パリで数日荷物を預ける3つの方法 ホテル コインロッカー 預かりサービス

パリで荷物を預ける方法 パリ
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今回は、パリ滞在中にスーツケースなどの荷物を預けたい場合の対処方法についてご紹介させて頂きます。

滞在中に荷物を預けたなくなるシチュエーションとしては、フランスの地方都市や近隣の国へ旅行する場合が考えられます。

出発前と旅行から帰って来たときのホテルが同じ場合は、通常そのホテルに荷物の預かりをお願いするのが最も簡単な方法なのですが、ホテルによってはセキュリティーの関係で預かりを拒否される場合があります。

まさか旅行先に大きなスーツケースを持って行くわけにもいかないので、どこかに預ける必要があります。

フランスに限ったことではありませんが、欧米の国では日本のようにどこにでもコインロッカーがあるわけではありません。

それではどうすれば良いのかと言う問題を解決するのが、これからご紹介させて頂く方法です。

滞在場所により対処方法は変わると思いますので、最適な方法を選択して楽しい旅を過ごしてください。

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ホテルに預ける

ホテルのスーツケース

滞在しているホテルに預ける

先程も記載させて頂きましたが、パリでの滞在中の宿泊場所が同じホテルであれば、数日間留守にすることを伝えて預かってもらうことで問題を解決出来る場合があります。

但しホテルによっては、セキュリティーの関係で、当日以外の荷物の預かりは断られる場合がありますので注意が必要です。

(実際はセキュリティーの問題よりも預かるスペースがないことが理由である場合が多いようです)

当ブログでもご紹介させて頂いているアストテルグループはあまり預かってもらえないようなので、宿泊予定の方はご注意ください。

今回他の記事でご質問頂きました、岡部様も、コーマルティンホテルで断られております。

私もロレットホテルで断られています。

滞在予定のホテルで荷物を預かってもらえるかどうかは事前にメールで必ず確認を取っておいてください。

そして預かってもらえるという返信メールが届いた場合は、必ず現地でスマートフォン等で見せれるようにしておいてください。(出来ればプリントアウトもしておいたほうが良いでしょう)

荷物を預ける時に問題がなければ良いですが、スタッフによって対応が違う場合があります。

急に預かれないと言われた時に慌てないように対応出来るようにしておきましょう。

また、なるべくチェックイン時に、いつからいつまで荷物を預かってもらえる約束をしてあることを伝えて確認しておくこともお勧めします。

もし英語が少しでも話せる方は、荷物を預ける日にいるスタッフが誰なのか確認しておくのも良いと思います。

運良くその場にいれば、出発の朝、スムーズに荷物を預けることが出来ると思います。

滞在中すべての日数を予約する

一泊二日くらいの旅行であれば、滞在期間中のすべての日数を予約してしまうという方法もあります。

特に長期に渡って滞在する場合は、ホテルを予約する際に割引価格が設定されている場合があります。

例えば、トータルで7泊9日の旅行をすると仮定してみます。

パリでは、1泊100ユーロのホテルに宿泊するとします。

途中で1泊2日の旅行に行くと仮定した場合、3泊+3泊などで合計6泊、600ユーロになります。

7泊連続で宿泊する場合は、利用するホテルにもよりますが、ここでは10%のディスカウントがあったとします。

すると合計金額が630ユーロになります。(700€ – 70€(10%))

6泊した場合と比較すると、「30ユーロ」が余計な出費になります。

それでは6泊した場合は、1泊どこかに荷物を預けなくてはなりません。

詳細な料金は後ほどご紹介させて頂きますが、スーツケース一つ、1泊5ユーロ~が相場となります。

1泊2日の旅行だと預ける日数は2日になりますので、最低でも10ユーロはかかります。

預ける荷物が一つであれば、先程の余計な出費の「30ユーロ」から「10ユーロ」引いた「20ユーロ」が得する金額となります。

しかし預けるスーツケースが2つになれば得する金額は「10ユーロ」ほどになってしまいます。

預ける荷物が増えれば増えるほど得する金額は減ってしまいますので、事前に十分な計算をしておくことが重要になります。

また注意しなくてはならないのが、預ける場所が宿泊しているホテルからどれくらいの距離の場所にあるのかということです。

すぐ近くにある場合は良いですが、かなりの距離をスーツケースを持って移動するのはとても大変なことです。

おそらく旅行に出かける時間帯は朝になると思いますので、場所によっては通勤ラッシュ等に出くわす可能性があります。

さらに、一度広げた荷物をすべて片付けなくてはならないという手間もあります。

男性一人の旅行であれば身軽かもしれませんが、女性や子供が同伴している場合は出発日の朝までに荷物を片付けるのはとても大変で手間がかかります。

僅か数十ユーロを節約するために、余計な手間とトラブルを抱えるのは、あまり得策でない場合があります。

実際に滞在予定のすべての期間の宿泊料金と、荷物を預ける場合のトータル金額を様々な角度から、十分に検討する必要があると思います。

ホテルを変更する

滞在予定のホテルで荷物の預かりを断られた場合は、ホテルを変更してしまうのも一つの方法です。

但し、キャンセル不可の予約や、キャンセル料が高額な予約の場合は残念ながら諦めるしかありません。

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駅のロッカーに預ける

Paris Gare de Lyon(パリリヨン駅)コインロッカー

パリの主要な駅にはコインロッカーが設置されています。

宿泊場所によっては必ずしも利用できるわけではないのでご注意ください。

駅のコインロッカーは「Consignes」(荷物預かり所)と表示されていますので、看板をよく見て移動してください。

通常は地下にあります。

Paris Gare de l’Est(パリ東駅)

営業時間

07:30~22:30(休みなし)

料金

  • Petit(小) : 5.50€
  • Moyen(中) : 7.50€
  • Grand (大): 9.50€

24時間を過ぎると5ユーロずつ加算されます。

現金のみの支払いとなります。

場所

地下1階、メトロ乗り場方面、「ポール」のそばにあります。

Paris Gare de Lyon(パリリヨン駅)

営業時間

06:15~22:00(休みなし)

料金

  • Petit(小) : 5.50€
  • Moyen(中) : 7.50€
  • Grand (大): 9.50€

24時間を過ぎると5ユーロずつ加算されます。

現金のみの支払いとなります。

場所


Hall 3、地下1階、ベルシー通り出口側にあります。

Paris Montparnasse(パリ・モンパルナス駅)

営業時間

07:00~22:00(休みなし)

料金

  • Petit(小) : 5.50€
  • Grand (大): 9.50€

24時間を過ぎると5ユーロずつ加算されます。

クレジットカードでの支払いのみになります。

サイズ

Petit(小) : 高さ:433mm、幅:347mm、奥行:824mm
Grand (大): 高さ:908mm、幅:519mm、奥行:824mm

場所


Hall 1、地下2階、タクシー乗り場近く、遺失物預り所側にあります。

Paris Gare du Nord(パリ北駅)

営業時間

06:15~23:15(休みなし)

料金

  • Petit(小) : 5.50€
  • Moyen(中) : 7.50€
  • Grand (大): 9.50€

24時間を過ぎると5ユーロずつ加算されます。

クレジットカード・現金のどちらでも支払いすることが可能です。

場所


地下1階、エスカレーターまたは階段でアクセス出来ます。

 Rue de Maubeuge方面への出口の側です。

Paris Austerlitz(パリ・オステルリッツ駅)

営業時間

07:00~23:00(休みなし)

料金

  • Petit(小) : 5.50€
  • Moyen(中) : 7.50€
  • Grand (大): 9.50€

現金のみの支払いとなります。

場所


1,2番線乗り場の向かいにあります。

その他の詳しい駅の情報や、地方の駅の情報を調べたい方は、以下でご紹介させて頂いているアプリを使うと簡単に調べることが出来ます。

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荷物預かりサービス

パリでは民間の企業が、荷物の預かりサービスを提供しています。

コインロッカーを直接管理している会社もあれば、カフェなどの街中の一般的なお店で荷物を預かるサービスを提供している会社もあります。

ここでは初めてでも比較的安心して利用できるサイトをご紹介させて頂いております。

ここでご紹介している以外にも様々なサイトが同様のサービスを提供していますので、気になる方は色々と調べて見てください。

CITY LOCKER

CITY LOCKER 公式サイトです

CITY LOCKER

フランスの会社が運営しているコインロッカー専門の会社です。

2024年3月の時点でパリに6箇所店舗があります。

場所住所営業時間
Gare du Nord &
Gare de l’Est
9, Rue des 2 Gares,
75010 Paris
 08:00 – 22:00
Châtelet – Les Halles82, Rue des Gravilliers,
75003 Paris
08:00 – 22:00
Saint-Germain-des-Prés6, Rue des Bernardins,
75005 Paris
08:00 – 22:00
Opéra33, Rue Godot de Mauroy,
75009 Paris
08:00 – 22:00
Tour Eiffel29, Rue de l’Exposition
75007 Paris
08:00 – 22:00
Gare de Lyon69, rue de Lyon
75012 Paris
08:00 – 22:00

サイトも日本語表示がなので、安心して利用できると思います。

「1日2€~」という表示がありますが、基本的には「1日12€~」だと思ってください。

当日でも利用すること出来ますが、早めに予約した方が安くなる場合があるようです。

予約が完了するとメールまたはSMSでアクセスコートが送られてきます。

店舗に入る時と、ロッカーを利用する際に必要になりますので、忘れずに控えておきましょう。

ロッカーのサイズは、「48cm x 61cm x 85cm」になります。

ほとんどのスーツケースは入ると思いますが、万が一入らないと大変なことになりますので、事前にしっかりと確認しておきましょう。

Radical Storage

Radical Storage公式サイトです。

Radical Storage

こちらは街中にある、一般的なお店を保管場所としているサービスです。

万が一の保険もあるので、一応安心して利用出来ると思います。

フランスだけでなく、世界中の都市で検索することが出来ます。

荷物1つにつき、「5€」という安さで預かってもらえます。

大きさや重さは関係ありませんので、かなりお得に利用できると思います。

預かり場所により、営業日、営業時間が異なりますので、予約の際はしっかりと確認しておきましょう。

Bounce

Bounce公式サイト

Bounce

こちらも街中にある、一般的なお店を保管場所としているサービスです。

料金は、先程ご紹介した「Radical Storage」と同じですが、一部の店舗によっては、荷物一つあたり「9€」になっています。

利用に関する注意事項は、店舗により営業時間が異なることと休日があるお店もありますので注意してください。

nannybag

nannybag公式サイトです。

nannybag

こちらも街中にある、一般的なお店を保管場所としているサービスです。

料金は「6€」と「1€」高くなっていますが、保険料が含まれていますので、トータルの金額はあまり変わりません。

日本語での表示がありませんので、英語やフランス語が苦手な方は、利用されないほうが良いかもしれません。

サイトの使い勝手は良いので、個人的にはお勧めです。

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まとめ

パリで荷物を預ける際の3つの方法についてご紹介させて頂きました。

  1. ホテルに預ける
  2. 駅に預ける
  3. 荷物預かり所に預ける

どの方法を利用するかは、皆様一人一人の状況によって変わってくると思います。

どれが良くてどれが良くないとは言い切れない部分がありますので、ホテルの場所や料金、利用できる時間などを比較検討して、最適の方法を見つけてください。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

パリ基本情報
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