“ストラスブール近現代美術館“は、観光の中心地である、”Grande Île de Strasbourg“から少し離れた、イル川の少し外側にあります。
地図で見ると観光コースに組み込むのをためらうかもしれませんが、バスやトラムを利用すると、中心地より10分ほどで到着しますので、ぜひ訪れて欲しいと思います。
展示されている作品は、美術館の名前通り、近現代に絞った展示となっています。
誰もが知っているロダンやシスレーから、現在も活躍する最新のアーティストまで展示されているので、どなたでも十分に楽しんで頂けると思います。
それでは早速ご紹介させて頂きます。
ストラスブール 近現代美術館 Musée d’Art Moderne et Contemporain de Strasbourg
Musée d’Art Moderne et Contemporain de Strasbourg ストラスブール 近現代美術館
住所:1 Place Hans-Jean-Arp, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
火曜日~金曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
土曜日・日曜日 10:00~18:00
定休日:月曜日
入場料
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一般価格:7.5ユーロ
割引価格:3.5ユーロ
割引対象者:18歳以下、他に対象者あり
歴史
1960年代に美術館の計画が始まる。
1973年、ロアン宮殿に最初の美術館が開館。
1998年11月、建築家Adrien Fainsilberにより建設された現在の建物にオープン。
1870年頃の印象派の作品から現在に至るまでの絵画や彫刻、写真、その他のアート作品が収集、展示されています。
所要時間
美術館は中規模の大きさです。
下にある館内マップを見て頂くとわかるのですが、通路を挟んで左右に展示室があります。
また、2階にも展示室があるので、足早に見ても1時間は必要だと思います。
ゆっくり鑑賞されたい方は、2時間ほどあれば十分ではないかと思います。
外観
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独特の雰囲気を持つ建物です。
訪問時は、誰かのペイントがされていたので、かなり存在感がありました。
入り口前のスペースにも何かの像が立っています。
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こちらが美術館への入り口です。
かなり性能の悪い自動ドアなので、焦らずに使うようにしてください。
出る人と、入る人が重なると、すぐにドアが開かなくなります。
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モルスハイム通りから来ると、入り口が分かりにくいので注意してください。
館内マップ
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右側にある丸い緑の部分が、先ほどの画像にもある入り口です。
入り口を入ると正面にギフトショップ、左側に受付があります。
ストラスブール観光の1日券を購入されている方は、この受付でチケットを見せると、近現代美術館専用のチケットをもらうことが出来ます。
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真ん中の通路はこんな感じです。
一番奥が入り口になります。
見どころ コレクション
Auguste Rodin (1840-1917)
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Le Penseur (1904)
近代彫刻の父と呼ばれるロダン。
ロダンについては、こちらで詳しくご紹介させて頂いております。
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Félix VALLOTTON (1865-1925)
こちらの作品はGoogleのポリシー違反に該当する可能性があるため掲載を控えさせて頂いております。
Femme nue dormant au bord de l’eau (1921)
スイスの画家で、ナビ派の重要なメンバーの一人です。
現代木版画の発展の重要な人物です。
Pablo PICASSO (1881-1973)
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Femme à la guitare (1924)
スペイン、マラガで生まれ、主な活動はフランスが中心でした。
こちらの作品は、キュピズム時代を代表する作品です。
Heinrich Campendonk (1889-1957)
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Der Wald (1919)
ドイツ、表現主義の画家です。
その他の膨大なコレクションの一部は、こちらで詳しくご紹介させて頂いております。
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まとめ
いかがでしたか。
館内の様子はもう一つお伝え出来ていないと思いますが、実際に訪れて見ると本当に色んな作品が展示されています。
絵画や、彫刻だけでなく、正直何だかよく分からないようなものまでが展示されています。
現代美術の楽しみ方の一つとして、自分では何だかよく分からないものを、色々と調べて、アーティストの意図しているものを探ってみるのもお勧めの方法です。
限られた観光の中で、なかなか時間を割きにくいと思いますが、ぜひストラスブールに訪れた際は、立ち寄って頂きたい観光スポットです。
なお、ストラスブール近現代美術館へ行き方はこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
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今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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