パリからTGVで、およそ2時間で到着するストラスブール。
その玄関口となるのが、”Gare de Strasbourg(ストラスブール駅)“です。
特徴的なのが、その姿。
ドーム状の建物は他の駅では見られない独特の姿をしています。
もちろんその姿だけでなく、駅としてもパリを除きフランス第2の輸送量を誇っています。
今回はそんなストラスブール駅についてご紹介させて頂きます。
Gare de Strasbourg
基本情報
Gare de Strasbourg ストラスブール駅
住所:20 Place de la Gare, 67000 Strasbourg, フランス
歴史
1841年 Gare de Koenigshoffen(ケーニヒスホーフェン駅)として開業。
但しこの駅は、現在の場所ではなく、中心地から距離があったので、すぐに新しい駅の建設が始まりました。
1846年に古いストラスブール駅(Gare du Marais-Vert)が開業しました。
1883年まで利用され、その後市場として利用されます。
1974年に解体されて、現在はPlace des Hallesというショッピングモールになっています。
1883年には現在の駅である、ストラスブール駅が開業しました。
2006年~2007年にかけてファサードが作られ現在の駅の姿になっています。
(TGVの運行に合わせて改装されています)
外観
ドーム型の形は遠くから見てもかなり存在感があります。
この日の朝はあいにくの雨模様だったので、少しぼんやりとしています。
こちらは夕方に撮影。
天気は回復したので、夕陽に映える駅も見ごたえがあります。
駅前は”Place de la Gare (ガール広場)“になっています。
広場中央には、CTS、トラムの入り口もあります。
但し、ここから入らなくても、ストラスブール駅から直接トラムの駅”Gare Centrale“に向かうことも可能です。
広場から”Grande Île de Strasbourg“方面を見た様子。
高さ制限もあり、夕暮れ時の空と相まって、美しい眺めです。
駅構内
大きなファサードの中には、昔の駅の建物がそのまま残っています。
雨の日も濡れずに移動できるのはとても便利です。
左下が、トラムの入り口になります。
駅の正面全体をファサードで覆いかぶせたのがわかります。
パリの主要駅のように混雑している印象は受けませんでした。
インフォメーションもこのファサード内にあります。
駅の中は昔ながらの風情があります。
ステンドグラスの感じも古い駅を思わせます。
ヨーロッパらしい駅ですね。
吊り下げられた照明も日本ではまずお目にかかることはないと思います。
帰りの際は、時刻表を見て出発ホームを確認してください。
通路を通って目的のホームに上がります。
治安
駅構内の治安は特に問題ありません。
スリ等はいると思いますが、パリほど多くはないと思います。
常識の範囲で身の回りのものに注意を払っておけば大丈夫です。
トイレ
駅構内にトイレは2か所あります。
それぞれ利用料は0.9ユーロとなっています。
案内板に従って歩くとすぐに分かると思います。
コインロッカー
ストラスブール駅には有料のコインロッカーも用意されています。
料金は大きさにもよりますが、5.5ユーロ、7.5ユーロ、9.5ユーロの3種類になっています。
まとめ
フランスはもとより、ヨーロッパの様々な駅に行きましたが、ストラスブール駅は、他のどの駅とも違う様相をしています。
もともとの駅をファサードで覆ってしまうという独創的なアイデアで、利便性はもちろん、まるで宇宙船のような外観を造りあげてしまいました。
遠くから眺めるととても楽しめる形ですが、一つ残念なのは、駅全体を1枚の写真に収めることが出来なかったことです。
ただ、最近のスマートフォンはカメラ性能もかなり上がっているので、次回訪れた際は、ぜひ全体像を映してみたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
パリから日帰りストラスブールへの旅はこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
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