パリからTGVで2時間、フランス北東部に位置する人気の観光都市”ストラスブール“。
長い歴史の中で、色々な国の文化が入り混じっている魅力あふれる街です。
一般的な観光地はイル川の中州であり、世界遺産にも登録されている、”Grande Île de Strasbourg“に集中しています。
この島には、木組みの家が集まる”Petite France地区“や、”大聖堂“、”ロアン宮殿“など様々な歴史的建造物が建ち並びます。
街の大きさの割には観光スポットがコンパクトに集まっているので、初めての方でも十分に楽しめる街となっています。
それでは早速魅力あふれるストラスブールについてご紹介させて頂きます。
- パリからストラスブールまで
- ホテルからパリ東駅まで
- Gare de l’Est パリ東駅
- Gare de Strasbourg ストラスブール駅
- ストラスブール観光
- Best Western Plus Hôtel Monopole Métropole ベスト ウエスタン プラス モノポール メトロポール
- Gare Centrale トラムで移動
- Cathédrale Notre Dame de Strasbourg ストラスブール大聖堂
- Palais Rohan ロアン宮殿
- Musée des Arts décoratifs ストラスブール装飾美術館
- Musée archéologique ストラスブール考古学博物館
- Musée des Beaux-Arts de Strasbourg ストラスブール美術館
- Pont Ste Madeleine 徒歩移動
- Porte de l’Hôpital バス移動
- Musée d’Art Moderne et Contemporain de Strasbourg ストラスブール現代美術館
- Barrage Vauban ヴォーバン・ダム
- Broglie トラム移動
- Rue du Sanglier サングリエ通り
- Au Pain De Mon Grand-père オ・パン・ドゥ・モン・グランペール
- Biscottes Sante ビスコット・サント
- Église Saint-Thomas de Strasbourg サン・トマ教会
- L’atelier 116 ラトリエ116
- MACARONS ET INSPIRATION マカロン・エ・インスピレーション
- Boulangerie Pâtisserie DURRENBERGER STRASBOURG デューレンバーガー
- ストラスブールからパリまで
- ストラスブールのトイレ事情
- 所要時間
- まとめ
パリからストラスブールまで
パリからストラスブールまでは、フランス国鉄が運行する高速鉄道車両、通称”TGV(テジェヴェ)”に乗って行きます。
乗車時間は2時間弱なので、あっという間に到着してしまいます。
ホテルからパリ東駅まで
今回の宿泊先は、”Staycity Appartement hôtel Gare de l’Est(ステイシティ・アパートメントホテル・ガール ドゥ レスト“。
パリ東駅から徒歩5分とかからない場所にあるので、メトロやバスを利用せずに行けるので、行き帰りの予定がとても立てやすいです。
詳しくはこちらをご覧ください。
Gare de l’Est パリ東駅
ストラスブールへのTGVは7時55分発。
乗車時間が2時間ほどと考えると丁度10時ごろの到着となります。
今回はパリからストラスブールへの日帰り旅行のご紹介ですが、実は私は、以前ご紹介したナンシーからそのままストラスブールへ移動して宿泊しました。
パリからストラスブールへの移動方法はナンシーに行くのと同じですので、どちらに行かれる場合も同じようにパリ東駅を利用して移動してください。
Gare de Strasbourg ストラスブール駅
ドーム型の特徴的な駅です。
他の地方都市の駅にはない雰囲気です。
ストラスブール駅についてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
ストラスブール観光
こちらがストラスブール観光で巡った場所になります。
黄色いラインがトラム、パープル系のラインが徒歩、グリーンのラインがバスになります。
観光の順番は以下になります。
ストラスブール駅 ⇒ トラム ⇒ 大聖堂 ⇒ ストラスブール美術館 ⇒ 徒歩 ⇒ バス ⇒ ストラスブール現代美術館 ⇒ トラム ⇒ 徒歩 ⇒ 大聖堂 ⇒ 徒歩 ⇒ ホテル ⇒ ストラスブール駅
徒歩が多いコースになっています。
時間的な余裕もあったので、大聖堂に2度戻ることになりましたが、時間に余裕のない方は、もう少しシンプルに観光することも可能です。
それでは移動順にご紹介させて頂きます。
Best Western Plus Hôtel Monopole Métropole ベスト ウエスタン プラス モノポール メトロポール
先ほども記載させて頂きましたが、今回はナンシー観光の後、直接ストラスブールに向かいました。
そして宿泊したのがこちらのホテル、”Best Western Plus Hôtel Monopole Métropole” ベスト ウエスタン プラス モノポール メトロポールになります。
とにかく素晴らしいホテルでした。
ストラスブールに宿泊される方はぜひこちらをお勧めします。
詳しくはこちらでご紹介させて頂いております。
Gare Centrale トラムで移動
まずは出発点であるストラスブール駅からトラムに乗ってストラスブール大聖堂に向かいます。
ストラスブール駅から直接トラム乗り場に移動することが出来ます。
駅名は”Gare Centrale“になります。
ストラスブール駅から直結しています。
乗り場は地下になります。
トラムというと道路に駅があると思ってしまいますが、”Gare Centrale“は地下に駅があります。
なかなかかっこいいトラムです。
早速乗り込んで、ストラスブール大聖堂を目指します。
車内は広めで、ゆったりしています。
時間帯によっては混雑すると思います。
車内は地図付きの路線図も表示されるので、言葉が分からなくても問題ないと思います。
大聖堂への最寄り駅は、”Langstross/Grand Rue“。
“Gare Centrale“からは3つ目の駅になります。
およそ10分ほどで到着します。
駅を降りて、少しグータンベルグ通りを歩けば、すぐに大聖堂が目に飛び込んできます。
トラムのチケットの購入方法はこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
Cathédrale Notre Dame de Strasbourg ストラスブール大聖堂
1176年に建設が始まり、完成したのが1439年。
間もなく1000年の歴史を迎えようとする大聖堂です。
とにかく圧倒的な存在感ですので、絶対に外せない観光スポットです。
“ストラスブール大聖堂“について詳しくはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
Palais Rohan ロアン宮殿
フランス、バロック建築の傑作と言われている”ロアン宮殿“。
1732年に建設が始まり、完成まで10年の月日を費やし、1742年に完成しました。
現在は3つの美術館が入居しています。
ストラスブール大聖堂の脇にあるので、すぐに分かります。
Musée des Arts décoratifs ストラスブール装飾美術館
住所:2 Place du Château, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
月曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
水曜日~金曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
土曜日・日曜日 10:00~18:00
定休日:火曜日
ロアン宮殿の一番奥に入り口があります。
こちらの入り口から、3つの美術館に通じていますので、それぞれの入り口でチケットを見せるようにしてください。
写真右側が装飾美術館になります。
ストラスブール装飾美術館については、こちらで詳しくご紹介させて頂いております。
Musée archéologique ストラスブール考古学博物館
住所:2 Place du Château, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
月曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
水曜日~金曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
土曜日・日曜日 10:00~18:00
定休日:火曜日
装飾美術館と同じ入り口の地下に”考古学博物館“があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
Musée des Beaux-Arts de Strasbourg ストラスブール美術館
住所:2 Place du Château, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
月曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
水曜日~金曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
土曜日・日曜日 10:00~18:00
定休日:火曜日
階段を上に上がると、”ストラスブール美術館“になります。
こちらで詳しくご紹介させて頂いております。
Pont Ste Madeleine 徒歩移動
ロアン宮殿で、3つの美術館を堪能したら、次は徒歩で移動します。
ロアン宮殿の脇にある、バン=オー=ロズ通りを通って、イル川を渡ります。
“Pont Ste Madeleine(マドレーヌ橋)“から見るイル川の景色は、街並みと調和していて美しい景色です。
高い建物がないのが魅力です。
繁華街や大聖堂から少し歩くだけで、こんな素敵な景色に出会えるのもストラスブールの魅力の一つです。
マドレーヌ橋を渡り、バトリエ通りを川沿いに歩いて行きます。
この通りは少し前まで車の行きかう道路でしたが、現在歩道に改修されたので道幅も広く、とても歩きやくなっています。
暖かい季節はこの辺りでのんびり過ごすのも良さそうです。
こちらはさらに奥へと続くマドレーヌ通り。
古い街並みを感じさせる良い景色です。
そのまま道なりに進み、1ère アルメ通りを右に曲がるとバス停があります。
Porte de l’Hôpital バス移動
1ère アルメ通りにあるバス停が、”Porte de l’Hôpital“。
ここから10番線に乗って、ストラスブール現代美術館を目指します。
行先は、”Gare Centrale via Musée Art Mod./Gallia“。
およそ15分間隔位で運行しています。
1日券等のチケットをお持ちの場合は、バスの中にある赤い部分にチケットをかざしてください。
トラム同様に大き目の液晶案内があります。
どこを走っているのかが一目で分かるので旅行者にはとても嬉しいです。
10番線は環状線になっています。
降車駅は”Musée d’Art Moderne“。
乗車時間は10分位です。
Musée d’Art Moderne et Contemporain de Strasbourg ストラスブール現代美術館
住所:1 Place Hans-Jean-Arp, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
火曜日~金曜日 10:00~13:00 / 14:00~18:00
土曜日・日曜日 10:00~18:00
定休日:月曜日
バス停から現代美術館の入り口まではモルスハイム通りを通って5分ほどの場所にあります。
“ストラスブール現代美術館“についてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
Barrage Vauban ヴォーバン・ダム
1681年から1688年にかけて造られた、防護用の水門です。
イル川の水位を調整することにより、敵を寄せ付けなかったそうです。
夜にライトアップされた景色も美しいので、宿泊予定のある方はぜひ訪れて見てください。
橋は反対側まで通り抜けることも可能です。
体力温存のため、通り抜けはしませんでしたが、ご興味のある方はチャレンジしてみてください。
こちらの写真は、Barrage Vaubanの反対側、プテイット・フランス方面の景色です。
Broglie トラム移動
ストラスブール現代美術館とBarrage Vaubanを見たら、先ほどのバス停方面に戻って、今度はトラムを利用して移動します。
駅は、モルスハイム通り沿いにあります。
他の利用者はいませんでした。
この駅を走るトラムは、B線とF線。
どちらを利用しても、次の目的地、”Broglie“へ向かいます。
今回は先に到着したF線を利用して移動します。
車内はポップな色になっていました。
気のせいか、A線よりはスリムな感じがしました。
およそ10分ほどで、”Broglie“に到着です。
名残惜しいですが、トラムの利用はこれで最後になります。
ストラスブールの街はバスだけでなくトラムも走っているので、移動時間をかなり短縮することが可能です。
Rue du Sanglier サングリエ通り
“Broglie“で降りたら、ドーム通りに向かいます。
最初の角を右に曲がり、タンプル・ヌフ通りへ入ります。
写真の左側が、サングリエ通りになります。
歴史を感じる通りです。
通り自体は1361年に出来たそうです。
人通りもそれほど多くなく、静かに散策出来る通りです。
通りの名前は何度も変更になっていて、現在のサングリエ通りという名前は、1945年から使用されているそうです。
サングリエ通りを抜けると、アルバルド通りに出ますので、右に曲がり、大聖堂方面に向かいます。
Au Pain De Mon Grand-père オ・パン・ドゥ・モン・グランペール
住所:1 Rue des Hallebardes, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
月曜日~土曜日 07:00~19:30
日曜日 07:30~19:00
定休日:なし
大聖堂に最も近くて美味しいパン屋さんがこちら。
アルバルド通りに面したお店はお昼時にかかわらず、いつも混雑しています。
ここでサンドイッチを購入して大聖堂周辺のベンチで食べました。
Au Pain De Mon Grand-pèreについてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
Biscottes Sante ビスコット・サント
住所:18 Rue des Serruriers, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:月曜日~土曜日 07:00~19:00
大聖堂から、メルシエール通りを通り、セリュリエ通りへ向かいます。
しばらく歩くと、左手に”Biscottes Sante“が見えてきます。
こちらのお店は通常のバゲット等もありますが、お勧めはクグロフ。
すべてお店手作り商品で、シンプルですがとても美味しいです。
お土産にも最適です。
“Biscottes Sante“についてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
Église Saint-Thomas de Strasbourg サン・トマ教会
セリュリエ通りをさらに進むと左手に、”サン・トマ教会“が見えてきます。
写真は夜に訪れた時に撮影したものですので、昼間とはまた違った雰囲気があります。
ヨーロッパののライトアップは日本に比べると本当に上手です。
“サン・トマ教会“は非常に古い歴史があり、何と6世紀ごろには礼拝所として使用されていました。
建物の完成は1521年、カトリックからプロテスタントへの信仰の変更などもありましたが、現在も改修を加えその姿をとどめています。
残念ながら中には入れなかったのですが、お時間のある方はぜひ覗いて見てください。
モーツァルトが演奏したと言われるオルガンがあるそうです。
L’atelier 116 ラトリエ116
住所:116 Grand’Rue, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
月曜日~土曜日 07:00~19:00
日曜日 08:00~19:00
サン・トマ教会を過ぎて、そのまま直進するとモネ通りになります。
最初の角を右に曲がり、ブクリエ通りに入り直進すると、グランリュに出ます。
この角にあるお店が、”L’atelier 116“。
いつも沢山のお客様で混み合っています。
“L’atelier 116“についてはこちらで詳しくご紹介させて頂いております。
MACARONS ET INSPIRATION マカロン・エ・インスピレーション
住所:1 Rue de la Vignette, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:
月曜日 13:30~18:30(休みの場合あり)
火曜日~土曜日 10:00~19:00
定休日:日曜日
グランリュを進み、少し細い道のフォセ=デ=タナール通りに向かいます。
(ちょっと分かりにくいので、グーグルマップ等を見ながら進んでください。)
しばらく歩くと左手に小さな広場があり、その奥に”MACARONS ET INSPIRATION“があります。
最初見つけるのに少し戸惑ってしまいましたが、お店の外にカラフルなマカロンの置物がありますので探してみてください。
ストラスブールで一番美味しいマカロンと言われていますので、ぜひ立ち寄って欲しいお店です。
詳しくはこちらでご紹介させて頂いております。
Boulangerie Pâtisserie DURRENBERGER STRASBOURG デューレンバーガー
住所:7 Quai Saint-Jean, 67000 Strasbourg, フランス
営業時間:06:00~20:00
定休日:なし
本店はストラスブールから北へ40kmほどのMertzwillerという場所にあります。
数々の受賞歴のあるお店で、日本人の方も多数修業されているそうです。
特にバゲットは美味しいのでお勧めです。
詳しくはこちらでご紹介させて頂いております。
ストラスブールからパリまで
帰りのTGVは、ストラスブール駅を17:17に出発します。
13号車になるので、画面に表示されているTの所へ向かいます。
空の色が何とも言えません。
ヨーロッパで見る夕暮れ時の空の色は、独特の色合いです。
予約時に値段が変わらなかったので、1等車で帰ります。
パリ東駅にはあっという間に到着してしまいました。
TGVの予約方法については、こちらで詳しくご紹介させて頂いております。
ストラスブールのトイレ事情
ストラスブールもフランスの他の都市と同様に、トイレ事情がよくありません。
今回の観光ルートではほとんどの場所にトイレがあるので困らないと思いますが、いざという時のためにお勧めのトイレが大聖堂のすぐそばにあります。
大聖堂から、ロアン宮殿に向かう途中にありますので、いざという時のために覚えておいてください。
看板もあるのでわかりやすいと思います。
トイレはとても綺麗で、無料で利用することが可能です。
所要時間
ストラスブール駅を10時に出発して、大聖堂、美術館など、メインの観光地を一通り見ることが出来ました。
美術館をメインに考えていたので少し遠回りをしてしまいましたが、それでも帰りの時刻までは十分に余裕を持って行動することが出来ました。
実質、6時間弱の観光ルートとなりました。
遠回りした分を効率よく周れば、5時間以内でも十分に楽しめると思います。
まとめ
いかがでしたか。
実際に訪れてみると想像していたよりもコンパクトに出来ているので、移動のストレスがほとんどなく楽しめることが出来ました。
また、観光スポットだけでなく、街そのものが魅力的なので、歩いているだけでも楽しめたことも大きな要因だと思います。
今回のメインの観光地である”Grande Île de Strasbourg“は、それほど大きくないので、今回ご紹介させて頂いたルートは、その気になれば徒歩でも見て回ることが出来ると思います。
(もちろん、時間の関係や体力的な面を考えると交通機関を利用するのがお勧めですが、、。)
滞在する時間や、観光の目的などに合わせて素敵な観光ルートを考えてみてくださいね。
今回の記事が、皆様の旅の計画の際に少しでもお役に立てれば幸いです。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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