フランスで最も重要な考古学博物館の一つと言われているのが”ストラスブール考古学博物館“。
先史時代から中世までの、ストラスブールの歴史を知ることが出来ます。
一つ一つの作品を理解するのはかなり難解ですが、順路通りに見て行くと、ストラスブール、アルザス地方の歴史が何となく分かるようになると思います。
それでは早速ご紹介させて頂きます。
Musée archéologique de Strasbourg ストラスブール考古学博物館
基本情報
Musée archéologique de Strasbourg ストラスブール考古学博物館
住所:2 Place du Château, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
月曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
水曜日~金曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
土曜日・日曜日 10:00~18:00
定休日:火曜日
入館料
大人:7.5ユーロ
割引:3.5ユーロ(25歳までの学生、60歳以上の方など)
複数の美術館を見て周る場合は1日券が割安です。
大人:16ユーロ
割引:8ユーロ
(ストラスブールに数日滞在予定の方は、3日間のパスもあります)
所要時間
館内はそれほ広くはありません。
足早に見れば30分以内で見学することが可能です。
考古学にご興味のある方でも、1時間ほどあれば十分かと思います。
(専門的な方は除く)
歴史
博物館は、教授であり、歴史家でもあった、Jean-Daniel Schoepflin(1694-1771)の遺産が始まりと言われています。
1855年に、 Société pour la conservation des monuments historiques d’Alsace(SCMHA アルザス歴史的建造物保存協会)により管理されます。
1870年の普仏戦争時には、コレクションのほとんどが破壊されましたが、アルザス、ドイツの学者たちにより、1896年にロアン宮殿の地下に移設されました。
1909年以降、スイスの考古学者である、Robert Forrer(1866-1947)の尽力により、コレクションが充実します。
1946年に、博物館自体がストラスブール市に寄贈され、より充実した、フランスでも有数の考古学博物館となっています。
外観
外観は”ロアン宮殿“になりますので、見ごたえのある建物です。
正面から入って一番奥、左側に入り口があります。
少し分かりにくい場所になっています。
なお、”装飾美術館“、”ストラスブール美術館“、”考古学博物館“の3つの美術館は同じ入り口になっています。
階段を降りた、地下1階が考古学博物館になっています。
見どころ
最初の部屋は博物館の説明のような部屋です。
どのようにしてコレクションが集められたかなどが書かれています。
アルザス 旧石器時代
アルザス 旧石器時代
アルザス 旧石器時代
Bronze final(最後の青銅器時代)
STÈLE DU LÉGIONNAIRE LARGENNIUS(左側)
Stèle funéraire du soldat Comnisca(右側)
Stèlefunéraired’un cavalieraccompagnéd’un fantassin (中央上段)
Tambour de colonne orné de trophées(中央 背の低い方)
アルザス地方のローマ陶器
通路、一番奥から撮影しています。
MAUSOLÉE FAMILIAL POUR LES VALERIUS RUFUS(ローマ時代)
LIEU DE CULTE DÉDIÉ À MITHRA(ローマ時代)
STÈLE À QUATRE DIEUX(左側 ローマ時代)4つの神の石碑
CASQUE D’APPARAT(ヘルメット 右側)メロヴィング期
まとめ
博物館は比較的空いているので、ゆっくり鑑賞することが出来ます。
時代ごとに変化していく様々な展示物を見ていると、少しだけ歴史のつながりが見えてくるような気がします。
こういった時代を経て、ヨーロッパらしい華やかな時代へと繋がって行くと考えると、やはり訪れて良かったと思います。
ぜひストラスブール観光の際、お時間のある方は、立ち寄ってみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
“パリから日帰りストラスブールの旅”はこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
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