エッフェル塔からほど近いパリ15区。観光の喧騒から少し離れたこの街に、毎朝焼きたての香りで地元の人々を魅了してやまない一軒のパン屋さんがあります。それが、「Le Moulin de la Croix Nivert(ル・ムーラン・ドゥ・ラ・クロワ・ニヴェール)」です。
一見、シックで現代的な佇まいの街のパン屋さんですが、その実力は折り紙付き。2017年のクロワッサンコンクール第2位をはじめ、直近の2025年度コンクールでもバゲット部門でパリTOP10入り、クロワッサン部門でも上位入賞を果たすなど、その勢いは2026年現在も留まるところを知りません。
長年愛される伝統的なレシピと、常に進化を続ける職人の技。派手さはありませんが、一口食べれば「毎日通いたくなる」理由がわかる、15区屈指の実力派ブーランジェリーの魅力を徹底取材しました!
Le Moulin de la Croix Nivert
住所
39 Rue de la Croix Nivert, 75015 Paris, フランス
営業時間
火曜日~土曜日:07:00~20:30
日曜日:07:00~14:00
定休日
月曜日
最寄り駅
Cambronne:6号線
Avenue Émile Zola:10号線
Commerce:8号線
特徴
最新の受賞実績
- 2025年:パリ最高のバゲット・コンクール 第9位
- パリ市内に数千軒あるパン屋の中から、見事TOP10入りを果たしました。これにより、2026年現在も「パリで最も美味しいバゲットが食べられるお店」の一つとして公式に認められています。
- 2025年:パリ最高のクロワッサン・コンクール 第6位
- 2017年の2位、2019年の9位に続き、再び上位に返り咲きました。安定して10位以内をキープし続けるのは、並大抵の技術ではありません。
- 2024年:パリ最高のクロワッサン・コンクール 第3位
- 2024年にも表彰台に登っており、近年のヴィエノワズリー(菓子パン)の充実ぶりは目を見張るものがあります。
オーナーシェフ:ジャン=イヴ・ブリエ(Jean-Yves Boullier)氏
- 職人としてのこだわり: 長年このお店を率いるブリエ氏は、素材の風味を最大限に引き出す「伝統的な製法」に強いこだわりを持っています。
- パティスリーへの情熱: 実はパンだけでなく、パティシエ(菓子職人)としての評価も高く、リンゴのタルトやガレット・デ・ロワなど、フランスの伝統的な焼き菓子においても数々の賞を獲得しています。
外観

外観はとてもシックな感じです。ダークグレー?をベースに白いロゴを使用しています。最初に見たイメージは、現代的なパン屋さんという感じです。近隣に様々なお店があるので時間帯によってはとても賑やかになる場所です。

ウィンドウには、数々の受賞経歴が貼られています。これは2016年に受賞したもの。

こちらは、2011年、2016年。りんごのタルトなど、パティスリーとして非常に評価の高いお店です。

こちらは、2017年クロワッサンコンクール第2位のもの。ちなみに2019年は第9位でした。これだけの賞を獲得しているとなると否が応でも期待が高まります。
店内

店内入り口はスッキリとした印象。道路に面しては横ですが、割と奥深い印象です。

店舗奥にはちょっとしたイートインスペースもあります。エスプレッソマシンが興味をそそります。

訪れた時間が午後だったので、商品はちょっと少なめ。それでも種類は沢山あります。

こういったケーキ類も美味しそうですが、さすがに食べきることは出来ないので、なかなか購入する機会がありません。

クロワッサンを始めとしたパン類は豊富に揃っています。

クロワッサンは1.1ユーロ。(撮影当時)もちろん購入しました。

他のパン屋さんに比べるとパンの種類はやや少ない印象。訪れた時間の影響もあると思いますが。

ベーシックなパンが中心の品ぞろえ。あまり気をてらったパンは作っていない印象です。

マドレーヌは袋詰めで販売されています。気取っていない感じが好印象です。

こちらも購入しましたが、シンプルで飽きの来ない感じでとても美味しかったです。
実食

購入したクロワッサンはこちら。色艶も良い感じ。食感もサクッとして間違いありません。

イメージ的にはちょっと小ぶりな感じがしました。クセがない分、いくらでも食べられそうなクロワッサンです。
評価
全体的な評価は5段階で以下の通りです。
Le Moulin de la Croix Nivert ル・ムーラン・ドゥ・ラ・クロワ・ニヴェール
味:☆☆☆☆★
外観:☆☆☆★★
内観:☆☆☆★★
価格:☆☆☆☆☆
スタッフ:☆☆☆☆★
購入しやすさ:☆☆☆☆★
場所:☆☆★★★
という感じです。
味は全体的にシンプルで美味しいです。特別感はありませんが、普通にどなたでも好んで食べられる感じです。人気のクロワッサンも飽きがこない感じで、ちゃんとしたクロワッサンです。
外観、内観ともに特に特徴があるわけではありません。もちろん、どちらも清潔になっていますので、問題は特にありません。
価格は全体的にお手頃です。パリの中心地の価格に比べれば、どれも割安に感じると思います。
スタッフは、あまり愛想のない感じの女性でしたが、何となく嫌いな感じではなかったです。入店した時は、他のお客さんが誰もいなく掃除をしていたので、我々に気づいてもほぼ無視の状態でしたが、購入の際は手際よく対応してもらえました。
もちろん、最後まで愛想がよかったわけではないのですが、最近あまり出会わなくなった、昔のフランスのパン屋さん感があって、微妙な感じが個人的には良かったです。(かなり個人差があると思います)
商品はそれほど種類も多くなく、見やすいので購入はしやすいと思います。
場所はメトロが3駅徒歩圏にあり、アクセス自体は悪くないのですが、周りに観光地もないので、パン好き以外には少し厳しい場所かもしれません。但し15区には他にもお勧めのパン屋さんがあるので、数件一緒にまとめてパン屋巡りをするには悪くない場所だと思います。
まとめ
「Le Moulin de la Croix Nivert」を訪れて感じるのは、高い技術に裏打ちされた「究極の日常」という贅沢でした。
特に、看板メニューのクロワッサンや、地元客が絶賛する「リンゴのタルト」は、見つけたら迷わず手に取ってほしい逸品です。エッフェル塔観光のついでに少し足を伸ばして、15区の日常に溶け込む「パリで最も誠実なパン」を味わってみませんか?
今回も最後までお読み頂きありがとうございました。パリの最新パン屋ランキングを公開しています。ぜひ合わせてチェックしてくださいね。




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