリア カウフホーフ が見えてきます。
写真は裏口、ツェツィリエン通り側からの撮影。
店内は、正直いま一つな感じです。
リモワをはじめとするドイツブランドなどが販売されていますが、売り場自体はあまり魅力を感じませんでした。
ちょっと期待していたのですが、観光客があえて寄るような場所ではなかったです。
Peek & Cloppenburg ピーク&クロッペンブルク
住所:Schildergasse 65 -67, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~土曜日 10:00~20:00
休業日:日曜日
ガレリア カウフホーフを出て、ツェツィリエン通りをさらに進むとガラス張りの特徴的な建物が見えてきます。
この建物がピーク&クロッペンブルク。
ドイツ大手のセレクトアパレルショップです。
洋服はともかく、木材とガラスを組み合わせた建築物は一見の価値があると思います。
ツェツィリエン通りにはトラムが走っています。
通常のケルン観光で利用することはあまりないと思いますが、ご興味のある方は乗ってみてくださいね。
Mayersche Buchhandlung
ツェツィリエン通りをさらに進み、ノイマルクトに入ると特徴的な建物が見えてきます。
アイスクリームが刺さったビルの中にあるドイツの大手本屋さん。
特に本に興味があるわけではないのですが、有料のトイレがありますので、用を足したい方は立ち寄ってみてください。
本屋さん以外にも様々なお店が入っています。
Globetrotter NEUE HORIZONTE グローブトロッター
住所:Richmodstraße 10, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~土曜日 10:00~19:00
休業日:日曜日
ケルンでお勧めのショッピングスポット、”Globetrotter NEUE HORIZONTE”。
高級かばんのグローブトロッターは関係ありません。
ドイツの大手アウトドアショップです。
このお店はケルン観光では欠かせない場所ですのでぜひ立ち寄ってくださいね。
お勧めの秘密はこちらの記事でご紹介しています。
Karstadt Köln カールシュタット・ケルン
住所:Breite Str. 103-135, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~土曜日 10:00~20:00
休業日:日曜日
こちらもカウフホーフ同様、ドイツの大手百貨店、カールシュタット。
建物は近代的になっていますが、やはりドイツの百貨店は魅力がもう一つありません。
特に目新しい物はないと思いますが、お時間のある方は立ち寄って見てください。
ALDI Süd Supermarket アルディ
住所:Richmodstraße 31, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~土曜日 08:00~21:00
休業日:日曜日
ドイツ大手スーパー、”ALDI (アルディ)”。
このお店は店内がそれほど綺麗ではありませんが、商品は驚くほど安く販売されています。
水分補給やちょっとしたおやつを購入するのが良いかも知れません。
Birkenstock ビルケンシュトック
こちらのお店は閉店しています。
住所:Glockengasse 68, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~土曜日 10:00~20:00
休業日:日曜日
履きやすいサンダルが人気のビルケンシュトック。
日本でも多くのファンがいることでも有名です。
こちらは通常の店舗なので格安で購入出来るわけではないですが、直営店ですので雰囲気を味わうには良いかも知れません。
店舗外の自転車置き場にもビルケンシュトックの文字があります。
REWE Richrath レーヴェ
住所:Schwertnergasse 1, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~土曜日 08:00~21:00
休業日:日曜日
こちらもドイツの大手スーパー、”REWE(レーヴェ)“。
先ほどご紹介した “ALDI“に比べてお店はとても綺麗です。
何となくアメリカのオーガニックスーパーを意識して作られたお店です。
お土産を購入するならこちらが最適かもしれません。
Dufthaus 4711
住所:Schwertnergasse 1, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~金曜日 09:30 ~ 18:30 土曜日 09:30 ~ 18:00
休業日:日曜日
こちらも香水で人気のお店、”Dufthaus 4711“。
オーデコロンの元祖と言われている商品を、200年に渡り同じ製法で作り続けていると言われています。
商品自体は街中、もちろん日本でも購入出来ますが、せっかくケルンに来たので本店に立ち寄って見ることをお勧めします。
“Dufthaus 4711“については、こちらで詳しくご紹介させて頂いております。
合わせてご覧になられてください。
Café Reichard カフェ ライヒャルト
住所:Unter Fettenhennen 11, 50667 Köln, ドイツ
営業時間:月曜日~日曜日 08:30~20:00
休業日:なし
ケルンで150年以上の歴史がある”Café Reichard(カフェ ライヒャルト)“。
大聖堂の目の前にあるので、休憩するにはお勧めのカフェレストランです。
お店も結構大き目ですので、多少混雑していてもすぐに入店出来ると思います。
ドイツらしいディスプレイ。
ちょっと騒がしい感じがしますが、、。
商品によってはテイクアウトが可能ですので、天気の良い日は持ち帰って公園等で食べても良いかも知れません。
また、カフェ ライヒャルトはトイレが綺麗なことでも有名です。
日本人からするとそれほどのものでもないと思いますが、ドイツでは珍しいトイレです。
(日本の方が設計したとか、、、)
食事をされる方はぜひ用を足しに行ってみてくださいね。
Die Maus(ディー・マウス)
観光スポットではないのですが、ケルンは写真にある、”Die Maus(ディー・マウス)“も有名です。
この緩い感じがが病みつきになりますが、、、。
ドイツでは誰もが知っているキャラクターですが、ケルン出身のため、街のあちこちで見かけることが出来ます。
Die Maus(ディー・マウス)を探しながら歩くのも街歩きの楽しみの一つです。
まとめ
いかがでしたか?
“ケルン“の街は非常にコンパクトになっているので、とても観光しやすい街でした。
中心地は歩行者専用道路も多く、車が侵入出来ないようになっているので、街歩きには最適です。
美術館を除けば5時間位あると十分に一通りのスポットは見て周れると思います。
行きたい美術館がある方は、時間を調整して最後に見て周るのが良いかも知れません。
但し、土曜日などは大変混雑しますので、時間配分は事前に良く検討された方が良いと思います。
今回ご紹介出来なかった観光スポットや、可愛いお店やおしゃれなお店も沢山ありますので多くの方が楽しめる街だと思います。
ケルン観光を検討されている方にはぜひ訪れてみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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